パソコンがウイルス感染「する」と「した」の違いを考えてみる。



リスクヘッジは何処まですべきか・・・は企業判断?Web-STYLE(ウェブスタイル)

■企業でお使いのパソコンがウイルスに感染するリスクは致命的では無いのか?

 はい、前回の続きです(笑)。

 今の段階でのウイルス3部作テーマとも言える“ホームページの改ざん”、“ワンクリックウェア対策”、“ウイルス感染のリスク”の最終回(?)ですね。※また、時期を見て違う角度から記事にしたいと思っていますが・・・。  さて、今回は簡潔に述べていきたいと思います。

 そもそもウイルスについての記事はイレギュラーで、先週は“検索と広告のポイント”について書く予定でした。しかし、思った以上に企業でのセキュリティ意識が低いというデータを知るコトになり、予定を変更して記事にまとめてきました。

 企業においてのセキュリティレベルは、その会社の規模や経営意識によりまちまちだと言えます。

 ホームページ運営を行っている企業様はご存知かも知れませんが、会社のパソコン全てにはウイルスソフトを入れていない企業様も意外に多いのです。

 多くの場合は、パソコンをビジネスに活用しているものの“ウイルスソフト”等のセキュリティにまで予算が回らないというのが理由なのですが、実のところウイルスに感染してからでは対策にかかる費用と比較して10倍以上の費用がかかってくるコトも珍しくないという事実はあまり述べられる機会が無いようです。

 10台のパソコンを所有していて、全てのパソコンにウイルスソフトを導入すると5~10万円程度で済みますが全てのパソコンを買い直すコトになればどうでしょう、バックアップ用のハードディスクを買えば1万円程度で済むのにクラッシュして復元しなければならなくなったらどうでしょう?

 人は痛い目を見ないと分からない面があると言われます。

 しかし、出来れば“痛い目”を見ない方が良いですし、企業であればなおさら痛い目を見るわけには行かず、リスクヘッジはしておくべき手立てです。

 パソコンもビジネスでの必需品となりましたが、まだまだ維持するという点から見れば根付いていないのかも知れません。これを社用車で例えるとどうでしょう?

 間違いなく“維持費”は計上されているはずです。

 ガソリン代、オイル代、洗車、保険・・・数えれば限がありません。パソコンは、ソフトを入れるコトで何でも出来る箱だと考えるならば、“ウイルスソフト”や“セキュリティ対策”は“保険”のようなもので、直接なくても影響は見えないものです。

 これくらい良いだろう、もう少し大丈夫だろう、無くても困っていない・・・だんだんと後回しにしてしまうコトも仕方が無いのかも知れません。WEBに携わっている企業であれば最優先にするコトでも業務内容が違えば単なる“検討事項”に過ぎないというのも不思議ではないからです。

 ・・・というコトであれば言い方は悪いのですが、ご使用のパソコンのウイルス感染は“自業自得”です。

 パソコンがウイルスに感染してしまい、いざとなったら困ってしまったんで何とかしたいなんて“都合が良過ぎ”ます。しかし、それで良いのです。それが“ビジネス”なのですから。

 ビジネスにおけるサービスとは“面倒を解消”したり、“困ったコトを解決”したりするのが基本です。

 まぁ、これはサービスを提供する側として、言うべきコトではないかも知れないのですが(笑)。大切な点は“困る前の対策”と“困ってからの対策”のどちらを企業として選んでいるか・・・もっと言えば、リスクヘッジの費用とリスクが起こってからの費用の両方を理解した上で、どちらを選択しているかという点なのです。

 どちらを選ぶか判断するために必要なもの・・・後は、“価値観”です。

 モノは“価値観”と“適正”で判断されます。例えばですが“3万円”という金額を聞いても人は何も思わないものです(欲しいとかは別ですが・笑)。これに対象を設定するとどうでしょうか?

 最新モデルのパソコン(メモリもハードディスクも最大、OSも最新)、最新ゲーム機とソフトセット、大学ノート※これこそ欲しいとは別の話です。

 同じ“3万円”が安かったり、適正だったり、高かったり・・・結局“価値観”とはそんなものです。

 僕としては、やっと時代が追いついてきて“ホームページやウェブの運営サポート”の必要性が理解されてきた今、ウイルスソフト等のパソコンの維持費も“転ばぬ先の杖”という点から導入すべきだと提案しています。

 なんやかんやで今回も文章が長くなってきましたね(笑)。まだまだ、書きたいコトもなくはないですが、後は個々の判断に任せるコトにしてこの辺でまとめとしますか・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。