WEBビジネスで成功のためのスマホサイトについて考えてみる。



何も“ホームページ”だけが消費者へアプローチする方法では無い。Web-STYLE(ウェブスタイル)

 スマートフォンによるホームページ閲覧の割合が増えているという話を耳にしますが、そりゃそうでしょう。

 いちいち自宅でパソコンの電源を入れて机の前でインターネットするのは面倒だと感じる方の割合は一定数あるでしょうから、ちょっとした検索ならスマホで済ませてしまうはずです。

 それから、SNSが広く利用されるようになったコトにも影響はあります。

 SNSの書き込みをしていたついでにインターネットをする…この場合、そのまま手に持ったスマホで検索をしていたとしても当然だと言えるのではないでしょうか。

 間違ってはいけないのは“増減”と“移行”は違うという点です。

 例えば、地域にピザ屋が無くて独占状態だったのに“これは儲かる”と後から開業するピザ屋が乱立した場合、元からあった店の売上は落ちたのではなく、消費者の選択が増えたコトで利益が“分散”したと考えられます。

 もしかしたら、後発のお店は“思ったよりも儲からないな”と感じて、その地域のピザのデリバリーサービスというビジネスモデルを荒らすだけ荒らして早々に撤退というコトもあるかも知れません。

 こうなると元からあったお店は完全に被害を被っただけとなりますが、そうならないためにも“選ばれる”ための消費者と繋がる手立ては一つでも多い方が良いという訳です。

 企業側にとってエンドユーザーと繋がる手立てとして今や“スマホサイト”は有効な手段の一つなのです。

 もちろん、WEBビジネスが“スマホサイト”だけで成功するなんてコトはありえませんが、通販でもパソコン操作が分からずスマホでしか買い物の出来ない層が若者の間でも増えているという事実は、スマホサイトをパソコンのサイトとは別の手段として意識しなければならない十分な理由になります。

 そう考えるとレスポンシブWEBデザイン仕様でパソコンとスマートフォンのホームページを一括管理している企業様の割合が伸び悩んでいるという現実も当然なのかも知れません。

 それでもスマホサイトも有効活用するとなると更に費用と手間が掛かってくる訳ですから、パソコンサイトを拡大すれば見れるのでスマホサイトの制作は見送っている、スマホサイトはまだあれば良い程度にしか考えていないという企業様も確かに多いようです。

 ただ、最近ではスマホでは動作しないプログラムや動画の多用でパソコンサイトとスマホサイトの共有もままならなくなってきていると聞きますし、自社サイトの不具合に気付かれていない企業様もあるのではないでしょうか。

 どちらにしても単なる“ホームページ”だと何時までもパソコンサイトとスマホサイトを一括りに考えていては、WEBを活用したビジネスの成功にも限界がくるかも知れないのです・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。

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