インターネットに対する個人の危機意識について考えてみる。



WEBは被害に合わないと実感できないではなく、被害に合わない危機意識を待つ!Web-STYLE(ウェブスタイル)

■プライベートでWEBを楽しく活用するためには、目の前にある“危機”を意識して管理するコトが大切なのです。

 “閲覧”しただけでウイルス感染するWEBサイトの存在が広く認知されるようになってはきましたが、それでも無防備にリンク先のページを開く方は多く、世代に寄ってはその割合の大半を占めているそうです。

 事例を見てみると別に“安心(油断)”してWEBサイトの閲覧をしていてウイルスに感染したという訳ではなく、危機感について“意識して(考えて)もいなかった”というケースがほとんどであり、“個人”でもWEBを活用する際にはリスクへの意識を高めなければならない時代なのかも知れません。

 何となく事故や事件は自分とは遠いところにある問題だと考えてしまいがちな日常に似ています。

 不幸にもお使いのパソコンがウイルスに感染していて、個人情報を取られたり、不正に遠隔操作されたり、データを壊されたり…今はネットバンクをご利用の方も多いですから、外部の世界と繋がっているインターネットに対する安全対策は“=財産を守る”コトに直結している状況なのです。

 それだって、まだパソコンが“ウイルス感染した”と気づけたのであればまだ良い方でしょう。

 基本的にネットを悪用する場合は“数多く接触して対象の一部を攻撃する”か“対象者に気づかれないように攻撃する”かが一般的なようです。

 もしかしたら、今ご使用になっているパソコンも単に目立った変化が見られないだけで、もう既に何らかのウイルスに感染させられているかも知れません。

知らない内に被害に合っていたり、加害者に成っていたり…。Web-STYLE(ウェブスタイル)

 また、個人ではセキュリティ対策に掛ける費用を抑える傾向にあるというデータも存在しています。

 この点からもインターネットに対するリスクを十分に理解して活用されている方とそうでない方とに分かれていると予想するコトが出来るでしょう。

 社会に対する“責任の重さ”と加害者となって場合の“被害拡大”いう点から企業に対する問題定義は多く成されていますが、一方の対策だけで物事のデメリットが全て改善されるはずは無く、個人利用によるパソコンやスマホの場合にも“安全”に対する意識と費用の確保が必要そうです。

 ちなみに、インターネットを悪用して個人の財産を狙うような場合にでも人は“効率”を考えています。

 ITニュースでもアダルト関連や不正にアップロードされた動画(画像)の事件が目立っているのも“興味関心”の高く、一定以上の見込みとなる支持層が存在するコンテンツだからです。

 だったら私は関係ないな…そう考えられる方も多いコトでしょう。

 しかし、実際には“怪しく見えないケース”の方が問題であり、既に何か興味を持たれた情報を求めてインターネットを活用していて危険なWEBサイトにアクセスしてしまった後かも知れません。

 実のところ、検索が集中するであろうキーワードの予測はそんなに難しいものでは無いのです。

 異物混入や企業倒産、不祥事や交際ニュース等、月間の検索回数が数十万から数百万を超えるであろうビッグキーワードを見つけるヒントは、日常の事件や事故の中に隠れていて誰にでも見つけられます。

 しかも既存のビジネスでは無いのですから、アクセスが集中しそうなテーマが見つかればほぼ完了です。

 例えば、WEBサイトの中身がウイルスプログラムだけという雑な作りで他は空っぽだったとしても目的はサイト(ウイルスを仕掛けたページ)を開かせるだけなのですから何ら問題はありません。

 では、話を進めて行く前にここで次の図をご覧ください。

迷惑メールに比べてWEBサイトやSNSに対する危機意識は低い。Web-STYLE(ウェブスタイル)

 確かにホームページは公開したばかりの状況だと“検索させるコトは難しい”ので、例え話題性に乗っかったウイルスWEBサイトを制作したとしても被害数は少ないはずだと思われる方もいると思います。

 しかし、最近はSNSの普及により罠(ウイルス)を仕掛けたWEBサイトのアドレスを、興味深いキャッチコピーと一緒に拡散するコトが簡単に出来るというのが被害の拡大に繋がっているのです。

 つまり、ウイルスを仕掛ける場所と人を呼び寄せるための方法は別々に考えれば良い訳で、モラルや犯罪意識が低ければ特別なWEBの専門知識が無くとも簡単に悪さをするコトが出来る時代なんだと言えるかも知れません。

 最終的に大切な点は“セキュリティー技術”ではなく“セキュリティー意識”なんだと思います。

 別に、ここで危機感を煽るという訳ではありませんが、お酒を飲んでいたら決して車を運転しないと同様にWEBについても自身の出来ている“安全管理”や“危機意識”について考えるのも偶には良いのではないでしょうか・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。