Google検索で「上位」と「1番」になりたいの違いについて思う。



Googleには"1番"という言葉が良く似合う?Web-STYLE(ウェブスタイル)

■ホームページにの検索サマリが増えている現状から見えてくるコト・・・

 最近の検索サマリデータを見ていて思うのですが、”単語“もしくは”複数の単語“で検索している方の割合がだんだんと少なくなってきているという印象を受けます。

 実際には、インターネットを利用している人数は増えているのですから、検索の手法が多種多様に亘ってきていると考えた方が正しいのでしょう。

 当ホームページのアクセスログにおいても同様で、”文章“もしくは”文章+単語“で検索されている方が増えてきており、全体の4割近くにまで上ってきています。

 まぁ、どのサイトにおいても社名やサービス名で検索される訪問者の方が多いのですから、ビジネスホームページにおいて文章で検索される方の割合が半数までを占めるコトはないと思いますが、2~3年前までは1割前後しか無かったコトを考えるとインターネットの利用者の世代交代が起こっているんだなぁと感じます。

 また、検索エンジンの利用者が今までの常識に捕われず自由に使う人が増加している点からも、話言葉による検索言葉の相性や組み合わせによる効果を意識してSEOを考えなければならなくなってきました。

 これらはディレクターやライターの仕事になりますので、全てのWEB企業で導入している訳ではないでしょうが、今後は企業のサービス向上において重要なポイントになってくるかも知れません。

 例えば、Web-STYLE(ウェブスタイル)の過去のブログ記事に次の2つがあります。

YAHOO!やGoogleの検索結果で1番にしたい。

Googleの画像検索で上位表示されるポイントを推測してみる。

 2つの記事の内容は別ものですし、どちらもSEOは意識せずに書いています。当然ながら、記事として見られている回数も同じくらいです。

 けれども、検索をして最初に開く”入口ページ“の役割としては圧倒的に差が開いています。2つの記事のうち、検索エンジンの結果からホームページにたどり着く、導線の役割が強いのは上記タイトルとなっています。

 この違いは、どこからくるのでしょうか?

 おそらく上記の記事内容で情報を探している人数(検索者数)と検索の対象となるページ数(検索結果数)が関係してくるのだと思うのですが・・・まずは、仮説を立ててみるコトにします。

・おそらくこの様な検索をされる方は、WEB会社というよりも各企業様でのWEB担当の方だろう。

 これは、WEB会社の方であれば要点を絞り、具体的な専門用語で検索されるだろうコトから予測できます。よって、”Google検索”という単語だけで当ホームページへたどり着くコトは皆無なのですから、次の仮説がポイントへ繋がるコトになります。

・話言葉での検索という点から一般的な単語の組み合わせの相性が重要になる。

 これは、「検索する人≒情報発信している人」の傾向(調べている人と情報を出している人が同じような言い回しをしている傾向)にあるというコトです。

 抽象的な検索ワードになればなるほど、検索結果の表示がばらけてきますのでロングテールの”テール“から単語の組み合わせを検証する必要があります。

 では、早速”Google”で検索してみましょう!(2012年9月9日実施)

1)グーグル検索 1番 ⇒ 対象ページ数:6150万ページ

2)Google検索 1番 ⇒ 対象ページ数:1190万ページ

3)グーグル検索 上位 ⇒ 対象ページ数:215万ページ

4)Google検索 上位 ⇒ 対象ページ数:324万ページ

 検索結果の他にも数社のアクセスログの検索サマリを比較してみましたが、結果はどれも同じであり、次のような組み合わせの傾向がありました。

 検索エンジンで ⇒ 上位にくる方法  Googleで ⇒ 1番になる方法

 どうやら”Google”は”1番になる“という単語の方が、”上位になる“という単語より相性が良いようです。ついでに次の検索状況も見て下さい。

1)画像検索 1番 ⇒ 対象ページ数:1億5800万ページ

2)画像検索 上位 ⇒ 対象ページ数:888万ページ

 見事に相性が出ていますね。人は皆、心の奥底では”1番”を望んでいるというコトでしょうか?

 まぁ、アクセス数を増やしたいのであれば、SEOだけでなく”単語の組み合わせ“にも意識しましょうというコトの例なのですが、詳しく思うところを書くと長くなってしまいますので、別の機会に記事を書くコトにして、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。(2012/09/13 一部修正)