最近見かける国内外でのITニュースについて考えさせられる。



まず、ITニュースにアンテナを張るところから始める。Web-STYLE(ウェブスタイル)

■そもそも、有効活用どころか数多くあるITニュースの中から企業に関係する情報を見つけるコトすら難しい。

 最近のITニュースを見ていると国内外を問わずWEBについての認識というか常識だと思っていたコトを改めなければならないような、ホントかどうか考えてしまうようなものを多く目にするようになりました。

 例えば、ロシアのITニュースで記憶に新しいものに“輸入したアイロンに無線LAN経由でスパム攻撃をするチップが見つかった”というものがありますが、ありえない話ではありません。

 まぁ、この件に限っての真偽のほどは追って出される記事を待たれますが、“遠隔操作”や“ハッキング”、“クラッキング”という行為がメールなどWEBを通して行われるという先入観は捨てなければならない時代になったと言えそうです。

 パソコンやスマートフォン内の個人情報を常時ネットに繋がっているコトを利用して、ソフトやアプリで抜き取っていたというITニュースはよく見ますが、最近では出荷されたパソコンやスマートフォンの本体からチップという形で抜き取っていたという同様のニュースも目にします。

 もちろん、これらのITニュースが海外のものであったとしても、記事を目にされた経験があるのであれば、これが一部の地域だけに限られているはずがないと考えられるのは一般的な判断だと言えるでしょう。

 また、米国国家安全保障局がYahooやGoogleのリアルタイム通信を監視していたというニュースも記憶に新しいと思います。

 しかし、諸外国に同様の機関は数多く存在していますし、今後は国家の名のもとに行うというアナウンスがあるかも知れませんが、問題はこれが個人や一企業においても可能かも知れないという点です。

 偽装問題がニュースになったように企業情報を取り扱っている企業がどの程度のビジネスモラルの中でサービスを提供しているのか問われる時代がそばまで来ているのかも知れません。

 基本的にはネット端末やクラウドサービスにアップした情報、ネットサービスを利用したデータは、突然思いもよらない形で消失したり、漏えいしたりするものとして、精査したり選択したりしなければならないものなのでしょう。

 今はまだ、WEBは法の整備だけでなく、サービスを提供する側も利用する側も試行錯誤している状況と言えます。

 そう言えば、10月末に“Gmailの障害が発生”というニュースがありましたが、企業のメールが全てGmailに統一されていて、この様なニュースを知らずにこのタイミングで重要なやり取りをしていたとしたら・・・考えるだけで怖いです。

 世界規模で国際基準が整うのには時間がかかるのでしょうが、今や個人情報を自身で守るのと同じくらい、企業の利益の機会、リスクの回避のためにも自身で情報を得て判断するコトが大切なんだと思います。

 もしかしたら、“情強”や“情弱”という単語も一般的なビジネス用語になりつつあるのでしょうか。

 他にも気になるITに関するニュースは数多くあるのですが、上記の内容と同様に具体的なものは当ブログにおいては述べませんのでこれを機会に何かしらITニュースにアンテナを張っていただけたら良いですね。

 ただ、僕自身が毎日時間をかけても限がないくらいなので、いきなり全てをチェックと意気込むのは難しいかも知れません。

 ホームページを運営する企業様に限って有益なITニュースを優先して見るポイントを考えるならば、“新しいサービス”についてのものと“企業の不利益になりそうな障害”等に関するものがこれに当たります。

 各企業様における業種業態は様々ですが、ビジネスの基本に返るのであれば“利益(不利益)”の情報を社内外を問わずどう得るのかが大切だという訳です。

 そういった意味では、WEB運営サポートをビジネスにする企業の責任は益々大きなものとなっていきそうですし、ITコンサルタントとも棲み分けがされ認知される機会は増えてくるでしょう。

 先見の目があるというのは、逆に言えば正しくとも“理解を得られない”かも知れないというコトにもなります。

 今までもリスクヘッジとして提案をしても相手にされる問題が起こってから、企業様側から同じものを逆提案されたり、何で言ってくれなかったのかと企業間トラブルになったという事例は数多くあるものです。

 大手総研会社や広告代理店であれば所見でも信用してもらえるものが、新規で繋がりを持つWEB企業の提案では必ずしも受け入れられるとは限らないというコトなのでしょう。

 弊社の場合、この問題を“ご紹介”により新規企業様とのご契約するというコトで、ある程度はクリアしていますが、やはりパートナー企業として信頼関係を築いていかなければならないという点は、WEBビジネスにおいても同じなんだと言えそうです。

 どちらにしても“情報を制するものがビジネスを制する”とは益々言われていく時代に向かっていくのだと思うのですが、皆さんはいかがお考えでしょうか・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。