(連載59)ステップアップも兼ねてリニューアルを来年する?
- 2014年08月08日
- 猿じゃダメらしい
■WEBビジネスを行う上で、自社サイトをどういう目的でリニューアルするのが良いのか悩んでいるのです。
最近は新規ご契約を検討中の企業様は、問い合わせより先に当サイトをご覧になっている様でブログテーマには気を使います。
いやいや、これから契約しようかと言う企業ホームページをチェックするなんて今や当たり前じゃないかと思われる方も多いでしょうが、実は業種毎に見られる”ホームページの使われ方“には傾向があったりします。
ちなみに、お打ち合わせの前ではなく、ご挨拶にお伺いした後に残された企画や提案の内容とホームページの発信情報を比較されるといったケースも多いのですが、これはWEBビジネスを含めた”企業名“だけを書き換えた”テンプレート提案“が多く出回っているビジネスに共通してみられる特徴かも知れません。
基本的に弊社は、ホームページからの”ご相談”はお受けしておりますが、新規ご契約につきましてはご紹介の無い場合、お受けするかどうかを現在の作業進捗や保守に関するサービスが低下しないか”検討”の上でご返答させて頂いております。
その理由は、WEB上で全て完結するAPPのダウンロードやポータルサイト(カテゴリサービス)登録等と違い、ホームページの制作もWEBサイト運営サポートも対面にて行われるサービスだからという点にあります。
いや、フォームから依頼と資料の入稿が完結して、後に制作された企業ホームページのデータがWEBを介して納品され、代金を振り込んで取引終了ができるサービスを行っているWEB企業様であれば別すも知れません。
ですが、基本的に”対面“にて行われるビジネスモデルの場合、ホームページを通しての結果は見え難く、成功したという手応えを感じられている企業様は少ないコトでしょう。
イメージとしては、”通信販売のWEBサイト”と商品の購入やサービスの利用を促すための”来店誘導のWEBサイト”くらい違うと言った感じだと思います。
そう言えば少し前まで、サイト訪問者の購買意欲を失わないように”3クリック“までに目的のページへ移動できる”ナビゲーション“の優れた企業ホームページが良いと言われていましたが、それと同じでリアルにおけるビジネスでも自社商品の購入やサービスの利用までのステップは少ないに越したコトはありません。
ちなみに、目的のページがあるのなら最初に開くように制作した方がシンプルに良いと思うのですが…。
僕は、企業ホームページというものは画一的なものでは無く”目的“や”業種“、”運営予算の有無“等の様々な条件によって、有効活用するための手立ては異なってくるものだと考えています。
よく”成功するホームページ“を制作しますといったうたい文句を目にしますが、そういったWEB制作企業様はおそらく上記に述べた”依頼企業様”が考えるホームページに期待している効果や収益モデル、ビジネスに役立てるための条件を十分に認識した上でケースバイケースの提案をされているコトでしょう。
例えば、SEOにおいて”ビジネスに繋がるキーワード+地名“で上位表示させますというキャッチフレーズを見かけますが、何も地名とセットで検索エンジン最適化を行う必要はないですし、曖昧な感じで上位表示と言っても1ページ目の8~10番目になるのだったら、2ページ目の1番の方がサイト誘導できているケースも少なくありません。
要は、多くのログやWEBを伴う売り上げのデータを見てきた経験から、営業エリアが無ければ”地域名”を補助ワードとした検索に意味が無かったり、検索で上位表示させたコトが失敗の原因となっているケースもあるという話です。
では、どうしたら良いのか…というのは”ホームページ有効活用”のカテゴリ記事の際に考えるとして、それよりも弊社が属する”WEBサイト運営サポート企業”や”ホームページ制作会社”の運営するホームページでは何をもって”成功”とされているのかの方がちょっと気になります。
そう言えば、制作を依頼したWEB企業から”ブログを毎日書いて下さい”とアドバイスされたのだけど、そのWEB企業様自身がブログの更新が続かずに投げ出していて心配だというご相談を受けたコトもありますね。
やはり、依頼主である企業様は何らかの”確信“をもってサイトを運営して”成功したい“と考えられているのでしょうから、WEB企業として提供するサービスは自社においても検証したり、独自の強みとなるノウハウの蓄積をしたり、”選ばれる“ための特色を持ちたいものです。
では、ここで弊社のリニューアル遍歴についてご覧ください。
さて、ここでもう一度考えてみましょう。
ホントのところ、企業ホームページを通して”運営サポート”や”制作”の依頼はどの程度あるものなのでしょうか?
それを検証するためのリニューアルだってありと言えばありです。
まぁ、”猿ダメ”のカテゴリ記事では問題は投げっぱなしになるコトが多いのですが(笑)、来年にでも弊社ホームページをリニューアルするかどうかを検討している今、少しこれらに関するデータを集めてみるのも良いかも知れません。
そんなこんなで中途半端な感じですが、今回はこの辺にて話をまとめてみるのでした。
いやはや。。