WEBにより激化する価格競争の仕組について思う。おまけ編
- 2015年07月08日
- ホームページ有効活用
さて、今回は“おまけ編”として、出来る限り価格競争に巻き込まれないようにするためにどんな点に気を付ければ良いか簡単ですが考えてみましょう。
もちろん、誰しもがご存知の通り価格競争に巻き込まれない一番の方法は“自社ブランド”を確立して業界の価格基準を決定する側になるコトに他ありません。
ただ、それが出来れば苦労は無いと経営者の皆さまは思われるはずです。
そこで、このブログ記事の中だけでは言葉足りずの話となりますが、上記の図に書いています3つのポイントを例にして考えてみるコトにします。
(1)競合となる企業が同業他社と決めつけない
例えば、うどん屋さんを経営していて近くに大手チェーンが進出してくるとします。
ここでのデメリットは皆さんも思い付かれるでしょうから割愛するとして、もしかしたらメリットとして“潜在顧客の掘り起こし”が成されるかも知れません。
簡単に言えば、うどんを食べなかった層に自然発生的にブームが起こるかも知れないというコトです。
だとすると売り上げが落ちるかもと嘆いているよりも、当店自慢の独自の具の開発や食べ比べフェア等の集客を行うで、逆に売り上げが伸びる可能性もあり、自社で顧客の開拓をしなくて良いチャンスだという考え方も出来ます。
むしろ、大型トラックも駐車できるコンビニ出店の方がお客様の減少に繋がったという事例もあり、何も注意すべき競合は同業他社に限った話では無いという意味がお分かりいただけるコトでしょう。
ん?
ちょっと思ったよりも文章が長くなってますね、では、(2)と(3)はまとめて考えてみます。
まず、簡結論を述べれば売り手の思惑や専門知識を消費者が求めていない場合もあるというコトです。
案外と大切なのは、ターゲット層の“ふわっとした”ニーズにマッチさせる点かも知れません。
では、このポイントを風邪薬を例に考えてみましょう。
消費者にメーカーのこだわりが無ければ、風邪薬についての細かな成分よりも“眠くならない”という点が重要になる方もいれば、“1回分”という数量が決め手になる方もあるはずです。
そう、多くの場合は消費者にとっての自己都合が最優先されています。
極端な話をすれば風邪への効き目より“コラーゲン配合”と目立つように書いた方が、女性への売れ行きは良いかも知れません。
企業様がブランディングを行う上で、過度な“専門家のこだわりは消費者に響かない”と考えられており、基本的には消費者の立場になって購入に至る云々ではなく認知されるために出来る限り多くの方に響くコトが大切なのです。
最後にもう一つ、誰しもダイエットは大変で継続しないといけないと知っています。
しかし、コンビニに1回分(2錠程度)で“今夜の女子会前に忘れずに美ダイエット”なんて可愛らしいイラスト入りのパッケージでレジ前においていたとしたら、皆さんは売れると思いますか・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?
いやはや。。
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