HPを更新をしない理由、ただあれば良いという考えについて思う。
- 2012年10月31日
- ホームページ有効活用
■ホームページを“更新できない理由”と“更新する理由”を比較してみると何かが分かるのか・・・
“ホームページが無いといけない時代”だから作ってみた・・・とは、たまに耳にするご意見ですが、ホントに“ホームページはあれば良い”だけのものでしょうか?
かつて3年間で外部からのアクセス“0”というサイトがありました。
フラッシュをメインに制作した上で、カテゴリ登録を行わず、どこからもリンクされていないため、検索できない状況だったのですが・・・存在しているかどうかだけで判断するならば“ホームページはある”というコトになります。
つまり、“あれば良い”という条件はクリアしていると言えるのです。でも、これがお客様にとって満足な状況だとはとても思えません。別に揚げ足を取っているのではなく真面目な話です。
そこで、今回はクライアント企業様と“共通認識”を持つコトの大切さテーマに考えていきたいと思います。
まず、話をする上で大切なポイントですが“ホームページを持つ”という話の場合、“持つ”ではなく“ホームページ”の方が問題なのです。
一言で“ホームページ”といってもその意味するものは千差万別です。ご相談の話をしていて“ん?”と思ってよく聞くとブログやFacebookを“ホームページ”と言われていたというコトもありました。
最近では、“Windows8”をインストールしたのにタッチパネルにならないという問い合わせが殺到というニュース(タッチパネルはハードの問題)もありましたが、“認識”や“思い込み”はそれぞれです。ただ単純に良し悪しで済む話ではありません。
ホームページ更新サポートの会社さんでお客様から“ちょっと直しておいて”と言われる作業が、実はプログラム等が関係していて、簡単に直せるものでなかったり、作り変えて差し替えしなければならなかったり、特に業務内容の各工数が分かりにくいWEB業界では“共通認識”が重要だという話なのです。
お客様が考える“あれば良いという”ホームページが実はどういうものなのか、ヒアリングをしっかりと行いその全容を明らかにした上で提案・制作・運営しなければならなければサービスの提供にはなりません。
誰も取引企業様やお客様が“会社名”ですら検索できないようなホームページを持って“満足”されるはずはないのですから・・・。
では、“会社名”で検索できるホームページであればどうでしょうか?
同名企業も無くGoogleを使って会社名の検索をした場合は“1番目”に表示されるホームページだという前提です。
しかし、そのアクセス数となると企業のブランディングや地域密着の根ざし具合で異なり、月のアクセス数が50以下~数万という幅があるコトでしょう。ただし、月間のアクセス数が1,000を越えるようなホームページを運営している場合、間違いなく“あれば良い”という認識ではないはずです。
“あれば良い”という思いの裏返しには“そこまで(運営まで)手が回らない”、もしくは“対応する社内体制が出来ていない”という意味合いがあるのです。主な理由には次の点が考えられます。
・文章を書く時間や写真を撮りに行く時間が無い
・文章が書けない、書くことが苦手
・資料の準備が出来ない、担当がいない
・社内体制がないので何かあっても対応できない
・何をしたら良いか分からない
・運営(サポート、広告、更新代行)のための予算をかけられない
・単純に面倒くさい
他にも理由はありますが、考え出すと限がありません。何かのきっかけで売上が出て“やるぞっ!”と思える場面に出逢えれば良いのですが、多くの場合、必要に感じるのは“困ったとき”なのです。
しかし、困るまで頬っておいた場合は、維持でかかるはずだった費用以上に対策の予算がかかったり、もうリニューアルしか手立てが無かったりするコトも多いです。
当然ながら“結果”は出ていないでしょうから、これが“ホームページには何かとお金がかかる”と誤解される所以なのかも知れません。
最後になりますが、サービスを提供する側にとって“共通認識”についてはどれだけ注意していたとしても完全には“出来ていない”と考えておく方が良いでしょう。ビジネスをしている上での落とし穴は“油断”なのですから・・・えっ、僕ですか?
何度も落ちてます。その度に経験を生かせるようがんばっているつもりですが、傍から見ればどうなのかな・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?
いやはや。。