ホームページへのSNS導入のデメリットについて考えてみる。
- 2013年12月04日
- ホームページ有効活用
■もちろんメリットもありますが、同時にテーマに取り上げるととても記事がまとまらないもので今回は割愛なのです(笑)。
LINE障害で“auサポート”にクレームを入れる人たちという記事が記憶に新しい僕なのですが、ネットに長けた方の記事では概ね“それはおかしい”というのが共通の意見になっているようです。
・・・とは言え、これらのクレームが妥当であろうと言いがかりであろうと“リスクヘッジ”という点から考えれば、“企業イメージ”を守るというコトを優先させねばならず、そういった点から考えるならば、もっと慎重に対応すべきだったのかも知れません。
しかし、対象となる顧客数が多くなれば多くなるほど危機回避は難しくなるというのもまた事実なのです。
ともあれ、この話は今日のテーマから反れてしまうので別の機会にまとめるとして、この事例から得られる教訓は“矛先が正しくない理不尽なクレームは起こりえる”というコトでしょうか。
もちろん、この件に限らず事象にのっかってくる不届きな者もあるでしょうし、実際に起こるか分からない事柄にも万全を期している企業様も多いコトでしょう。
ただ、これを自社のビジネスだったらと話を置き換えてみるとどうでしょうか。
いや、そんな大きな規模でビジネスを行っていないから・・・そう思われる方もあるかも知れませんが、案外と身近な問題だったりするもので、特にWEB業界では珍しい話ではありません。
例えば、ホームページに掲載している商品やサービスのメニューや価格が間違っていたとしても、消費者となるエンドユーザーはWEBサイトの制作ではなく運営企業へ改善や対処を求めるものです。
また、最近では個人情報が取得しにくいため新規顧客の集客手段としてSNSを導入する企業が増えてきました。
中には“流行しているから導入した”という企業様も少なくないと聞きますが、活用どころか運営すら出来ていない、“いいね”など一連のGoodボタンのクリック数が“0”等、企業イメージを損ねてしまう導入もあるようです。
一般的にSNSを導入するコトで簡単に新規ターゲット層と繋がるというイメージばかりが先行していますが、有効活用するためには拡散したくなる有益な情報の発信や企業ブランディング等も同時にしていかなければならず、ブログやSNSはホームページの運営以上に手間をかけなければならない点を決して忘れてはいけません。
仮にSNSを導入して有効的に使えていたとしても“他社のシステムを借りている”という状況なのです。
システムを借りているというコトは、カスタマイズや仕様が自社の思い通りにならないというコトでもあり、“サービス提供企業の都合に左右される”というデメリットも同時に孕んでいるという状況でもあります。
かつてシステムをリースするタイプの“買い物カゴ”を導入していてメンテナンスやサービス終了で業務に支障が出たという話もありましたが、それが昔の話かと言うとそうでもなく、“コンビニ決算”や“スマホ対応”等、企業側で導入したい時期に出来なかったりするコトも少なくないと言います。
ただ、自社開発してもWEBの発展と共に対応させるためのカスタマイズは必要ですし、場合によっては無駄になってしまうコトもあるので、どちらが正しいという答えは無く企業判断となる訳ですが、それはまた別の機会に考えて見ましょう。
同様に、これがもし導入したSNSの話で突然にサービスが終了となったとしたらどうでしょうか。
もしかしたら今まで集めた個人情報が無駄になったり、代替となる集客の手立てが直ぐに見つからなかったりするかも知れません。別に、これらが“SNSの導入はデメリットばかり”という話ではないので勘違いされぬようお願いします。
ビジネスを行う上で、総合的に考えなければならないのは“企業の存続”であり“企業の成長”です。
ホームページ運営というものは、そのための一つの手立てであり、SNSの導入は更にそのサイトを活用するためのものでしかありません。
つまり、企業全体の売上や利益貢献を一つの手立てだけに依存するのにはデメリットが伴うという話なのです。
同じサービスであっても、そのサービスを利用している世代によってズレがあり常識が異なるもので、特にSNSは活用の方法も利用率や依存率も大きく違ってきます。
有効活用についても、いかずれまた記事にしたいと思いますが、何にしても“楽”で“儲かって”、メリットばかりの手立てなんて無いものなのです・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?
いやはや。。