ブログから別のサイトに飛ばされるという現象に思う。



あまり知られていないネットの不具合もあるものです。Web-STYLE(ウェブスタイル) 

■ネットで異常な動作をしたからといって必ずしもウイルスや遠隔操作が原因ではない?

 WEB運営サポートの仕事を長くしていると“ウイルス”や“不具合”に対して免疫が出来てしまうらしく、あまり慌てたり、驚いたりしなくなるようです。

 先ず、どの手順で解決しようかというロジックが頭を過ぎります。

 どちらかと言えば、その時折で導入していた“最新”であった便利なプログラム仕様を、費用が発生しようともどの段階で“リニューアル”を提案するかあらためて考えるべき壁に当たっています。

 その時には便利なプログラムであっても環境や時代によって改善されていくものです。

 この件については、また別の機会に記事にしたいと思いますが、今年のゴールデンウィークに行う勉強ではクライアント企業様のホームページに設置されているプログラムが時代に合っているのか見直しをします。

 では今回のテーマなのですが、今日あった出来事・・・“ブログから別のサイトへ飛ばされる”という現象についてご紹介しておきたいと思います。

 ちなみに、このケースでは大手無料サービスの外部ブログを利用されての現象であり、念のため確認した幾つかの内部・外部ブログにおいては同様の現象は見られませんでした。

 問題となっている対策が優先なので、この時は内部と外部の数サイトに限定をして確認していますが、今日から全てのクライアント企業様のブログを随時チェックしていく予定です。では、本題に入っていきましょう。

 まず、ご相談の連絡が着てから次の手順で対応を行っています。

・実際に、ブログから別サイトへリフレッシュされているか確認

・ジャンプ前のサイトから、ソースを表示して改ざんされていないか確認

・リンク元、リンク先のウイルスチェック。

 このようなケースでは、飛び先のサイトでウイルスをばら撒いているというコトが多いのですが、確認したところ単純にリンク移動しているだけのようです。

 更に言えば、“0秒リフレッシュ”でもなくリンク元となるブログがある程度表示されてからジャンプしているように見えました。

 次に、同様の現象は無いか調べています。そこで分かったコトは次の通りです。

・大手無料ブログの一企業に限定された現象ではない。

・内部ブログでの同様の事例は見つからない。

・2013年2月中旬から同じ事例が定期的に話題になっている。※4月16日現在

・上記の時期に限っていえばウイルス感染されたという症例はない。

 確か、どの企業とは限定しませんが“2008年”頃に同様の現象があった際には、個人情報の漏えいが原因でサイトを改ざんされていたようなのですが・・・それは関係なさそうです。

 念には念を入れて、パスワードの変更をしておきましたが、明らかに外部からの侵入による改ざんとは判断しにくいというか、全く無いとは言えませんが決定打にも欠けています。

 そこで、10数サイトの情報を閲覧したところで共通していた単語は“プラグイン”でした。

 まぁ、記事の内容はまちまちなのですが、今日見た記事に限定して考えれば、サービス提供していた会社がドメインを破棄した、サービス終了した・・・って辺りが気になるところ。

 根拠としてちょっと弱かったのは、どの事例も“同じサイト”へはリンクしていなかったという点ですね。ただ、当たりかどうかは不明ですが“広告”関連のプログラムが影響している気配がプンプンします(笑)。

 案の定、不要なプラグインを削除した(修正した)らこの現象は無事に解決しました、ビンゴです。

 しかし、こういうのって一般的にはスキルの差によって、どうして良いか、どこから対処すれば良いか難しいのではないでしょうか?

 ブログをがんばっている方こそ、新しいブログに変更なんて抵抗あるでしょうし、個人でバックアップされている方も稀じゃないかと思います。

 そもそも弊社のようなWEB運営サポート会社においてリスクを回避するコトは大切な仕事なのですが、年々複雑になっていくネットの仕組みやプログラムの仕様が問題解決のハードルをどんどん高くしているようです。

 やはり、時々は意識を強くして事例を学び、油断している自分に反省していかなければなりませんね。

 ただ、アドレス設定において“..(ドット2つ)”に打ち間違えていてメールが動かないなんて微笑ましいものなんてご相談もあるのですが、難しく考え過ぎて逆に原因を見つけるまで時間がかかったり、まだまだ奥は深いものです・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。