ホームページ表示速度などの時間について考えてみる。



ホームページの表示速度とSEOの関係について考える。Web-STYLE(ウェブスタイル)

■ホームページの表示速度は速い方が良いというコトは知られているのだけれど・・・

 突然ですが、一般的なパソコンのモニターで表現できる色数は“赤・青・緑”のそれぞれ256階調ですので、実に256の3乗となり1,600万色以上の色が表現できる計算となります。

 しかし、人間の目で判別可能な色数となるともっと少ないものです。

 まぁ、普通に考えてモニターに映し出される全部の色に名前が付いている訳ではないでしょうし、一般的な企業ホームページ制作であれば、そんなに気にする機会は無いと思います。

 ただ、人の潜在意識の基では感覚的に感じるものがあり、洗礼されたイメージや暖かなイメージ、ノスタルジックなイメージなど表現に合わせて色数の多い画像による演出を極めていくコトが有効だといえるビジネスもあるはずです。

 これは音楽において同様で“演奏会”や“レコード”、“ネット配信”で同じ音楽を聴いても印象が違うとか、人の耳では聞こえない周波数の音を加えてイメージを演出するとか、いろいろな手法があります。

 今回のテーマである“ホームページの表示速度”もこれらに似たところがあります。

 人がホームページを見ていて思うコトは“重いなぁ(遅いなぁ)”という抽象的な感想です。“どこどこのサイトの表示時間と比較して、0.027秒遅いな”なんてホームページを見て感じる人は皆無でしょう。

 逆に“速いぞ”と思う機会もほとんど無いのでは?

 基本的に人は“驚き”や“不満”を感じたときに、強い印象が残るものです。“表示が遅いからもうアクセスしない”、“買い物カゴの表示が遅いから怪しい”といった感想を抱く方は多いでしょうが、“表示速度が早いから巡回サイトに加えよう”という方はあんまりイメージできません。

 確かにSEOにおいて、今後は“時間”がホームページの品質を見分けるために大切な要素になるはずです。

・ホームページの表示速度

・ページ滞在時間

・サイト内の閲覧時間

・リピート間隔の期間

 基本的なこの4つを例に考えますが、これだけでも組み合わせれば様々な検証ができます。例えば次のような場合は、どのような推測ができますか?

・サイト内の複数のページを見て回っているのに、ページの滞在時間とサイト内の閲覧時間がほぼ一緒である。

・ページ滞在時間が同じくらいだが、ホームページの表示速度が遅いサイトと速いサイト。

・どちらもページ滞在時間が長いのだが、リピート間隔が2~3日のサイトと1~2ヶ月のサイト。

 どうです、なんとなくホームページの中にある情報の質が分かるような気がしませんか?

 きっと僕のように、ログ等の数字や表が好きな人はわくわくしてくるはずですよね。※相変わらずタイトルから書かれていそうな記事の内容が一般的でなくてすいません。

 まぁ、理屈抜きに“表示速度”を速くしないといけない状況であれば、サイトの表示速度チェックのサイトも数多く存在していて、検索すれば直ぐに見つかります。

 更に、表示速度が遅い原因は“フラッシュ”や“CSS”の読み込み、“コミュニティーツール”など外部要素の読み込み、プログラムソースの無駄などとある程度の原因と対策が明確ですから、そういった事例をもっと詳しく紹介してあるサイトをご覧ください。

 そういう意味からも、僕のブログではこんな記事がお似合いなのです(笑)。

 確かに表示速度は速い方が良いのが現状です。ただ、ホームページ制作を行っている誰もそうでしょうがSEOありきでアルゴリズムプログラムばかりを意識したホームページよりも“訪問者の方が魅力を感じるホームページ”に携わっていきたいものですね。※ただ、仕事なのでそうも言ってられなかったり(笑)。

 最近のホームページ制作においては、表示速度を速くする競争になりがちな場面もあるのですが、SEO要素としての重みはどうなんでしょうか・・・けれど、SEOは手立ての積み重ねだしなぁ。

 問題なのは速さの追求に“デメリット”がなさそうな点かな。

 まぁ、今までのように“速く表示する環境”が整って当然になれば、SEOの重みは“ホームページ閲覧”に関する“時間”だけになると僕は予想していますが・・・それはそうと、大きく分類したときの2つのSEOについても記事にしたいものです。

 ・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。