2013年4月27日の戯言(運営と制作、需要と供給の違い?)



立場が違うから行いも違うわけで、その立場を取り替えれば行いが同一になるというたとえ。 

 “ちをかうればすなわちみなしかり”、立場が違うから行いも異なるというわけで、その立場を取り替えれば同じコトを行っているという例えです。

 弊社ではWEB運営サポートの仕事をメインとしていますが、当然ながらクライアント企業様のホームページリニューアルや別サイトの制作を行う機会もあります。

 そういった意味では、“インターネットの何でも屋さん”というイメージの企業なのでしょう。

 弊社でのホームページ制作や起業当初からのお付き合いだと、毎月の訪問相談やネットやホームページ運営での企業間トラブル、ドメイン等の一元管理等、全て行うコトが当たり前なんだと思われがちですね。

 まぁ、弊社にしても人的サービスは他社との差別化となりますし、サービスの向上は常に行っていくコトが企業の強みとなり、今後も企業のノウハウ蓄積や企業の新主軸と同様に新しいサービスの追及はしていきます。

 しかし、ホームページに関するサービスを専門的に見れば“制作”や“運営”と分けられ、更に細かく考えれば“公開までのディレクション”、“ネット広告のマネジメント”、“メディアミックスサポート”と限がありません。

 そのため、最近ではホームページ制作やランディングページ制作において業務内容の共通認識が出来ておらず、企業間トラブルが増加しているようです。

 実際、サービス内容はここまで!・・・という区切りを明確にするコトは難しく、企業によってまちまちというのが現状なのではないでしょうか?

 仕事柄、企業の間に入って問題解決を行ったり、サイトオープンまでのマネージメント等が、年々増えてきているので“実感”とするところなのですが、そのお陰で制作会社様と繋がる機会が多いのかも知れません。

 弊社がホームページ制作だけを行う企業であれば、競合となる企業様はもっとあると思いますし、生き残りは難しくなるのではないか・・・なんて日々思っています。

 最近多いトラブルは、契約時に曖昧になっていた点が、ホームページの制作をして公開を迎えるにつれ“ズレ”が生じるといったものでしょうか。

 事例が多いため割愛しますが、この“ズレ”が生じると信頼関係を築くコトが難しくなりますので、長い期間かけて更新保守を行いながらも互いに疑心暗鬼が拭えないケースもあります。

 いわゆる“ミスの多い制作会社”と“クレーマー依頼主”という誤認識の関係という状況です。

 大切なコトは、対価に対して提供できるサービスをきちんと“説明”して“納得”してもらうコトです。ビジネスには需要と供給がありますが、提供されるサービスと受けたいサービスがイコールだとは限りません。

 それは、必ずしもサービスを提供している企業の問題という訳ではなく、業務内容そのものが正しく認知されていないという場合もあるのですが・・・。

 これは、ちょっと前にも“ホームページ有効活用”で記事にしましたが、“自動車会社は道路まで作りません”という話で“可能なサービス”と“対価の費用”を明確にしておけば起こりえない問題も多いのです。

 サービスを受けるのは依頼主様だというコトを忘れてはいけません。

 提供する側で話す内容や提供するサービスの上限を決めずに、判断できる材料を提供するだけで、この手の問題はかなり減少すると思うのですが、素直に過ちを認めるコトと同様に難しいのでしょうかね。

 いやはや。。