(連載45)価格の修正作業をして見直し必要なサイトを再確認?



猿じゃダメらしい。ホントに作ったままの企業ホームページもあるのです。

■作業に追われているので自社サイト関連と言うより、最近の作業の感想だったりするのです。

 自社サイトに掛ける時間が少ない時は、“猿じゃダメらしい”のカテゴリでお茶を濁すような流れが出来つつあるのですが、これはこれで僕にとっては現状の再確認に役立っていたりするものです。

 今回の消費増税に関しては通常の営業や提案に加えて、雑務的なものや単純作業の更新は引き受けている僕ですが、WEB業界そのものだけでなくソースにおいても日進月歩を感じずにはいられません。

 …と言うのも、積極的にサイトを有効活用して次々に目標を立てて運営を行っている企業様は、目的の達成率によって2~3年で企業ホームページを目安にリニューアルされますので、いろんなサイトのソースを見比べてみると制作時期が分かるくらい差があるものです。

 まぁ、そういった意味でも今年から来年にかけて弊社のホームページもサイト構成の見直しやボリュームアップを考えないといけない時期とも言えますが…まったく他人ごとでは済まされない問題として悩まされます。

 ただ、今回(2014年3月)の新規の運営サポートのご相談を来月にして頂きつつも大量の更新作業を行っている中、考えながら作業をしていると気づきがいろいろと出てくるものです。

 弊社のアクセスログを見つつ、日頃から今後の自社サイトの展開について考えたりするのですが、パソコンとモバイル共にOS(オペレーションシステム)が多様化してきているのは間違いないようで、中には“Nintendo Wii”によるアクセスまで。

 もともと“PlayStation(据え置き機、Vita)”や“3DS”なんかのOS形跡はログ集計しているとアチコチのデータで見かけるのですが、今やスマホからの企業ホームページへのアクセスの増加も拍車をかけてなのか“WindowsOS”によるアクセスは、どの業種においても60%前後しかなく減少傾向にあるようです。

 これにブラウザのバージョン(IE9以下)までを視野に入れると、どこまでの組み合わせを意識してホームページを制作すれば良いやら…これはWEB企業にとっても重要な企業判断となりそうですね。

 僕としては、ある程度のサポートが終了したOSや3つ以上もバージョンが離れているブラウザは切り離していかなければ、企業側としてホームページを所有ている旨味は十分に感じられなくなると思っています。

 そうそう、今のうちに稼いでおかないと“WEB制作会社”に未来は無いという話をたまに耳にしますが、実のところ会社自体で蓄積していくノウハウと提供するサービスの拡大を怠らなければ大丈夫だというのがホントのところでしょう。

 …一攫千金狙いという意味合いからは責任持てないですが。

 事実、幾つもの消費増税に伴う作業に入っていますが、その他のご相談の企業サイトのチェックも含めると単なる値段の修正作業だけでなく現在主流になっているOSやブラウザに合わせて改善をしないとビジネスチャンスを逃してしまいそうなWEBサイトもチラホラと見受けられます。

 資料として作業したものは集計しますが、これは一度、公開されているWEB全体でどのくらいの割合で対象となる企業サイトがあるのか調べてみたいものです。

 先に述べた通り、企業様のサイト運営については次の3通りに分類するコトが出来ます。

1)2~3年毎にリニューアルする企業ホームページ

2)必要が応じた際にリニューアルを行う企業ホームページ

3)制作後はリニューアルを行わない企業ホームページ

 まぁ、詳しくは“ホームページ有効活用”のカテゴリの際に記事にしますが、弊社の場合は運営サポートを事業内容にしているせいもあって、“(1)”のグループに当てはまる企業様が半数程を占めますが、一般的なWEB制作企業では“(2)”のグループに分類される企業様が営業の狙い目なのでしょうね。

 もちろん、リニューアルを営業提案する切り口は様々でしょうが…。

 ちなみに、新規のご相談では“(3)”の企業様もいらっしゃいます。

 ただ、このグループに分類される企業様は同時に社内で使用しているパソコンも“壊れるまで使う”傾向と公開するホームページを“社内のPC環境の方に合わせる”傾向が多いようです。

 そういった意味では、今回の消費増税やXPサポート終了の対応でサイト見直しが続く中で作業が大変であっても、タブレットや最新のブラウザで壊れて表示されてしまうという状況を把握していただくには良い機会だと思っています。

 これも詳しくは別の記事ですね(笑)。

 ちなみに日本の企業サイト全体を比較すると当然ながら“(2)”のグループが大半を占める訳ですが、WEB業界の売上は“(1)”のグループが占めているという現実なんてのは、どの業種も同じだと言わざるを得ません。

 最後に今回のテーマとは全然関係の無い話題をひとつ、何度か述べたコトがありますが、海外からのご依頼はお受け兼ねますので悪しからずなのでした。

 いやはや。。