先入観を与える手法はどこからミスリードと言えるのか考えてみる。



まぁ、アクセス数を伸ばして購買率も伸ばすのが理想ですが・・・。Web-STYLE(ウェブスタイル)

■前もってイメージをインプットするコトは手放しで有効な手段なのか・・・

 ホームページにおいて、次の様なアプローチをして見ます。まずは、次の図をご覧下さい。

 先入観というWEBの手法を考えてみる。Web-STYLE(ウェブスタイル)

  さて、どうですか?

 1~3番のどれが貴方の印象に残ったでしょうか。上記のものは、あくまでも先入観について考えて頂くための例ですので、もっと適した業種や分かりやすい文章があったかも知れませんね(笑)。

 実は、これは印象に残らない部分の方が今回のポイントで、ここでの1~3番における弊社の強みはどうでも良いのです・・・って、おい(笑)。

 大切なコトは“Web-STYLEが選ばれている”という文章をスルーさせるコトで、“選ばれている”という前知識や先入観を持っていただいた上で3つのポイントをアピールできているという点です。※より効果的にするためには拾い読みのコトも考えなければならないのでが・・・これはまた別の機会にでも。(参考記事)

 このようにホームページを制作する際、“SEOやオリジナルデザイン”はもちろんのコト、構成図やリンク、バナーの位置や大きさ、キャッチフレーズにまで気をつけて制作をしています・・・まぁ、Web-STYLE(ウェブスタイル)ではですけど。※ここまでやっているかどうかはホームページ制作会社によってまちまちなので直接ご確認下さい。

 ホームページを見ている新規の訪問者は、まだその商品やサービスを選んでいる訳ではありません。

 中には最後の後押しが欲しい訪問者の方もいるでしょうが、その訪問者の方に“この商品・サービスは選ばれているんですよ”という前知識や先入観を持っていただいた上で、強みや特徴をアピールする手法のご紹介というコトです。

 さらに言えば、「3つの~」、「5つの~」、「8つの~」という数字が、心理的な面から意識に入りやすい有効な数だという見解もあります。※日本人においては、「7つの~」という数字も良い印象を持っている方が多いように感じますし・・・実際のところ、これは参考程度にお聞き下さい。

 いずれ“ステマ”についても述べたいと思いますが、古くは“行列のサクラ”や街頭インタビューも誘導したい意見を前面に出すなど、一般的に多くの人は抵抗無く与えられた情報を素直に受け入れていく体質にあると言えるでしょう。

 しかし、これらについて考えるとき“これはミスリードなのか”という問題が常に付きまといます。

 ホームページが営業ツールの一つである以上、来店や購入への誘導はビジネスの一環であり、当然すべきです。企業に対して良いイメージを持ってもらう努力もしなければなりません。※嘘はダメですが・・・。

 例えば、増税についてですが・・・。

今の私たちが、将来の子どもたちに出来るひとつの手段として増税をいかが思われますか?

政治家が経費削減やマニフェストを守らず、国民にだけ負担を押し付け増税を進めている点をどう思われますか?

 ずいぶん違った答えになるのではないでしょうか?

 まぁ、いつものコトですが、ここは物事の是非を問うブログではないため、個人的な意見等は割愛させて頂きます。ですが、印象や問いかけによる誘導は可能だというコトなのです。

■“買いませんか?”ではなく“どちらを買いますか?”という効果

 以前の記事でシンプルが一番、判断するのはお客様なのですから“買いませんか”という表記(アピール)をするコトが大切だと述べました。

 しかし、この話には続きがあります。

 ホームページの訪問者の方は買う目的できたコトを前提として、“どの商品を買う買いますか?”というアピールした方がより効果的だというコトです。

 単純な話ですが、今までの経験からもホームページの表記において“買いませんか?”から“どちらを買いますか?”と変更するコトで売上を伸ばした例は沢山あります。

 言い回しによって購買意欲を高める効果があるのですが、日本において他社の商品との比較広告は難しいですし、誤解を与える様なミスリードはダメです。

 そして、この手法はネット通販のECサイトだけでなく、企業イメージのアップや来店誘導にも使えますので、サイトの見直しの際に意識して導入されてはいかがでしょう?

  ちょっと言葉足りずで補足したい点もありますが、横道にそれるとまた文章が長くなりますので、少しだけ次回に続きます・・・ってコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。