富裕層向けホームページが失敗する原因について考えてみる。
- 2015年08月03日
- ホームページ有効活用
販路拡大の手立てとして“富裕層”に商品を売りたい、サービスを提供したい。
そんな言葉を耳にするコトがありますが、その多くは思い付きに近いような印象を受けるものばかりで、具体的な手立ては決まっておらず、とりあえず“富裕層向けのホームページを”という方も多いようです。
しかし、この辺に“初めから富裕層をターゲットにしていたビジネス”との違いを感じてしまいます。
つまり、この状況を簡単にまとめるとこんな感じです。
△:富裕層向けホームページを制作して商品やサービスをアプローチしよう!
○:富裕層向けの商品やサービスだからホームページを活用して広く知ってもらおう!
そもそも、ホームページだけ富裕層向けに対応させても“詐欺じゃないのか?”とクレームや消費者トラブルになり兼ねず、利用後に誤表示や偽装に近い悪い印象を持つ方も多いようです。
販路拡大や収益拡大のためにホームページを活用するコトはもちろん大切ですが、やはりビジネスの土台は企業様のビジネスそのものなのでしょう。
極端な話をすれば、十分な運営予算を確保していれば独自のホームページにSEOや広告を出して集客を考えるより、既に富裕層の方を集客する手立てを確立しているECモールに出店した方が成功は近いかも知れません。
また、競合企業があるのならどれ程の付加サービスを提供しているかも知っておく必要があります。
富裕層向けのビジネスを考える上で大切なコトですが、単純に商品の品質だけでなく“商品に関する取引間の全て”が吟味され選ばれる要因となっているからです。
どんなビジネスもそうですがターゲット層のライフスタイルやニーズを十分に理解するコトが、後々の口コミやリピートに繋がるのでしょう。
そういった意味では、富裕層の方へ向けたサービスの開発、社内体制や投資などに一切お金を掛けずアイデアだけで方向転換したにも関わらず簡単に大成功したという話は耳にしませんし、きっと夢物語なのだと思います。
おそらく成功したという事例の場合は、既に独自性を初めとした何かしらの受け入れられた要因となるポテンシャルがもともと大きかったんでしょう・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?
いやはや。。
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