2013年7月13日の戯言(ビジネスでの思い入れの深さは・・・)



贔屓をし過ぎて逆にその人を不利に導いてしまい迷惑をかけてしまうたとえ。

 基本的に積極的な営業は行わず“ご紹介”による新規ご契約がほとんどの弊社ですが、求められるサービスはまちまちで、WEB運営のコンサルティングがあれば、ネット全般・・・いや、パソコン全般のサポートの場合もあります。

 また、ビジネスのパートナーとして営業会議に出たり、企業内でのセミナー勉強会の講師や提案もあれば、業者として指示ある作業を効率よく行うものまであり、内容も千差万別です。

 ただ、WEB運営サポートの仕事をしていて忘れてはならないのは“要望”や“予算”によるサポートの違いはあっても、“思い入れ”や“贔屓目”によるサービスの格差は無いように意識しておかなければならないという点です。

 もちろん仕掛けるタイミングもありますし、まったく“0”という訳には行きません。

 ただ、そんな時は必ず“ここまでしている”というコトや“特別な対応をしている”というコトを伝えなければ、言えばここまでしてもらえるという“感覚”・・・つまり甘えが生じてしまいます。

 その後は境界線を越えて過剰なサービスしていかなければならなくなり、この繰り返しでビジネスでのよい関係は築けないコトになるでしょう。

 ビジネスは“選び選ばれ”なのですから、どうしても自社の対応で改善していく手立てが見つからないというところまで進んだ時には、こちらから解約の相談を申し出るコトも仕方ないかも知れません。

 しかし、ビジネスにおいて“特別扱いしてもらえている”という思いを抱いてもらうコトも確かに大切です。

 上記と話が矛盾しているようですが、そこがサービスを提供している企業としての力量を問われる部分なのではないかと僕は思っています。

 つまり、よい関係をつくるための過剰なサービスが偶にはあっても良いが、それが通常となれば企業様との契約が負担にも成りかねないというコト、同時にお客様への対応が出来なくなってくれば逆に“成功”を先延ばしにしてしまうコトにも繋がってしまうという訳です。

 上顧客のお客様なので贔屓目に作業をしているが、どんどんその負荷部分は増大していき、懸案物件になる・・・僕が見てきた中、このような例は運営サポートを行っている企業よりも更新サポートを月額保守で契約している制作会社に多く傾向が見られます。

 注意しなければならない点は、価格によるサービスの格差は、ここでは考えないものとして、年間通して見ればどのクライアント企業様にもどこかのタイミングで特別サービスを行うというコトです。

 弊社にとっても日常の負荷にならず、お客様にとっても心地よい時期がある・・・大切なコトだと思います。

 弊社ではホームページの運営サポートを行っているのですから、リニューアルや広告の提案やディレクションばかりでなく、もちろん更新のサポートも行っています。

 打ち合わせとは別作業のご相談は、追加費用が必要なときはご相談させて頂くとしても企業間において“良い関係”を築くチャンスなのではないでしょうか。

 “サービスの向上は行う努力を続けても過剰にはならない”

 ホームページの制作会社を起業したいが、月々の売上の確保のために“ランディング契約”を導入したい、どうしたら良いかというご相談を定期的に受けます。

 これには“儲かる”コトや自社が“安定”するコトを考えて言われている方とビジネスパートナーとしての“関係を構築”したいという思いの方がいるのですが、前者の多くは3年待たずして会社を閉鎖しているコトが多いような印象を持っています。

 まぁ、人に相談する場合には既に自分で結論を出していて背中を押してもらいたいだけという方も多いですし、こん回の戯言をどう考えるかは個々の判断に委ねるしかないのですが・・・会社の運営は思っているほど楽ではないものなのです。

 いやはや。。