WEBでの自社商品やサービスのアピールについて考えてみる。
- 2014年02月18日
- ホームページ有効活用
■興味関心を持ってもらうためには、しっかりと見ごたえのあるイメージし易い情報が不可欠なのです。
企業ホームページにとって、自社商品やサービスの良さを表現するのっていうのは結構難しい問題です。
嘘っぽかったり、過剰な表現だったり、ミスリードと言った先入観を与える表現だったり…もちろん、ホントにそうなのか過大な表現なのかは誰も分かりませんし、逆に売り上げを伸ばすためなら意図的に誤解を生じるような表現をも厭わないという考えの企業様があるのも事実です。
実際に、商品やサービスに触れるエンドユーザーの思いも千差万別で、適正価格だと納得が出来れば上記で述べた購入に至る“きっかけ”なんて大きな問題ではないのかも知れません。
もちろん、これらは常識の範囲で、且つ、法令順守というルールの上での話です。
しかし、本物の素材を楽しめる厳選された高価な料理であっても、化学調味料に慣れた方が食すれば、値段が高価過ぎるというクレームに発展する場合だってあるようです。
全ての事柄には相性やターゲット層、興味関心、趣味趣向…いろんな要素が影響しています。
そう考えると商品やサービスも、エンドユーザーの方とは一期一会であり、どんな商品であっても満足する場合はするし、しない場合はしないという“めぐり合わせ”が大きな問題だと言えるのでしょう。
確かに、インターネットの世界ではまだまだモラルハザードを起こしても“先にやったもの勝ち”という風潮も一部であります。
ただ、そういった業界は長く続くはずはなく、また何をやっても良いというはずもなく、ビジネスが競争だとはいえ、WEBにも早く“正しい競争の仕組み”が出来上がって欲しいものです…って、リアルでは十分にそれが整っていると言い切れませんが。
さて、ではそういった企業様と潜在顧客となりえるエンドユーザー様との出逢いはどうすれば良いのでしょうか?
考えるにポイントは、お客様と“企業”、お客様と“自社商品やサービス”といった2つの出会いのようです。
WEBサイトの運営に置き換えれば“ホームページへの到達”と“サイト内の商品やサービスの利用”と言ったところでしょう。
ここでホームページへの導線について話し出すと“SEO”や“被リンク”と言った話に発展してしまいますので、この辺りの話は別の機会にまとめるとして、2つめの“商品やサービス”についての方を今回は考えるコトにします。
…とは言え、リアルと違ってインターネットの世界は同業者が並んで商店街を作っているようなもの。
競合の企業様によるWEBサイトが全くないなんてコトは無いもので、必ず“比較”、“吟味”されるもので、企業ブランディングしてファンを集めていかない限り、ビジネスに繋がらなかったり、浮気をされたりなんてコトはしょっちゅうだと考えれる企業様も多いコトでしょう。
結局、そんな時にWEBサイトに求められるものは“アピール力”で、同時にそれは潜在顧客の方に“イメージさせる力”だと言えそうです。
例えば、いつの間にか日本でも“ミネラルウオーター”等の水を購入する文化が広がってきました…水道の水を安全に飲める数少ない国だとアピールしているにも関わらずです。
おそらくココには“お金を支払っても買う価値がある”という意識が顧客側にはあるはずです。
健康や安全そして味…それぞれの水を購入する理由はいろいろと考えられますが、個人的な味覚の好みによる味以外は、どこまで根拠を理解してのコトかはまちまちで判断がつきません。
もしかしたら“習慣”と“雰囲気”かもしれませんが、それだって立派な理由です。
さて、ここでこの業種に携わる企業様のホームページにおいて弊社の水は“生け花が長持ちします。”と表記していたらどうでしょう?
もしかしたら“生け花が長持ち=動物にも良い=健康に良い”と表記していないコトを顧客様側で連想してくださるかも知れません…逆に、何を根拠にそんなコトを書いているんだと疑問を覚える方がいるとも考えられます。
そこで、単に弊社の水が生け花を長持ちさせるではなく、栄養剤を入れたものと真水、水道水を比較してこれだけ栄養剤を入れた水に近く長持ちさせたとか、“イメージし易い”アピール方法で表現すればサイトの訪問者も興味を持ちやすくなります。
この場合のポイントは次の様なところでしょうか。
・上記の4つの水を放置して変化を検証しました。
・日本の水道水は直接のめるくらい安全というが、それ以上に長持ちする水です。
・だから安全であり、植物にも良かったのだから人にも良いと思いませんか。
潜在顧客には、視覚的にも想像できて分かりやすくアピールするコトが大切なはずです。
上記の方法が正しいとは言いませんが、ホームページと言うものは動画の配信や音を出したり、アニメーションさせたりと言った演出効果を高める手立てには事欠かないものですのでお客様に“選ばれるため”には、独自性をただ表現するのではなく、イメージし易い伝達方法なんか考えてみるのも良いかも知れません。
そう考えると昔はテンプレートのデザインで、5ページ程の同じサイト構成なのに結果が出せていた発展途上の時期は良い時代だったんだなぁと改めて感じますね。
ただ、どんなに上手な表現でも飲食店から漂う美味しそうな香りや賑やかな笑い声といった雰囲気には敵わない気もしますが(笑)・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?
いやはや。。