(連載61)迷惑メールとbotによるアクセスの増加に悩む?



猿じゃダメらしい。迷惑メールにログ管理と考えないといけない対策がいっぱい。

■まだ、ビジネスに支障が出ている訳では無いですが…迷惑メールとアクセス解析ツールの対策をどうすべきか悩む。

 さて、当サイトにおいて近々に対策を考えなければならない問題点に次の2つが挙げられます。

 1つはWEBサイトのフォームを介さない“迷惑メール”です。

 以前の記事にも書いたと思いますが、プライベートメールを含めても今まで一度も迷惑メールが届いたコトは無かったのですが、とうとう先月末(2014年8月)から、1日に10通程度の迷惑メールが届くようになってしまいました。

 もちろん、普段からWEBサービスを利用する際には登録専用の別メールを使っていますし、仕事に使っているパソコンにはツールバーを初めとした余計なプログラムのインストールもしていなければ、インターネットの閲覧も限定してしか行っていません。

 そもそも、それ以前に個人用のビジネスメールはクライアント企業様との連絡にしか使って…って、あぁ、そう言えば、各ドメインとサーバーの管理者用の登録だけはしていました。

 登録しているサーバー会社の中には、WPブログ不正アクセス等でITニュースの話題になったところもあるからなぁ、十中八九は原因の目処を付けていたつもりだったんですが、これでまた調べ直さないといけなさそうです。

 弊社でご相談をお受けした中には、1日に1,000件近くの迷惑メールが届いていたというケースもありましたし、今のうちにメールアドレスの変更をすべきかを検討すべきなのでしょうか?

 まぁ、起業時に作成したメールなのですが、9年目になってこういう経験をするコトになろうとは…。

 当サイトの問い合わせフォームから迷惑メールが初めて届いた際には、直ぐにランダムに表示される認証番号を入力しないと送信できなくなるフォームプログラムに変更をして防げたのですが、今度はちょっと大変そうです。

ビジネスである以上、利益に繋がらない数字には意味が無い?Web-STYLE(ウェブスタイル)

 今の時代、一度“迷惑メール”が届くようになれば完全に防ぐコトが出来ないと理解はしていますが、メリットとデメリットを比較する限りメールアドレスを変更するまでの決断は出来ません。

 それは、ちょっと考えるだけでも次のような負荷作業が発生するので面倒に感じるからです。

・名刺を初めとする印刷物の変更

・クライアント企業様及び業務提携先への連絡

・各ドメイン及びサーバーの管理メールの登録変更

 簡単に思い付くコトはこんな感じですが、きっと他にも業務を行う上でいろいろと出てくるんでしょうね。

 なお、弊社に届くようになった迷惑メールにも“ランダム”なアドレスのものとOCNの件以来で定期的に話題になっている“自分のメールアドレス”から送られてくるものとがあります。

 こう分類すると、差出人が自分のメールアドレスの場合だとサーバーでブロックするように設定を行えば良さそうです。

 比較的こんな簡単な対策でも届いている迷惑メールの数を減らせそうなので、ビジネス用の個人メールを変更するかどうかは9月末までは様子を見るコトになるでしょう。

 どちらかと言うと、ウイルスソフトが迷惑メールをフォルダに分類していないコトの方が困っている点かもしれません。

 それから、もう1つの問題点は一部のWEBサイトからのアクセスが急増している点です。

 別に被害が出ているという訳ではありませんが、先月から急増しているアクセス解析ツールによるログデータへの干渉がこれ以上過剰になってくると正しいデータが取れない可能性もあるため、ちょっと気になるといった感じでしょうか。

 弊社では、アクセスログを月毎に集計してレポートにまとめ、訪問時の資料としてお持ちしているのですが、ある状況下の企業ホームページにおいて集客データのトラフィック数(リンク元)が急増しています。

 その中で増加したリファラーの多くが“semalt.com”のアドレスからと重複してしまっているのですが、もしかしたら皆さんの企業ホームページでのログデータでも同じ状況下になっているかも知れません。

 何でもウクライナにあるWEB会社のアクセス解析ツールによるセッションらしいですが…実害は無いとは言え、う~ん。

対策を行うかどうかの判断基準は、業務負荷と収益の比較?Web-STYLE(ウェブスタイル)

 どうでしょう。

 皆様のWEBサイト運営においても同じ状況になっているという方はいらっしゃいましたでしょうか?

 そもそも企業ホームページというビジネスツールは、ビジネスに活用するツールである以上“営業エリア”が存在します。

 WEBビジネスは単にアクセス数が多ければ満足というものでは無いので、企業利益に繋がるターゲット層を設定した上で訪問者の絞り込みするコトを僕は“あり”だと考えています。

 そういった意味からも、今後は海外(それに伴う検索エンジン)からのアクセスが多い企業様にはご説明を行った上で、営業エリアとして成り得ないというのであれば“.htaccess”によるブロック設定も必要かと考えています。

 ただ、ブロックした場合のリスクは無いのか当サイトで検証を行ってからになるでしょうが。

 WEBだから全国への情報発信を行うという杓子定規な活用では今の時代にはそぐわないですし、閉鎖的でも潜在顧客と既存顧客に絞り込んでサイトへ誘導するというモデルもビジネスという視点から考えれば大切だというコトで、ひとつ。

 いやはや。。