2013年10月26日の戯言(礼を以て接するのはビジネスも同じです。)



人への礼儀は、ちょうどよい程度が望ましいというたとえ。

 ホームページ制作のために掲載する資料を企業様にご準備いただくのですが、資料の準備に時間がかかる企業様、言葉での説明や手書きのメモばかりで打ち込みが必要な企業様、抽象的なイメージだけの企業様、専門的過ぎて補足説明が必要な企業様など、スムーズに制作に入っていけないケースも案外と在るようです。

 今やホームページは有れば良いという時代から、企業利益への貢献に繋がり何らかの結果を出さないといけないと言われている現在へ変化しています。

 ですが、企業様自身で強みや魅力を出すための努力を怠っていて良いはずはありません。

 しかもディレクションには費用を掛けずに、企業様で資料を集めて組み立てだけを業者に丸投げという状況で制作したホームページでは制作者の技量に左右される場合も多く、考えられる限り成功する可能性を高められるはずはありません。

 今や、企業ホームページは依頼主である企業様を巻き込んで複数人のチームで制作するのが良いと考えられてます。

 特に、WEB企業によるディレクションのサービスは公開までのスケジュール調整だけでなく、企業様の希望される目的を達成するために提案し、構成やデザインを数か月かけ改善してまとめながら制作に携わるものです。

 もちろん、時間を掛ければ良いものが出来るという意味の話ではありませんが、“結果が出ちゃった”という奇跡でも起きない限り、業者から言われたままにさっと集めた資料で制作したホームページには、きっとまだ改善の余地は残っているコトでしょう。

 中にはホームページ制作に、企業様の提供されるままの文章や挿絵、画像を使用しないといけない場合もあります。

 確かに、海外向けページに掲載する文章など専門用語がある場合にはこの方が良いはずです。別途に費用を掛けて業者任せにしても専門的な単語には確認が必要ですので、必ず二度手間にはなってしまいます。

 どちらにしても海外へ事業を拡大する場合には、企業様の社内体制を整える意味からも対象となる外国語の理解可能な体制を作っておかなければ、業者の納品した文面のニュアンスが違っていても気づかず、万一、問題が起こった際には企業間のトラブルに発展しかねません。

 また、提出された資料の変更が可能な場合は、WEB企業により品質の差が大きく出てしまうと言われています。

 説明の過剰な場合は伝えたいポイントがぼやけてしまい、要所要所にへの主語がなければ正しく情報が伝わらず、キャッチコピーや挿絵、画像がなければイメージが沸かない。

 企業の責任を明確にするために紙ベースによる資料は受けない、誤字脱字もそのままに掲載するWEB企業もありますが、近年では企業の独自性を出したり、造語によりネットの導線が目的だったりする場合もあり、これも一概に間違ったサービスだとは言えなくなってきました。

 良かれと思った修正もトラブルに繋がるのでは、言われたままに契約したものだけを機械的に行う方が安全です。

 ただ、この判断でも大手企業様、行政、個人事業主様と全てにおいて適応出来るはずもなく、ケースバイケースで対処していかないと結局はホームページの制作に関するトラブルになってしまうコトでしょう。

 ホームページは企業イメージや自社のサービス、商品の良さをアピールするツールなのですが、同業他社の情報が簡単に見つけられ、その数が飽和している今、先日のテーマである画像の大きさ、伝えるべき文面、コンテンツやサイト構成など考えれば考える程“ちょうど良い”状況を維持するのに悩まれるかも知れません。

 何しろホームページとは本来、人に向けて情報を発信するものなのですから・・・。

 いやはや。。

 ちなみに、今回が450記事目でやはり年末年始に500記事めとなりそうですね。そうそう年末年始と言えば、そろそろ年賀状の準備に入らないといけない季節なんだなぁと思ったり、思わなかったり。