掲示板などへの誹謗中傷の書き込み対処について考えてみる。


最近、口コミサイトの利用者が減っているという傾向が見られる?Web-STYLE(ウェブスタイル)

 ネットの掲示板や口コミサイトにおいて、会社にとって不利益となる誹謗中傷の書き込みを見つけたりすると“はやく削除しなきゃ”という気持ちになるのはよく理解できます。

 確かに、ほおっておけば情報が拡散して会社の存続に関わるというのなら早急な対策が必要でしょう。

 ただ、最近では“会社名+評判”で検索する方が減少傾向にあるとも聞きますし、そもそも乱立してきた口コミサイトそのものが知名度の高いものと情報が追加されず成立してないサイトとに分かれてきたようです。

 つまり、ほとんど影響力の無い口コミサイトも多いというコトになります。

 また、口コミサイトが集中するのも医療関係や学校関係、建設業や飲食店、ヘアサロン(エステサロン)等、競合が多く反響営業を重要視されている業種が目立ち、評判を検索されやすい業種に絞られているようです。

 ここで安心できる点を述べるなら、数ある口コミサイトにおいて“削除依頼”に対応する管理者が増えて来たという点でしょうか。

 “企業様が事実無根だと言われても書き込みを行った当事者の方はそう感じたのかも知れない。”

 運営企業の方針や対応した場合の作業の手間から頑なに削除を拒んできた口コミサイトが多い中、利益重視の口コミサイトが乱立してきたコト、書き込みが匿名で行われているというコトから個人情報の開示でなければ対応するケースも多くなってきました。

 案外と削除の問い合わせするコトであっさり解決なんてコトも多いようです。

 例外として、個人を装った同業他社が運営している場合等、サイト運営側が意図的に問い合わせそのものに無反応を決め込むというケースがあります。

 口コミサイトではなく掲示板へ誹謗中傷となる嘘の書き込みをして回っていたという事例もありますが、悪質な書き込みが続く場合は法的な処置を取るという判断をしなければならないコトもあるでしょう。

 WEBを活用するコトで全ての企業様にビジネスチャンスが広がったとよく言われますが、その反面、存在を良く思わない競合企業と繋がる機会も増加しました。

 そして、その中には“相手を貶めて利益を得よう”という企業があるかも知れないコトを否定は出来ません。

 わざわざ通常業務に負担が出る程に誹謗中傷の記事や書き込みを探して回る必要はありませんが、対策をすべきものと放置して良いものとを正しく判断して速やかに対処したいものです・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。

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