2013年7月27日の戯言(自社の魅力を十分に伝えてる?)



 話が下手な人は、嫌気がさす程に要点も掴めずダラダラと長いというたとえ。

 人に物事を伝えるという行為は“シンプル”でなければなりません。

 学校や学会においても“レポート”を提出する場合等は、まず“結論”そして“要点”は簡潔に述べると良いというアドバイスをされているコトが多いようです。

 確かに、良い文章というものは最初の数行で分かると言いますが、専門的な知識は無くともビジネスに活用するホームページであれば、エンドユーザーにアクションを起こしてもらうためにも、この“伝える”努力は重要だと思われます。

 そのため、来店や購入というアクションを促す呼びかけとなる“キャッチコピー”と興味関心を促す“画像”や“挿絵・グラフ”を工夫する余地は多様にあり、その追求はやってもやり過ぎるというコトが無いのではと考えています。

 それらしく情報満載と思わせるための文字数合わせやSEOのための繰り返しの文章は“感覚で見ている訪問者”の方にどう映っているのやら・・・。

 また、ページの構成も“キャッチコピー”や“簡易の説明”で魅力を最大限に伝えるよう努め、詳細を知りたい、もっと情報が欲しいという方へは別のアプローチから満足いく情報を知っていただく、そんな形式が案外と効果的なのかも知れません。

 ホームページの運営サイドとは異なり、見ている方は興味ある部分の拾い読みしかしていないという点については、以前にも記事にしましたが、どんな部分を見ても“興味”を刺激するようにしたいものです。

 それが“欲しい(してみたい)”なのか“もっと詳しく知りたい”なのかは企業によって異なるでしょう。

 しかし、何らかの各ページでのテーマを決めて、そのアプローチから商品やサービスについての情報発信をすればいろんなターゲット層と繋がるチャンスがあるものです。

 例えば、食についても“美味しい”、“安全”、“懐かしい”、“希少”等、コンセプトをちょっと考えただけでも付加価値はいろいろと考えられます。

 一番良くないのは、1つのページであれもこれも述べようとして、ホントは一つ一つが魅力的なコトなのに文章の焦点が定まらず、全体がぼやけてしまうコトです。

 別に1つの商品やサービスについて1ページにまとめなければならないという決まりはありません。

 大手家電メーカー等では、テレビやレコーダー、ゲーム機毎にサイト制作を行い、何ページにも渡って魅力を余すコト無く伝えようとされます。

 これもまた、企業で運営するサイトは複数あった方が良いと言われる所以の一つなのでしょう。

 どうでしょうか?

 もう一度、自社サイトを見直したときに十分な構成で御社の魅力を伝えられていると自信を持って言えますか。

 いやはや。。