(連載21)自社スマホページ改善のタイミングを計る。



猿じゃダメらしい。スマホ専用サイトの需要はまだ伸びきっていない。

■弊社の場合、業種的にもスマホサイトを閲覧される割合は小さいと思えるのだけれど・・・

 さてさて弊社のアクセスログを見た場合、スマホ”によるサイト閲覧の割合が“18%”と半年くらい続いてました。

 定期的に・・・というか平均的なアクセス数の伸びに比例して、スマホによる閲覧の割合も一桁だった状態から14%が続くようになり今の18%になっているのですが、その伸びは月々少しずつではなく、不定期に伸びたかと思うとしばらくまた安定した状況が続くという感じです。

 もちろん業種によって、平均的な目安となる“スマホ閲覧の割合”というものはあります。

 WEBに関する企業ホームページにおいて、スマホ閲覧の割合は決して高いものでは無く、更に弊社の場合は同業種の平均よりも若干少ないといったところでしょう。

 立場が変われば意見も変わるように、いくらスマホによる閲覧が増えようとも“スマホサイトは業者に勧められて制作するもの”という意識の方がまだまだ強いのかも知れません。

 閲覧の平均的な割合は異なりますが、スマホサイトを専門で作っているホームページ制作会社においても自社ホームページはパソコンによる閲覧の割合の方が高いと言います。

 このコトからも費用をかけたスマホサイトの制作は“業務内容”よりも“ターゲット(エンドユーザー)”による影響の方が大きく、専用サイトの充実はこれからの課題なのでしょう。

 先の話に戻りますが、スマホサイトを作りたいとご連絡いただくお客様ですら、制作会社のスマホサイトをご覧いただいていない場合がほとんどであり、スマホを利用したホームページ閲覧の割合が伸びていると言われている今も企業側にとってみれば十分な環境は整っていないんだと思います。

 そんな中、5月のスマホによる弊社サイトの閲覧の割合が“21%”を超えました。

 今までSEOの点から影響の出ないようにスマホサイトは“あるだけ”というものにしていて、この1年間は何も活用を考えていませんでしたし、更新も出来る限りしていませんでしたが、そろそろ見直しが必要な時期なんだと感じています。

 なお、スマホサイト制作については次のような考え方があるのですが、皆さんはどうですか?

1)制作しない。(拡大して閲覧できるのでパソコンサイトと兼用で問題ない)

2)一部抜粋した簡易サイトで制作する(多分、この割合が一番多いのではないでしょうか?)

3)パソコン版とほぼ同じデザインをスマホに最適化して制作する(学校や医療関係に多いです)

4)スマホで閲覧されている方に伝えたい内容を考えて独自のコンテンツで制作する

 弊社の場合、最近では“(3)”か“(4)”で制作するケースが増えてきています。また、プログラム仕様がほとんどなくページ数も少ない場合には、否応なしに“(3)”の構成になってしまうコトもあり、追加してスマホサイトだけ制作するか新規に制作するかで大きく違ってきます。

 んで、弊社の場合ですがページ数が少ないというコトもあって、既に“(3)”の状況ですので、見直すのであれば“(4)”の状況と言いますか、スマホサイトを有効活用するためのコンテンツを考えて肉付けをするといったところでしょうか?

 とりあえず僕が自社サイトにおいて考えているコトは、スマホサイトのトップページの導線向上とスマホ専用のコンテンツとなる1ページ追加(※)です。※このページはパソコンサイトの方へは追加しません。

 どちらにしてもビジネスが優先で、現在進んでいる新規制作が落ち着いてからの自社作業となりますので、弊社スマホサイトの改善はお盆明けくらいになりそうなのです・・・。

 案外、スマホの閲覧が増えてきていると言っても情報を提供する企業側からすれば必要性が徹底されていないようで、運営サポート企業の弊社としてはノウハウを蓄積するのに今が良いタイミングなのかも知れませんね。

 いやはや。。