2013年10月5日の戯言(むしろ企業では来年の話をしていこう。)



これからどうなっていくか、今から分かるはずがないというたとえ。

 来年のコトを話すと鬼が笑う・・・だとしても、今より企業を成長させ繁栄させていきたいのであれば、ビジネスにおける長期短期それぞれを問わず経営計画を立てない訳にはいきません。

 もちろん、言われなくとも来年度の予算や事業展開を考えず、行き当たりばったりに日々を過ごしている企業様はほとんど皆無でしょう。

 まぁ、一部ではそうでない企業様があるかも知れませんが・・・年度の下期入口となる10月という時期であれば、むしろ話していない方が経営陣として失笑されてしまいそうです。

 この“ことわざ”において、来年の話をするという行為は“先のコトは分かるはずもない”という例えの様ですが、昔の日本における人々の気質がよく現れているように感じます。

 そう言えば、“宵越しの金は持たぬ”なんて言葉もあり、その時々を楽しんで生きている様子は、国際化における競争力を持たねばならない現在の人々から見れば“羨ましく”感じられるはず・・・なのですが、成功を収めたIT企業の一部では一攫千金で今もそんなイメージみたいです。

 そうそう最近では“企業のリスクヘッジ”が、・・・いや、ホントに“ようやく”ですが見直されてきています。

 もちろん、“リスクヘッジ”に予算取りをせず、何か起こってから対処を考えるといった企業様もまだまだ多いと言いますが、どちらにしろ増加傾向にあるコトは良い状況です。

 WEB運営サポートなんて、まさに“来年の話”をビジネスにしている訳ですから。

 当然、来年のコトは推測するしか無いのですが、Googleに関する情報だけを見ても“SSL検索”や“ハミングバードアルゴリズム”等、SEOが今ほどの意味を成さなくなる時代がそこまで着ているように感じられ、真剣に“考え”なければ、ビジネスチャンスを逃したり、収益を減らしたりしてしまいそうです。

 “うちのホームページ”については何も変わっていないと感じる企業様も多いかも知れませんが、子どもの成長や家族のダイエットのように、直接的に毎日触れている場合と、たまに触れる場合では印象は異なります。

 弊社のような仕事をしていれば、昨年比はもちろん年毎のアクセスログを初めとする各データの変化もみますので、数年を経て、印象には残らないのに激変しているITを取り巻く変化には正直考えさせられるものです。

 変化の大きい年や小さい年、それらは条件により様々ですが、とりあえず笑いたいものには“笑わせとけ笑わせとけ”・・・んで、推測が的中して成功を収めたときは逆に笑いましょう。

 ただ、このことわざの場合の“鬼の笑い”というのは、来年死んでいるとも知らず、来年の希望を話している状況や姿を見て失笑しているって話らしいんですよね。

 まぁ、これがホントかどうかは敢えて調べませんが、あくまでもビジネスにおいては企業の成長と同じくらいにリスクを回避する能力が必要な時代なのです・・・と言うコトで、ひとつ。

 いやはや。。