ストーリー性とホームページの歩き方について考えてみる。



ホームページは戦術であり、ただ制作すれば良いというものではない。Web-STYLE(ウェブスタイル) 

■訪問者のホームページの動向を意図的に促せるのであれば、有効活用も何となく出来そうなのです。

 さて、今日は睡眠不足で、遠方での打ち合わせ、加えてストック無しの状況なので、簡潔に要点だけをまとめた記事に出来たら良いなぁ・・・と思いつつ、見切り発車で書き進めています(笑)。

 早速ですが、コンビニでは来店者が店内を見て回る傾向を考えて商品の配置を考えているそうです。同様に企業ホームページにおいても、この点を考慮できるのであれば色んな仕掛けが可能となります。

 いわゆるサイト内における“導線”のコトですね。

 この導線というものは、ホームページの有効活用を行う上で、よく話題にされる“ストーリー性”と並び訪問者のページ移動を促して購買意欲が高まっていくように誘導をしていくための手立てです。

 もちろん意図的に出来るのであれば、購入率(コンバージョンレート)を伸ばすコトに役立たせられます。

 そもそも、サイト構成やホームページの全体像を理解しているのは、所有されている企業様制作しているWEB会社くらいだと思われ、それ以外にも考えられるのであれば次の2つのケースくらいでしょう。

・ホームページの問題点チェックを行うWEB企業やITセミナーを行うコンサルタント

・企業に問題が発生して調べられてる場合とサイトを模倣するために情報を検証されている場合

 上記の様に“意図的”な思惑でもない限り、ホームページは必要な情報だけを拾い読みされるものであり、それを理解しないままにビジネスにホームページを活用できていない企業様が多く存在しています。

 部分的に拾い読みしたときに“主語”が省略されているなんてのは序の口で、ストーリー性を重視していると言えば聞こえが良いですが、キャッチコピーなどを使用せず、“どこにどんな情報があるか分かり難いWEBサイト”も実に多いものです。

 キャッチコピーや小見出しは、サイト訪問者の道しるべであり、これを有効活用していないサイトでストーリー性は成り立ちません・・・って、そこまで説明をしながら提案しているWEB企業も少ないかも知れませんね。

 むしろ、サイト内での移動・・・つまり“導線”において、考えないといけないポイントは、そのページ移動を促す設定が一方向双方向かというコトです。

 以前にも例に述べましたが、歯科医院サイトで考えると“一方向の移動の例”は、こんな感じですか。

○ 矯正 → ホワイトニング

× ホワイトニング → 矯正

 これは歯並びを良くしたい方が同時に歯を白くしたいと思う割合に対して、歯を白くしたい方が歯並びも悪くて良くしたいと思っている割合は少なく、一方向の移動で設定する場合が多いという例です。

 もちろん、双方向で設定してはいけないという訳ではないですし、そうするコトで“ニッチ”の分野を狙うというビジネスモデルもあります。また、提案をもとに一方向での強みを考えて独自性を出す手立ても存在しており、次の様な例がそうだと言えそうです。

・入れ歯治療 ← 原因が年齢によるもの

・入れ歯治療 ← 事故などにより歯を失ったもの

 人は、具体的に例を上げて提案して方が共感し、興味関心を持ってくれるものです。他にも付加価値の追加、購買意欲を高める手立ての例も考えられるます。

・むし歯治療 → 予防治療

 更に、これには歯みがき教室や乳児の歯サポート情報・・・案外、独自性や付加価値は簡単に付け加えていけそうで、ホームページの差別化なんてポイントを抑えれば、そんなに難しい問題ではありません。

 どちらかと言うと“企業サイトを知ってもらう”手立ての選択の方が大変です・・・が、これはまた別の話にて。

 これらに対して“双方向”の移動は簡単です。

 それは、トップページやアクセス、問い合わせフォーム等、企業や商品、サービスに興味を持った時点で自由に行き来できる導線というものが主な目的だからで、そんなに難しく考える必要はないでしょう。

 まぁ、何だかんだで文章も長くなってきましたので、続きはまた別の機会に記事にまとめるコトにでもしますか・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。