アクセス数の少ないホームページの特徴について考えてみる。
- 2015年02月06日
- ホームページ有効活用
■アクセス数の少ない今の状況が適正なのか、集客の力不足なのか、まずはその点を考えてみましょう。
こういったテーマでホームページを検証しているといつも思うのが“アクセス数が少ない≠企業利益に繋がらない”という思い込みが経営者様の間で広まっている点です。
別に、アクセス数が少なくとも経営や企業の利益に貢献できているWEBサイトは数多く存在しています。
逆に言えば“アクセス数を増やす”コトが出来れば、WEBビジネスで成功するという考えも絶対的に正しいという訳ではありません。
アクセス数が少ないという認識もまた人によって違ってくるため、多い少ないでは無く“適正なアクセス数”を集客できているかという考えの方が良いでしょう。
そして、そのためには自社サイトのログ情報から数ヶ月分のアクセス数を調べるコトをお薦めします。
確かに、事業内容や企業規模によって平均的な目安となるアクセス数の指標はあるのですが、そんな情報は今は意識していなくても大丈夫です。
まずは、皆さんが気にしているであろう競合企業のアクセス状況より、自社サイトのアクセス状況が適正かどうか、有効活用できているかどうかを考えた方がWEBビジネスで成功するためには重要なのです。
仮に、現在の自社サイトへの訪問者数が適正であったのなら、その数値が“基本的”に世間から御社に対する“評価”なんだとそのまま認識してもらっても構いません。
ただ、現在のアクセス数が適正であるかどうかを判断にするためは今の訪問者数が本来の自社サイトが持つべきポテンシャルを出し切っているかという点が重要となるのですが、この判断には専門的な知識が無いと難しいと思われます。
また、WEBサイトへの検索や被リンクによる導線の数や企業様の地域密着度といった外的要素の有無も関係してくるでしょう。
今の企業ホームページを有効活用出来ているはずなのにアクセス数が少ないのか、それとも単にサイトにたどり着き難いてアクセス数が少ない状況なのか、そもそもサイトを探している人がいないのか…。
それによって戦略や企画により更なるWEBの活用を行える状況か、何よりもまず適正なアクセス数を集客できるようホームページの中身や導線の改善が急がれる状況か企業様の取り組みは大きく違ってきます。
しかし、弊社の様なWEBサイトの運営サポートを専門的に行っている事業であればアクセスログのサービスが開始された当初からのノウハウの蓄積があり、事業内容や企業規模によって比較すべきデータも持っていますが、企業様自身で現在のアクセス数が適正がどうかを判断するコトは難しいでしょう。
そこで、企業様自身で今のアクセス数が適正かどうか判断する目安として次の点をご参考にしてみて下さい。
なお、下記のポイントは今回のテーマ通り“アクセス数が少ない”WEBサイトの場合を例として考えています。
・日別、週別、月別のアクセス数に特徴が無い
・被リンクの数が少ない
・検索キーワードの8割以上が会社名関連
・営業エリアからのアクセスの割合が大きい
通販や来店誘導といった自社サイト運営の目的や事業内容によって簡単に違ってくる場合があるのですが、上記のポイントは月間の訪問者数が100件にも満たない企業ホームページの特徴の多くに当てはまります。
ちょっとだけ付け加えてご説明しておくと“被リンクの数が少ない”という点は、リンク元となるサイトの数が月別で10サイトを超えるコトがほとんどありません。
では、話を続けて行く前に次の図をご覧ください。
上記の図でも述べていますが都道府県で云うところの営業エリアからのアクセス数については“検索によるサイト訪問”の数が人口密度に比例していくため、アクセス数が多いホームページでは3割を下回っているものです。
もちろん、アクセス数を増やすために広告を使っている場合や会員等の固定のサイト訪問者を持っている場合でその割合は増加するため目安は異なってきます。
逆に考えれば、これら2点を検証するだけでも自社サイトが力を出し切れていない(ポテンシャルを残している)可能性があるかどうかを判断できて、ちょっとした工夫でアクセス数を伸ばせる状況かも知れないのです。
まぁ、実際にサイト診断をしようと思えば専門業者に依頼しなければならないでしょうが、企業様にとって大切な点はアクセス数が多い少ないでは無く“利益”に繋がっているかどうかでしょう。
毎月、アクセス数を伸ばしたいという方と同様に今の自社サイトにおけるアクセス数が“適正”かどうかを調べていて当サイトに訪問される方も多くいらっしゃいますが、アクセス数が少ない状況でも適正かどうかで今後のWEBサイトの運営ポイントは違ってくるのではないかと考えられる方が増えてきているというコトなのかも知れません。
取り敢えずは“アクセス数が少ない=駄目なホームページ”だと決めつけず、今のアクセス状況を正しく知るところから自社サイトの有効活用するための運営の見直しを考えられてはいかがでしょうか・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?
いやはや。。