ホームページの営業的な役割を考えてみる。出入口編
- 2012年07月06日
- ホームページ有効活用
■そのホームページの役割は入口か出口か?
さて、月初の忙しさでストックも無くなり、現在は午前3時です(笑)。そんな中、今回は初心に帰りホームページの役割について考えてみたいと思います。
まずは運営されているホームページのアクセス状況から訪問者がYAHOO!やGoogleで検索している主なキーワードが何かご確認下さい。
その訪問者の検索キーワードですが、ほとんどが会社名や商品・サービス名ならば“出口”、それ以外の関連する単語であれば“入口”というグループに分けられます。
では、この入口と出口についてのお話ですが、まずは次の図をご覧下さい。
(Click!)
便宜上ですが、上記の図のように“入口”とは、いろいろなキーワードでホームページにたどり着きその企業を知るという役割のコトで、“出口”とは、口コミや他のメディアで企業を知り、社名や商品・サービス名で検索しホームページで企業を確認してもらい来店や問い合わせを促す役割のコトを言います。
さて、皆さんのホームページの営業的役割は、“入口”でしたか“出口”でしたか?
ここで、ポイントです。
アクセス数が2,000以下であれば、たいてい分類は“出口”のはずです。特にアクセス数が200以下で“入口”という企業は危険信号です。
基本的に企業名が知られていない・・・もしくはたどり着けない場合は、ホームページの有効活用どころか活用そのものが出来ていないと思われ、早急にホームページの見直しが必要です。※一部当てはまらない業種もあります。
逆に、アクセス数が2,000を超えてくると営業的役割に“入口”の色合いが見られるようになります。
このころから新規訪問者とリピーターの割合も出口グループの比率“7:3”から“4:6”もしくは“3:7”と逆転しているはずです。
まぁ、医療や建設関係のように1回のサービスで完結する業種と健康食品やネットゲームなど繰り返し利用する業種でも多少なりの数字の異なりがありますので、あくまでもご参考までというコトで。
なお、入口としていろんなキーワードで検索してもらいたいのであれば、レシピや○○辞典のような情報発信、ページ追加、ブログやコミュニティツール(Facebook)を利用してみましょう。
面倒かもしれませんが、やるべきコトをやれば、必ず結果は出ます。
次に、出口として口コミの方を囲い込み来店やネット購入を促したいのであれば、ネット広告やカテゴリ登録、フリーペーパーやチラシなどの紙媒体、CMや看板などの連動をすると良いでしょう。
■来店された方は、ホームページを見てきたとは言わない現実
初診の方への記入用紙をご提案させていただく際、“何で当院を知りましたか”とは別に“ホームページを見たことがありますか?”という項目をつけて頂くようにしています。
それはなぜだと思われますか?
それは、ほぼ全員が“ホームページを見てきた”とは言わないからです。今の世の中、ホームページを見て企業を確認するコトは企業間では当たり前であり、個人の方でも多くの方が企業ホームページを参考にして来店、商品購入の判断をするコトでしょう。
しかし、人は知人の紹介でホームページを確認しても“知人の紹介できた”、看板を見てホームページを確認して来院を決めていても“看板を見てきた”と言うのです。
これでは、例えホームページ制作会社が、精一杯良いホームページを制作してもクライアントの企業様から“まるで結果が出ない”と言われかねません。
少し、話が脱線してしまいましたが、某セミナーでは“コンサルできない制作会社が多過ぎる”と言われていると聞いたもので、少しは提案の参考になればと思い今回の記事を書いてみました。
まぁ、ホームページ制作会社がコンサルするものと言う前提がミスリードなんでしょうが、これはまた別のお話というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?
いやはや。。