(連載41)質問っぽい検索ワードに少し答えてみる。後編
- 2014年01月30日
- 猿じゃダメらしい
■ネット上に転がっている情報は“答え”ではなく、判断し考えるための“素材”であるコトを忘れてはならない。
早速ですが前回の続きなので本題に入っていきたいと思います。
ちなみに、今回のテーマを述べるならば“ちょっと気になる質問っぽい検索ワードをピックアップしてみたの続き”ってところでしょうか?
4)ネットショッピングが与えるリアル店舗への影響にはどんなものがあるか。
ここで忘れてはいけないコトは、ネットショッピングとリアル店補での商品販売という目的は同じであってもターゲットは異なり、それぞれが別の手立てだという点に尽きます。
もちろん注意しなければならないコトも無い訳ではなく、既存顧客の方でネットと店舗の両方を利用する方への拝領は必須です。また、この質問には別の視点からの問題とも読み取るコトが出来るので、念のため次のケースについても考えて見ましょう。
それは、多くのネットショップが蔓延るようになりリアル利店舗の利用者が減少し、その性で自身が経営する店舗での売上が落ちてきている(落ちてくる)のではないかという不安が募っているという場合です。
今は消費税アップを控え、企業ホームページの運営目的が来店誘導であっても通信販売であっても費用を出来るだけ抑えつつ“新規顧客”の獲得に躍起になっているというのが現状であり、その煽りを受けるのではないかと心配されるのは当然です。
しかし、上記でも述べた通り、ネットと店舗では手立てが異なります。
手立てが違えば何らかの差別化した強みで“競争”するコトが可能ですし、そもそもビジネス自体が競争なのですから、しっかりと自社のセールスポイントを見据えて競争していただきたいと思います。
5)レンタルサーバ の不具合は誰の責任なのか。
とても難しい問題ですが、ホームページのデータ破損の例で言えば自社サーバーの設置やバックアップなどによる対策を行うコトは可能です。
更に、今までの事例から見てもサービスを提供する際に月額で掛かる費用以上の責任をサーバー側に期待しても、保証してくれるとは考え難いでしょう。
実際、ハードディスクが物理的に壊れている等ではあればデータ復旧が出来ない場合だって考えられます。
ちなみに話の途中での私事ですが、先ほど突然に4コマを描いている方のパソコンが壊れてしまい、この記事を分割して書きながら次回の4コマ記事更新までに環境の復旧をどうしようかと僕自身が悩んでいるところです。
まだ分かりませんが“ここ20話”のデータはバックアップ前だったので、HDDだけでもデータの取り出しが出来なければ、万一に手直しするための保存データは残念な結果となるコトでしょう…まぁ、仕方ないかな。
話は戻りますが、最近もWordPressの脆弱性によるハッキングや不正アクセス事件が再び起こっていますが、これらのシステムは無料で広く提供されていると同時に使用を強要されているものではありません。
サービスやシステムを選んだ責任というものに限って考えれば、企業側の責任は大きいといえます。
どちらにしてもリスクの無い、もしくは完全保証されている様なビジネスは無いのですから、そういった点からも責任の先を考える前に“リスクヘッジ”を行う意識を持つコトがこれからの時代には必須です。
リスクマネージメントが出来ていなかったからこその被害なのですし・・・って、リスクの無いビジネス、無いですよね?
6)仕事場のpc環境は大丈夫か。Windows xpのパソコンを使っていて大丈夫か。
これについては近々テーマにする予定でしたので詳細は割愛しますが、これこそ企業様がリスクに対する考え方に改めて向き合うきっかけになる問題ではないでしょうか。
極端な話をすればセキュリティと予算を秤にかけて、社内パソコンに侵入されないために最新の環境に整えるという選択もあれば、多分大丈夫だろうと出来る限り長く社内環境を継続させるいう選択もあるからです。
大切なコトは事が起こったときには“自己責任である”コトを認識しておく点です。
7)先入観を与える手法の例を知りたい。
ここまででも文章を分割したはずなのに十分に長くなっていているので、簡単な例を一つだけ述べさせて頂きます。
先日、増加するブラック企業という特集のニュースがあっていて、その中で“どんどん社員が辞めて入れ替わる”というものがブラック企業を判別する1つのポイントだとありました。
例えば、真偽の歩度は別にしてこの点だけに絞って考えますが、同じ情報であっても特集するタイトルを“相次ぐ企業の成長ストップ、次世代の育たない企業の悩み”だったとしたらどうでしょう?
細かな部分は割愛しますが、新人社員が思い通りの仕事を任せてもらえないと自主退職へ繋がったり、下積みである数ヶ月の試験雇用期間も続かず残っても継続希望率の低下で、社員の負担の増す企業といった内容にでもなるのでしょうか。
何事もそうですがデータはそのままを提供しないと“結論あり気”で、その結論に繋がりそうな見方をしてしまうコトも少なくないと考えられています。
しかし、先入観と一言でいうと“悪いイメージ”の方が強いかも知れませんが、実際には興味を持ってもらうためにも企業様にとって有効な手立てであるコトにも違いはありません。
嘘や偽り、誤解を与えるものは駄目ですが、WEBだけのものではなく企業アピールという点から考えれば、追求していきたい営業テクニックの一つだと言えそうです。
さてさて、今回はこんな感じですが、分割しても書き足しているので三分割しても良かったかな(笑)。
では、次回はいつになるか分かりませんが、気になる検索ワードが増えてきた頃にまたまとめてみたいと思います・・・いえいえ、別にブログに書くネタが無いときの話題のストックという訳ではなくてね。
いやはや。。