ホームページを真似されるという問題について考える。



ホームページを真似されたという問題。Web-STYLE(ウェブスタイル)

 ■何処までが著作権の侵害に当たるのか判断が難しい

 この“ホームページを真似される”という問題についてですが、基本的には次の2点が考えられます。

 なお、この内容について1つの記事内で述べるコトは非常に難しいため、別の機会に別の切り口で再度書き込みするかもしれませんし、まとまりの無い文章になるかもしれませんがあらかじめご了承下さい。

1)意図的にホームページを真似る。

 このWEB業界に携わってではなく、2006年の起業をしてからに限ってみても弊社制作のホームページを明らかに真似しているという事例が3件あります。

 レイアウトや文章が全く同じ(文章は会議を行いながらオリジナルで考えたものでしたが、句読点まで同じでした。)、その中の1件は同じホームページのデータを落として会社名だけを変更するといった大胆なものでした。

 まぁ、この問題については解決したものもあり詳細は掲載できませんが、相談も含めた多くの経験からちょっと気になる傾向がありましたので、そちらをご紹介したいと思います。

 まずは、次の図を拡大してご覧下さい。

ホームページを真似されるという問題。Web-STYLE(ウェブスタイル)

 こういう言い方をして良いのか分かりませんが、僕がかかわった事例について基本的にはスムーズに解決できる企業様ばかりで大きな問題には至りませんでした。

 おそらく限りなく上記図の“(4)”に近い企業様だったのでしょう。

 ですが、“(3)と(5)”のグループの方に関して言えば正確なデータを集めるコトができていません。いったい、どうしてなのでしょう?

 それは、認める認めないではなく全く応答が無いからです。

 よく増税や罰則強化の際に言われるコトですが、意識的に違反している方は増税に際しても納税をしないし、罰則を強化しても違反を続ける・・・なるほど、そうかも知れません。

 ご相談の中には真似ているかの判断が微妙だったり、知り合いの企業様がホームページ制作の資料をご準備できず「とりあえず、○○から文章を取っておいて」なんてやり取りがあったりするため、最初は状況をお聞きするだけなのですが・・・。

 仕方なく警告をすると、突然、ホームページを閉鎖したり、リニューアルしたり・・・それでも返答が無いんですよね。こういうのってもめると長期に時間がかかりますし、やったもの勝ちって悪い風潮でもあるのでしょうか?

 こちらとしては、最初からもめようと思っているのではないのですが・・・。

2)たまたま内容が似通ってしまう。

 意外かも知れませんが、どちらかと言えばこちらの方が大問題です。個人様との間の方に多い問題かもしれませんが、なぜなら「こっちの方が先だ!」という話に発展してしまうコトも少なくないからです。

 また、僕自身のご相談の中では経験ありませんが、逆に真似されていると言われる場合もあるようです。必ずとは言いませんが、どうしても個人で考えるコトはどんなに良いアイデアであっても他人も思いつくものです。

 ほとんどの場合は記事の公開日で判断するしかないのですが、例の事件以来、プロパティによるファイルの保存日も信用できないと決定打にならないとか。

 ただ、どちらも“自分が考えた”という点では正しいコトを言われている訳ですから、よほどのコトが無い限りは話し合いを続けていれば、大きくもめるコトは無いでしょう。

■企業としてこの問題にずっとかかわっていられない

 結局のところ、企業としては有名料として言われない誹謗中傷を受けたり、ホームページを真似されたりというコトは、珍しい事例ではないのかもしれません。

 しかしながら、ホームページも今ではビジネスに欠かせないものになっていますし、企業の財産だという点から考えれば、この問題を頬っておく訳にもいかないコトも事実です。

 しかし、この問題ばかりにかまっていては、解決するまでホームページの運営がストップするコトも考えられます。※実際、法的処置の対応をするならば数年単位の年月がかかってしまいます。

 経営判断で、これを期にこちらの自社ホームページの方をより良いものへリニューアルされる企業様も少なくないですが、話し合いを続けていくのとどちらの手立てを選ぶのか難しいところですね。

 また、別の機会に続きを述べたいと思いますが、とりあえず今日はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。