2013年9月21日の戯言(企業が成長しないコトには理由がある。)



都合がよいコトばかりで、夢と思えるような幸せに巡りあうというたとえ。 

 どの様なビジネスにおいても、一年を通しての繁栄期や閑散期は同じような数値の増減を繰り返すもので、企業の成長とは前年度と比較してどれだけ企業利益を伸ばせたのかというのがポイントとなります。

 しかし、それとは違い“追い風”が吹く状況が続くコトもあります。

 もちろん、今までに培ってきたものや地道な営業活動が実を結ぶ、第三者によりメディアで取り上げられるといった理由が明確な場合の方がほとんどなのですが、極稀にパッと思いつく“原因”が無いケースも存在します。

 そう言った“イレギュラー”の企業利益が発生した場合、今後も継続して売上を出していくという保証はどこにもないのですが、その振って沸いたチャンスが継続している間に何も行動を起こさず、ずっと見守るだけの企業が多いというのが現状です。

 事実、この様な追い風状態の企業様を幾つも見てきましたが、1ヶ月だけ想定以上の売上を出した企業もあれば、1年を超えて継続している企業様も皆さんが思われているほど少なくはありません。

 理想の形は、そんなチャンスが訪れている期間に、企業としてのステップアップを行い、その企業利益が次のベースと成るように手立てに努めるコトなのですが、皆さんの企業のフットワークはいかがでしょうか。

 また、上記の伸びを継続していければ“企業が成長できた”というコトになります。

 不思議なのですが、ビジネスの基礎をしっかりと整えてきていた企業様の場合には、このチャンスが企業のもつ潜在能力・・・つまり、ポテンシャルを引き出すきっかけとなる場合もある様です。

 もともと、もっと売上を伸ばしていても不思議ではなかったのに、経営者の成長予測が抑え目に設定していたために、追い風があって初めて本来の力を出すきっかけとなったのでしょう。

 成長を続ける企業の社長様方が共通して言われるコトなのですが、ビジネスの拡大のためには“必要な投資は惜しまない”という言葉があります。

 それは、人員を増やしたり、より良い設備を整えるというコトなのですが、不安かも知れないけれど投資をすれば、企業持つの力を伸ばし、それに伴って売上はついてくるという話です。

 確かに弊社の場合も含め、何度も目の当たりにしてきました。

 なかなか、先行投資という経営判断は難しいですが、案外企業の成長を抑制しているのは企業様自身なのかも知れませんね。

 企業が成長する際にその原因が分からないコトがあるとしても、企業が成長できない原因は必ずあります。弊社も社長の器より会社は大きくならないからなぁ・・・云々、と言った話が出ないように頑張らねば(笑)。

 いやはや。。