2013年10月19日の戯言(照らされなくても魅力や才能は輝くもの。)



人の素質は違っていても学問や修養を積み重ねれば優れたものになるというたとえ。

 “経験”という場数を踏むというコトは大切な訳で、ビジネスという点から考えれば器用貧乏な僕よりも専門的にデザインやプログラムの制作をしている方が数年後に身についているものは多いようです。

 また、結果を出せている人は与えられた状況やポジションの中で成長いている方が多く、もともとデザインに向いているとかプログラムの理解が早いとかいった専門的な才能や好き嫌いがどの程度関係あるかどうか分かりません。

 付け加えて、企業も法の下に“人”なのですから同様です。

 弊社ではホームページの運営サポートを行っていますが、正直に言って業者に丸投げという状況と自社でノウハウの蓄積や独自の検証を行っている企業様では成功までに必要な時間や費用は異なってきます。

 この諺を例とするならば、ビジネスは“照らす”という経験の場なのでしょう。

 しっかりと考えたホームページの構成で自社の強みを出すコトはもちろんなのですが、雰囲気だけで魅力を感じさせる人や企業様が存在するものまた事実です。

 よくホームページページの運営に関するご質問で“真似される”というものがありますが、ホームページだけに止まらず“商品デザイン”や“ファッション”、“言い回し(流行語)”や“サービス(ビジネスモデル)”等、全ての情報は真似される宿命にあります。

 新しいものを“作り出す”という行為はホントに僅かで、ほとんどの場合はその真似や付加価値を付けた発展というのがほとんどだとも思えるくらいです。

 皆さんもアメリカの心理学者“アルバート・メラビアン(Albert Mehrabian)”の述べるコミュニケーションの三つの要素をどこかでご覧になったコトがあるのではないでしょうか。

・言語

・声のトーン(聴覚へのうったえかけ)

・ボディーランゲージ(視覚へのうったえかけ)

 上記の3つの要素がそうで、フェイス・トゥフェイスによるコミュニケーションを行う際、内容の伝達に占める割合はそれぞれ“7%”、“38%”、“55%”だというのですが、こう考えると意図的なアクション誘導でもしていない限り、情報の伝達について深く考えられていないホームページでは結果を出すコトが難しそうです。

 まぁ、少し話がそれてしまいましたが、人当たりに良し悪しがあるのも資質が必要に感じます。

 問題なのは真似をされるとかされないではなく、“真似できるもの”と“真似できないもの”とがあるという現実であり、アイデアを温めたままにしていて先を越されビジネスチャンスを逃したなんて話はよくあるものです。

 自分にしかできないコト、真似るには技術や経験を要するもの・・・これらが“強み”であり、人や企業様が選ばれるための“独自性”というコトになるのでしょう。

 企画や提案はそうですが、根拠となるデータに加えて提案者の人柄は見定められています。

 車や住宅の企業選びと購入に至った決め手に“担当が良かった”という意見が常に上位に入るのは、何となくこれらの雰囲気をエンドユーザーであるお客様が感じられていているのかも知れません。

 “させられるもの”は身につかないものですから、やはり、人も企業も成長のための努力を惜しまずに学ぼうとする姿勢を持ち続けるコトが必要なのでしょうね。

 いやはや。。