ホームページで音楽を流したり効果音を出すメリットを考えてみる。



音楽よりも動画配信をするサイト制作を行う傾向なのです。Web-STYLE(ウェブスタイル)

■ホームページで音楽を流したい、ページ移動やクリックに効果音を出したいという要望は今もあります。

 そこには、単なる音を出したいとかそういった仕様が好みである場合と競合企業とは差別化を図ったホームページを作る1アイデアである場合があります。

 ここで物事をひとまとめにして考えていると話がごちゃごちゃしてしまいますので話の要点を絞って考えていきますが、全て書き出していくと記事がそうとう長くなってしまいそうです。

 そこで今回は、“単に音楽を流したい、効果音を出したい場合”と“他のサイトと差別化したい場合”に考えられる問題点の中からポイントを2つ取り上げて記事を書いてみようと思います。

1)その音楽や効果音は使用して良いものなのか?

 今でもたまに個人のサイトで流行曲のBGMを流しているサイトに遭遇します。・・・といっても、10年近く前に個人のホームページで音楽を流すコトがブームだった頃とは比べものにならないくらい少なくなりました。

  ただ、商用には使用していけない(ライセンスを取得していない等)音楽があるコトなど、制作する企業は“音楽”を導入する際にサポートしておくコトが大切です。

 また、本屋さんで見かける音源の素材集も注意事項を見ると“商用に使用できません”といった個人のホームページにしか使えないものもあります。

 こられも気づかずに使用している方がいるかも知れませんが、ルールは守らなければなりません。

 そういえば音源素材の出版物も減ってきましたね。

 まぁ、企業であれば素材サイトとライセンス契約を行っているでしょうし、個人であればブログやコミュニティーサイトの活用が主流となってきているため需要が減ってきたコトが原因の1つにあると思います。

 制作の際は、合わせて著作権の管理を行っている団体のホームページを見たり、音楽著作権についてもチェックしたりする必要があります。

 例え歌詞の一部分でも、どの曲か分かるものであれば許諾なしに使用はできません。※クラシックなどで著作権が消滅した曲もあり、団体で管理されている曲なのか調べるコトも必要です。

 ただ、これらは個人や企業のホームページのどちらに掲載されているのかという点によっても対応が異なってきます。これが、いわゆる“非商用配信”と言われるものです。

 まぁ、詳細は音楽に限らず各著作権管理団体サイトの注意事項をご覧いただくと良いと思います。なお、手続を行っているサイトには音楽にかかわらず著作の各管理団体の“許諾マーク”が表記されていますので、これらの手続についても検索しておいた方が良いでしょう。

 ちなみに、“非商用配信”は、個人・教育機関・非営利団体が対象で、株式会社や有限会社はあてはまりません。実際のところ、これだけで1記事かけるくらいの情報があるので、今回はここで割愛させて頂きますが・・・。

 ただ、インターネットの法規制等が整ってくる過程で、企業ホームページでは“音楽”は流さない方向へ進んでいったようです。その理由としては、次のポイントが関係しているのだと考えています。

2)期待する効果が実際の仕様に障害を与えないのか?

 インパクトという効果で“”というものは記憶に残りやすい手立ての1つなのだと思います。

 まぁ、僕自身はパソコンのボリュームを0にして使用しているコトが多いので、僕と同じように気付かないでいる場合もあるかもしれません。

 そう言えば、フラッシュが多用されていた時代は、クリック音などにこだわったサイトも多かった様に記憶しています。まぁ、効果音は演出であり手軽に導入できるため、音楽を流すコトとは意味合いが違ってくるのでしょう。

  また、時代の流れなのか“動画配信(または、動画の埋め込み)”を行っている企業が増えています。そう考えると動画を配信する企業サイトにおいては、音が重なるため音楽を流すコトは言うまでもなく控えておいた方が良さそうです。

 確かに音楽を流すコトで商品やサービスにあった印象やイメージを伝えるといった効果は期待できると思いますが、それが思っていたものと違うといった逆のイメージを与えてしまう場合もあると認識しておく必要があります。

 それは、良くも悪くも企業として選ばれるための本筋は“商品(サービス)”の独自性と良さを伝えるコトだからです。

 今まで述べておきながら何ですが、“音楽”を流したり、“効果音”を出したりする行為そのものを否定的に考えてはいけません。

 演出面から言えば、ホームページ制作は常に最新の手法を導入する傾向にありますが、実は使い古された手法も含め、幾つもの手法を組み合わせで“ユーザビリティ”を向上させており、そうして効果を出しているサイトが数多く存在しています。

 例えば、“お気に入り”に入れるボタンの設置が一時期流行しましたが、今もアクセスが多いサイトでは設置しておくと内部ブログの“RSS”のようにリピーター獲得に繋がっているといった事例があります。

 つまり、音楽を流すという行為だけで判断するのではなく、サイト全体の構成において効果的がどうかを考え採用できる場面があれば使うというコトでしょうか。

 やはり“音楽”そのものが生活での位置づけにおいて以前とは違うというコトなのでしょう・・・ただ、ホームページ制作の手法や構成がマンネリ化せずに、各企業様に最適なオーダーメイドで上質なホームページを提供し続けるといった点から考えれば、音楽を導入するかどうかという検討も大切なのかも知れません。

 ・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。