ワンクリックウエアの駆除が自分で出来ないか考えてみる。



ワンクリックウェアに慌てないで大丈夫!Web-STYLE(ウェブスタイル)

■相談しにくいワンクリックウエアへの感染、実はそんなにたいしたコトない場合も・・・

 ご存知かも知れませんが“ワンクリックウェア”とは、ワンクリック詐欺の料金請求画面を表示させるソフトウエアの略称です。

 多くの方の反応は「何か変な画面が出てきて数日中に10数万振り込め・・・って書いてあるんだけどどうしたらいいんだろう、友達は無視していても良いって言うんだけれど、この画面が前面に表示されていてこのままじゃパソコンが使いづらいし・・・。」って感じではないでしょうか?

 今回のテーマである“ワンクリックウエア”って言葉を知らない、もしくは“フィッシング詐欺”や“トロイの木馬”、その他のウイルス等と区別が付かないって方もいると思います。

 けれど大丈夫です。今回の記事テーマにおいては別にこの違いを知る必要はありません。

 自身のパソコンに何が起こったのか“知る(理解する)”というコトが無くとも、突然の状況に対処できるものなのか考えてみようという訳です。つまり、今回は予備知識が無い個人の方が、ワンクリックウエアの対処をするためにはどういうロジックであれば良いか考えてみるコトにします。

 まず、ワンクリックウエアですが、どの程度の被害があるのでしょうか?

 この手の相談ですが、僕は今までに4~5回しか経験がありません。パソコンのウイルス感染は、ホームページ改ざんと同様に“そうなってから慌てる”ものです。やはり、この手の被害は企業よりも個人で起こる割合の方が高いのかも知れません。

 特に、どのサイトを見ていて感染したとか、どのメールを開いて感染したとか分かっていれば解決の手立ても見つけやすいのですが、分からなくとも問題はありません。

 なぜなら、ご相談のほとんどは“知らないうちに”、“何もしてないのに”いつのまにか感染しているからです。

 実際には思い当たる節があるかも知れませんが、正確でなければ結局は検証しなければならないものです。中にはどうして感染したか報告するために詳しくヒアリングする企業もあると思いますが、駆除するだけであればそんなに重要な問題ではありません。

 運営サポートの立場から言えば、なぜ感染したかよりも“駆除する方法”と“今後の対策”だけ明確になれば、とりあえずOKなのです。サポート側としてはあまり大事ではなく、心配要らなかったりするものです。

 “どうしよう、大変なコトになってしまった。”

 確かに大変な場合もあります。ただ、今までのご相談の中で“改善と今後の対策に費用をかける”企業様あってもどうしてこうなったかの“原因追求のために費用をかける”企業様とのやりとりを僕は経験ありません。

 ホームページ改ざんであれば別ですが、パソコンのウイルス感染はそういう傾向にあるという訳です。※責任の所在云々の話では無いので誤解ないようにお願いします。

 むしろ最初に確認しなければならないポイントは、“リカバリー(パソコンの初期化)”して良いのかどうかです。

 多くは“リカバリー”せずに駆除できれば、それに越したコトは無いというのが企業様の本音であり、まずは、その道筋を探します。

 流れとしては、“感染したパソコンに表示されている小窓で開いた請求画面”の電話番号やメールアドレスと“ウイルス”の組み合わせで検索してみてください。

 これで大体“ウイルス”の種類や名前が明らかになるはずです。

 後は“ウイルス名 駆除”もしくは“ウイルスの種類 駆除”で検索をすれば“駆除手順のサイト”が見つかります。特に“ワンクリックウエア”である場合は駆除ツールを使えばボタン1つで削除できるコトもあります。

 ここで気をつけなければならない点ですが、“WindowsXP”などの機能である“復旧”を利用して復活するウイルスもありますので、この機能をOFFにして作業しなければならないという点でしょう。

 僕の場合、専門的にウイルスの駆除を行っている訳では無いですし、新型のウイルスはどんどん出てきます。実際のところ、相談から対処を探して行うコトがほとんどです。

 ウイルスの駆除の詳細については、動作チェックも含め1~2時間で作業が終わるものと目視でソースをチェックしてどのくらい時間がかかるのか予想つかないものとがあり、その割合は9:1程度だと思います。※よそではどうか分かりませんが(笑)。

 専門業者に頼むのもひとつの手段ですし、うちのような運営サポート業者に相談するのも良いのですが、自分で何とかしたい場合は上記の流れを試してみて下さい。

 さて、実際にはお使いのパソコンがウイルスに感染しない方が良い訳です・・・そしてそれは、企業内で使われているパソコンも同じだと言えます。

 この点については、話が長くなってきているので、ここで区切りちょっとだけ続けるコトにします・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。