企業の独自性とネット広告でのアピールについて考えてみる。



過剰な自信もどうかと思いますが、独自性は必要です。Web-STYLE(ウェブスタイル)

■ネット広告は、ホームページへ呼ぶ手段であるのだからクリックしてもらうコトを優先する

 仕事柄、GoogleとYahoo!の両方の検索エンジンを利用しますが、どちらにも良い点と悪い点があるものです。もちろん検索は各サイトの方で行っています、基本的にツールバーはインストールしていません。まぁ、Jワードの検証のためにアドレスバーを使用して検索するコトはあるのですが・・・。

 そうそう、Googleで検索ワードを入力途中にその時点での結果が表示されるのは止めて欲しいものです。

 検索ボタンをクリックする前に憶測で勝手に検索結果を表示されるっていうのはどうも好きになれません・・・バチッと一致すれば便利で気持ち良いのかも知れませんが、残念ながら僕にそんな経験は一度も無く、試しに“ウェブスタイル”で調べようとしたところ“ウェ⇒ウェザー関連一覧”でした(笑)。

 それと、Yahoo!の検索(テキストボックス)右下の広告にも改善案があります。

 聞くところによるとヘビーローテーションされているネット広告の中には不快に感じるものもあるらしく、表示をデフォルトにするのであれば広告のジャンル除外設定の機能提供をするコトでサイトのイメージはぐっと良くなるはずです。

 何しろ“検索エンジン”は利用されてナンボですから。

 また、検索バーの上に並ぶ“ウェブ(デフォルトで太字)”をクリックするとGoogleのようなデザインの検索画面が表示されますが、それだって“急上昇ワード”の記載は控えて良いと思います。

 そんなコトをすれば、広告収入に影響が・・・という考えもあるでしょう。

 そもそもGoogleもあのデザインで広告収入が成り立っているのですから、Yahoo!でも広告の表示方法面積が適正か過剰かは検証していけば、更に広告収益が伸びるというコトもありえるというものです。

 さて、そこで今度は広告利用側の表現について考えてみようと思います。まず、何といっても“独自性のアピール”がもっとも有効な手立てだと思えます。

 しかし、一言で“独自性のアピール”といっても、これが実に大変なのです。

 検索ワードでもよく話題にしているものの一つに“ホームページを真似される”という問題があります。しかし、実のところはホームページの模倣よりもネット広告の模倣の方が深刻な問題だったりします。

 クリック課金の広告は今やサイト運営を行う上で常套手段となってきており、広告を出しておけば結果が伴うという時代から“競争”する時代になったといえます。この辺も“ホームページがあれば良いという時代から収益に結びつけようとする時代”となったホームページを取り巻く現状に似ているという印象を受けます。

 けれど本当は競合が少なくホームページが存在すればそのサイトにアクセスが集中していた時代から、ホームページの数が飽和して手立てを打たなければ呼び込みが難しくなり、結果が出せない時代になったとも言えるのです。

 そしてそれが“ネット広告”にも広がってきたと考えた方が正しいのだと思います。

 そもそも広告は“商品やサービスを告知する手段”です。効果が出る広告ほど人の目に触れており、模倣する企業が出ても不思議ではありません。似たようなチラシやCMは日常よく目にします。そして、これがネット広告だけはありえないと考える方が不自然なのです。

 僕の経験からも真似されては新しいものを考え出すの繰り返しは何度も目にしてきました。

 思うのですが他の企業には真似できない事柄というものもあるはずです。それは伝統や独自性の延長にあるもので、“第○回”等がひとつの例です。※それすら誤魔化す場合もあるのですが、それはまれだと言えます。

 特に独自性は無いんだよね・・・とお聞きする場合もあります。

 ただ、企業だけがもつものから地域による独自性と考えを広げていけば、何かしら見つかるはずです。そして、独自性を前面に出した広告文であれば、競合との差別化を図り、企業としての“強み”を作れると思います。

 冷静になって考えれば強みの無い企業が、ネット広告において選ばれるコトは皆無なはずです。

 たまたま検索して目に付いたじゃ、近いからという理由で選ばれているだけのお店となんら変わりが無くて先々が心配です。“おしゃれ(店舗の雰囲気)”、“美味しい(商品)”、“即日対応(サービス)”など、些細な点から考えを広げて付加価値を加えて“強み”を見出していきましょう。

 九州から産地直送、土日も空いている、女性スタッフが窓口、深夜の対応、創業○年などなど・・・  キャンペーンや初回限定サービスのように真似できるものとと違い、真似できない事柄というものは企業において当たり前になっていて気付かないだけなのです。

 きっと探せばあると思います。まぁ、具体的なアドバイスまではビジネスにおいてご提案していますので、ここでは、あくまでもご参考までにと話を留めておきますが・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。