検索から儲かるポータルサイトの探し方を考えてみる。
- 2014年08月01日
- ホームページ有効活用
■ポータルサイト成功の条件である”検索で上位表示される”と”儲かる”は別でそれぞれに手立てが必要なのです。
企業様で運営されるWEBサイトを自社の利益に繋がるキーワードで、Google検索をして上位表示させるためにどうしたら良いのか、いろんなSEOの手立てが企業様や個人様のアチコチからネットを通じて日々発信されています。
それらの情報の真偽については一部の引用だったり根拠がなかったりと不明なものも多く、自社において”検証をする企業“と”鵜呑みにして導入する企業“、SEOの手立てについて有効な情報を入手しても”興味関心を持たない企業“(もしくは、WEBをビジネスに活用するのに消極的な企業)と様々です。
僕自身もSEOについてまとめて記事にするならば、業務の中で見つけた気になる点やパンダアップデート等のアルゴリズムのカスタマイズポイント、今話題となっている”新しいアルゴリズム”等、調べないといけない点は後を絶ちません。
上記に述べたアルゴリズムについては、仮称で”ピジョンアップデート“と名付けられたと某大手のSEO情報サイトで紹介されていましたが、詳細を調べようと検索しても流石にまだ情報を引用された記事の方が多く、仕様の大枠しか見えてこない感じです。
…って、個人的には”ハミングバードアルゴリズム”が好きだったりしますが(笑)。
ただ、検索順位を判断するための各アルゴリズムプログラムは何も”順番の入れ替え”を判別しているだけでは無く、検索しているキーワードによってはホームページの運営目的や仕様によって仕分けもしていて、常に利用者に最適な情報を提供していけるよう改善されていると考えられているようです。
そもそも企業様において無差別にSEOしていく必要は何処まであると言うのでしょうか?
上記の図を見て”よつば”風に言えば、”SEO意味ねぇ~な(笑)”って、感じもしますが別にそんなコトはありません。
意図的にSEOを行っているいないに関わらず検索エンジン側によってキーワードに最適なWEBサイトの順位は決定されているのですから、場合によっては検索結果の上位に表示されても対応しきれない企業様のWEBサイトが、検索結果の一番上になっている可能性も十分に考えられます。
検索上位にしたいという経営者様のお気持ちは察しますが、何千ものアクセスログを見ていると”適材適所“というか企業様の規模や地域密着した評価以上にアクセス数や検索順位の結果が出るというコトは稀です。
企業ホームページの検索順位の結果の方を意識するのではなく、企業様自身の”ブランディング“の方を意識して未来像を見据え、そのためにWEBをどう活用するのかを考えた方がおそらく収益を伸ばすという結果に繋がるでしょう。
もちろん、今回ご紹介した”ピジョンアップデート”についてはここで単に検索してもらうためにどこぞから引用した文章を掲載するなんてつもりは有りません。
しかし、調べていて僕自身が気付くコトがあった際にはブログの記事にまとめるつもりですから、ここは話を本題に戻して先に進めていくコトにしましょう。
ちなみに、この件で僕が改めて感じたコトは”WEBも例外ではなく歴史は繰り返す”という点です。
車や服、ホームページもそうですが、その時代に合わせたデザインの主流は存在します。
それと同じように、ホームページを有効活用するための”運営方法“や”SEO“にも、WEBを取り巻く”環境“、競合企業の増加によるサービスの”発展“や”飽和“により、ホームページの質の優劣を判断する指標の優先順位が決まるようです。
更に、WEBビジネスが”例外”ではない理由として上記で述べた指標にも”流行り廃り”がある上に、これらの手立てはある期間を経て”繰り返し”ながら重要視されたり軽視されたりする傾向まで見受けられます。
もちろん、SEOの手立ての全てが繰り返される訳ではありません。
Googleがより良い検索サービスを提供できるように、訪問者の導線や発信情報の内容やテーマの視差から”WEBサイトの質“を検証すして、必要な指標の”重み”を変えてみたり、”除外”したりを繰り返しながら改善しているのでしょう。
例えば、一時は”被リンク数“が重要視されるあまり、同業のWEBサイトとグループを作ってリンクを貼りあったり、被リンクを増やすための登録作業に力を入れてばかりが、SEOの手立てで逸脱して目立っていました。
まぁ、今ではGoogle社からのアナウンスで”被リンク数”は直接的にはSEOと関係が無いというコトなのですが、”間接的“に考えれば全く結果に影響しない手立てでも無いはずです。
そんな中、検索結果における僕の気になる点に”ポータルサイト“の上位表示、特に”ローカルディレクトリ型“と言われるWEBサイトの存在があります。
まずは、次の図をご覧ください。
では、今から適当な単語で検索してみます。
”歯科医院”、”パン屋”、”巨大迷路”、”パソコン”、”予備校”、”フレンチ”、”映画”、”袴(はかま)”、”家具”、”漫画喫茶”…って、10項目も挙げたのでこれくらいで良いでしょうか。
ちなみに、ここから述べるコトは個人的な意見で”2014年7月末現在“に上記のキーワードで検索してみて考えたコトとなり、それ以上でも以下でもありませんので、その辺をご了承の上でここから先をご覧頂くようお願い致します。
検索結果においては、なるほどSEOの特徴として言われている通り”袴”と”家具”以外の全ての検索結果で、ランキングや全国一覧といったテーマでの”ローカルディレクトリ型ポータルサイト”が上位に表示されているようです。
では、まとめの文章を書く前に簡単ですが気づいた点を挙げてみましょう。
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・飲食業及び通信販売に関する検索においては”食べログ”や”価格.com”が上位表示される。
・”家具”等、漠然とした項目では上位結果にポータルサイトは無いが、テーブル等に絞り込むと出てくる。
・一部では大手企業がひしめき合っているため、広告を出しても上位に出て来ないキーワードがある。
・大手ポータルサイトが関係しないキーワードでも一般企業やWEB企業による企画ポータルサイトが多数存在する。
・それでもまだポータルサイトの参入が無く、ビジネスに有効だと思われるキーワードも多く存在する。
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上記のポイントを抑えれば、制作しても既存のポータルサイトに勝てそうにないキーワード、広告や運営予算が大きく必要になるキーワード、まだポータルサイトに手が付けられていないキーワードが見えてくるはずです。
僕自身も”儲かるポータルサイトを作りたい“と言うご相談をお受けする機会が多いのですが、まず上記の図のように企画や制作の段階で”収益“が見込めるかどうか、その可能性を判断をしてからご意見させて頂いています。
どうですか、参考になりましたでしょうか?
今回はポータルサイトを制作する上で狙い目となる”テーマ“の見つけ方について、”さわり”を簡単に述べさせて頂きました。
出来れば近いうちにポータルサイトの制作や運営のポイントについてもまとめて記事にしたいものですが、まぁ、いつになるコトやら・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?
いやはや。。