検索順位を上げて具体的にどうしたいのかも考えてる?



検索エンジンで1番になりたいのであれば専門知識が必要です。Web-STYLE(ウェブスタイル) 

■もし検索順位が1番になったとして、その後どうしたいか考えるコトも大切なのです。

 前回のリニューアル後に検索順位が下がる現象に引き続いて、こちらも不定期連載に成りつつある“検索順位で1番にしたい”というテーマについても少し触れてみたいと思います。

 そこで、記事を書くために3~5月に絞って検索サマリのキーワード集計をしてみました。

 全体の検索サマリにおいて“検索エンジンで1番になりたい”という内容のキーワードの割合は“24.14%”、具体的なSEO情報の手立てを調べている割合が“17.52%”、その他は検索順位と関係のないホームページ有効活用についての情報などを検索している割合です。

 更に“検索順位を1番にしたい”という検索も内容によって二分化できるコトに気付きました。

 1つは“何をして良いか分からない状況”で検索しているというもの、そしてもう1つは“楽して”、“簡単に”検索順位を1番にしたいと思って検索をしているというものです。

 実際、検索されているキーワード“検索順位 1番”等の補助ワードの中には“無料”、“簡単”、“楽”といったものもありましたが、おそらく無料で簡単に検索順位を1番に出来るのであればサポートなんて無くても成功するはず。

 印刷物やメディアの活用と違い、WEBは自分で管理するというイメージがまだまだあります。

 もしかしたら“検索順位を1番にしたい”と検索されている企業様は、自身の力で何とかしたいという思いが強すぎるのかも知れませんね。

 気持ちは分からなくも無いですが情報の中には“スパム行為”もありますし、ある程度はWEBについて知っておかないと手立ての導入を正しく判断できず、ちょっと怖いコトにもなりそうです。

 逆に言えば、そんなにいろいろと調べている状況だとすれば、既に面倒な事態になっている気もするのですが・・・う~ん、どうですか?

 やはりある程度の規模と効率の良いホームページの活用を考えるのであれば、事業者との保守契約は必要なんだと思います。ただ、ランディングの保守契約を導入するタイミングは制作時からなのかホームページの有効活用を考えられた時なのか企業の判断となるコトでしょう。

 “情報”も“商品”ですから、少なくとも“無料”でという概念は捨てた方が良いと思います。

 また、ホームページ制作の際、知人の中にWEBに詳しい人がいると言われたという制作会社さんの話を耳にするコトがあるのですが、このような場合“どの程度、詳しい”のか把握しておいてもらわなければ後々トラブルになってしまうコトもあるので心配だと聞きます。

 例えばWEBに関する知識の有無を“専門業者”、“WEBに長けた知人”、“依頼主様”の3人を例に考えるとホームページの制作に影響を及ぼす力関係が発生してしまうというのです。※以下は専門知識の量を表したものです。

1)専門業者 > WEBに長けた知人 > 依頼主様

2)WEBに長けた知人 > 専門業者 > 依頼主様

 “(2)”の状態であればスムーズにコトは運びます(企業として思うところはあるでしょうが。)・・・単に依頼主様の設計図どおりにホームページを制作してくれる業者を探しているという場合だからです。別に提案や意見を求められるケースも少なく、予算と費用の話が中心になるといいます。

 しかし、“(1)”の場合で知人の方と依頼主様の間に絶対的な信頼関係が出来ている状況だとどうでしょうか?

 こうした方が良いと思っていても聞き入れてもらえない、後々は問題になるのが見えている、運営サポートであれば長期的に考えられるコトも制作会社では“お客様に成功してもらいたい”と思えばこそ都度対立しなければならない状況となり、とてもスピードを持った成功への展開は望めません。

 また、手立てばかりに気を取られていると“手段”が“目的”のようになってしまい、結局は検索で1番になって何をしたいのか分からなくなり、そこまでかけた労力が十分には報われそうにないです。

 もちろん、検索で1番になるコトを目標にがんばるのは良いと思います。

 ただ、“1番になるコト”を含め専門的な手立てを自社で調べるよりも制作会社や運営サポート会社に任せ、自社商品の品質の向上、キャッチフレーズやキャンペーン、営業展開などの本業を活かすコトに専念しチームとしてサイトの有効活用を行っていく方が、それぞれの強みが出せるのではないでしょうか?

 僕としては信頼できるWEB企業パートナーを見つけるコトをお勧めします。

 ご担当様自らがセミナー等で勉強し、自身のWEB運営に関する手立ての理解を高めていくコトは大変役に立つと思います。

 けれどそのコトにかける時間が本業に影響を及ぼしては意味が無いと思いますし、企業としてはある程度は手離れをして別のコトにその時間を使っていたらと考えるコトも大切なのではないでしょうか。

 最後はやはり“人的負担”や“経費削減”を取るか“時間”や“成功の確立”を取るかという話になってしまうのですが、実のところ専門的な知識を持っていても“時間”と“費用”はかかるものですからホントにWEBサイトの運営は難しいものです・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。