サイトの情報が盗まれるという点について考えてみる。
- 2013年07月24日
- ホームページ有効活用
■対策とかではなく、単純に“盗られる”というコトについてのみ考えてみましたが・・・
最近、自転車による歩行者との事故が問題となっているというニュースを頻繁に目にします。
問題は“自転車も車輌だという自覚が無く、歩道を走るものだと長い時間をかけて思い込まされてきたコト”だそうです・・・が、これは自転車に対する認識ばかりに限った話ではありません。
例えば“盗み”というと駄目だと誰もが考えるでしょうが、自分ひとり心の中でその線引きをした時、果たして結果はどうでしょうか、考えてみてください。
・突然の雨に、学校やコンビニに置いてある傘
・駅の駐輪所で鍵の付いていない自転車
・雑誌の立ち読みや一部のスマホなどによる画像撮影
もちろんどれも違法行為なのですが、その多くはモラルによる個々の判断に委ねられる場面ばかりで、皆さんも何度か経験されていると思われます。
また、落ちているお金を見つけたときも“金額”によって、拾う拾わない、届ける届けないという判断をされているのではないでしょうか?
そこには、個人の価値観と罪悪感が存在しています。
つまり、実際にどのような行動を取るかは別として“このくらいは良いか”という考えが過ぎるというコトなのですが、とかく“情報”というものは“盗み”などの違法行為の敷居が低く考えられがちです。
常識的に考えて“よし、明日は銀行強盗をしよう!”なんて思う機会はありません。
それは、そこに罪としての“認識”、“意識”があるからなのですが、先ほどの“立ち読み”や“CDの録音”、“イラストの模倣”や“企画の横流し”等、“情報”に類するものは実際に存在する物に対して“罪悪感”が確かに薄いと思われる方が少なくないはずです。
サイトの情報についてもこの心理が働いていると思われます。
ほとんどのホームページにおいて“コピーライト”の表記はされています。
それは、個人のプライベートサイトやブログ等でも同じで、中には人のサイトから情報を取ってきているのに自分のサイトでは“コピーライト表記”をしているという笑い話かと思えるような話も耳にします。
まぁ、情報を流用したとしても別のサイトに掲載する訳でもないし、身内に配布する資料だから良いか・・・と言う意見を聞いて“それくらいなら・・・”と思うのであれば、おそらくサイトの情報が盗まれるという行為を失くすコトは不可能でしょう。
それは、自分がしてしまうコトを他人がしない保障も都合の良い話も無いからです。
だったら諦めるのか・・・ではありません。結局、盗られるコトを防ぐ手立ては無いのですから発覚後にケースバイケースで対応するしかないという話です。
しかし、そもそも“情報”というものは一人で抱え込むものではなく本来は伝聞していくべきものであり、更に発信した時点から鮮度を失っていくものです。
ましてや、ホームページは“情報を発信するコトにより集客を行うツール”であり、今はインターネットの普及も手伝って情報によっては真偽は別として飽和し、自身の持つ情報について全体の八割以上のものを出さないと興味を持ってもらえないとも言います。
おそらく“情報”だけでの顧客の囲い込みは難しい時代なのでしょう。
企業として“選ばれる”独自性は情報そのものには無く、“情報をここから発信している(発信し続けている)”という企業の姿勢、つまり“信用性”こそが重要であり、この点については“盗る”コトは出来ないのですから・・・。
まぁ、だからと言って“どんどん情報を盗って良いです”とか“盗られても仕方ないですよね”という話でもないのですが、これが結構複雑な気持ちなんですよね・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?
いやはや。。