ビジネスに繋がるキーワード選びについて考えてみる。
- 2014年09月19日
- ホームページ有効活用
■アクセス数よりも、サイト誘導に繋がっているキーワードが有効なものかチェックするコトが大切なのです。
2014年9月17日に“世界のWEBサイト数か10億件を突破”というITニュースが発信されましたが、正直な感想は“そんな少なかったかな?”というものでした。
…って、よく見るとこれって“WEBサイト”の件数なんですね。
ちょっと勘違いしてました。
基本的に、WEBサイトをビジネスに有効活用させようとした場合、ページ毎に戦略を考えるものですし、Yahoo!やGoogleの一日のオーガニック検索利用回数を考えると10億件なんてのはそんなに驚く数値でもありません。
まぁ、日本は比較的に企業様が所有するWEBサイトが集中する国だと思っていますが、国によって所有されるWEBサイトの数には偏りはあるでしょうし、サイトを一括りとしたビジネス戦略で重要なケースを考えたのなら、有効なのはサテライトサイト(企画・衛星サイト)や期間限定のプロジェクトサイトくらいです。
極端に言えば、企画制作のポイントは“WEBサイト”、運営戦略のポイントは“WEBページ”が基本だと僕は考えています。
ここで注意した頂きたい点は、“ブランド力”だけで集客できているWEBサイトであるならともかく、ビックキーワードやスモールキーワードでの検索によってターゲットを自社サイトへ誘導したいのであれば、ページ毎の方が仕掛けやすいという話なのです。
また、WEBビジネスの中に“ランディングページ”というものがありますが、そもそもランディングページは“最初に繋がるページ”という意味合いであって“広告ページ”という意味ではありません。
ここで“広告”という言葉だけをピックアップして意識するのであれば、企業様にとって“WEBサイト”そのものがランディングページの集合体であって、どのページも一つ一つが企業利益に繋がる広告媒体であるべきなのです。
さて、ここからやっと本題に入りますが“ビジネスに繋がるキーワード”について考えていくコトにしましょう。
ただし、上記の図のように細分化してポイントを述べていくと限がありませんので、今回は単純に“オーガニック検索”をして検索結果から自社サイトへ誘導する手段に絞っていくコトにします。
ここで本当にWEBサイトを有効活用したいと企業様でお考えならば、自社サイトのログデータを見ながら、どんなキーワードがあるのかなでは無く、“どんなキーワードで誘導しようかな”と意識しなければいけません。
そのためには、自社の有効キーワードに何があるのかを知らなければいけないのですが…。
まず、ビジネスに繋がるキーワードですが大きく分類すると次の二つに分けられます。
1)独占ワード
いわゆる、会社名、商品名、サービス名、社員名による検索がこれに当たり、成約率の高いキーワードでもあります。
上記でも“ブランド力”について書きましたが、このグループのキーワードによる検索が多い程、WEBサイトから安定した収益が見込める運営が出来ているはずです。
2)競合ワード
(1)以外の数多くあるキーワードで、同業他社のWEBサイトと競争しながら自社サイトへターゲット層を誘導していくための工夫がページタイトルやスニペットにも必要となります。
また、このグループは更に“ビッグキーワード”と地域名などの補助ワードと組み合わせた“スモールキーワード”に分けられ、これらがロングテール(検索ワードの分布図)で言われるテールの部分を形成している部分です。
このキーワードがWEBサイトへの主な導線となっている場合、ページの出来、不出来で結果は大きく異なります。
さて、ここでもう一つ問題があります。
このグループに属するキーワードは数限りなく無数に存在するため、ニッチで容易に自社の収益に繋がる上質なキーワードもあれば、競争が激しいにも関わらず収益には繋がりにくいキーワードなど様々なものが存在するという点です。
例えば、皆さんが“豆腐”の“通販”を行っていてコンテンツも充実したWEBサイトを運営しているとして、検索ワードがどの場合が収益に繋がると思われますか?
・豆腐 (地域名)
・豆腐 レシピ集
・豆腐 お取り寄せ
・豆腐 専門店
・豆腐 作り方
ただ、これでWEBサイト運営の目的が“来店誘導”だとしたら上記の中から選ばれたキーワードも変わってくるはずです。
ホントはここからもっと詳細に突っ込んでいこうと思っていたのですが、本題に入るまでに時間が掛かってしまいましたし、この続きはいずれ近いうちにまた記事にまとめるというコトで、ひとつ。
どちらにしても、WEBサイトを所有される企業様は“検索されているキーワード”がビジネスに繋がるものなのかどうか、定期的にチェックしなければ競争が日々激化しているWEBビジネスで勝ち残っていくコトは難しいのではないかと僕は考えてしまうのです・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?
いやはや。。