WEBサイトが原因の消費者トラブルについて少し考えてみる。



言葉を濁し、表現を曖昧にしても誤魔化しきれないのがWEB?Web-STYLE(ウェブスタイル)

 企業ホームページを所有するというコトは良くも悪くも“多くの方との接点を持つ”というコトになる訳で、これは企業利益と同時に消費者トラブルをもたらす原因にもなり兼ねません。

 それは、ホームページの訪問者が全て潜在顧客及び固定顧客とは限らないからです。

 意図的な誤魔化しかどうかは関係なく企業サイトから発信される情報に矛盾が無いかチェックしている方も少なからずおり、時には指摘よりも先に情報を拡散されてしまい“想定外”な消費者トラブルへと発展するケースも増えていると聞いています。

 そういった意味では、今や消費者でない方とのトラブル回避もリスクヘッジの一つなのです。

 必ずしも“多数の意見が正しい”わけではありませんが、インターネットが身近になった今、曖昧な表現や誤魔化しは企業不利益を招くのが当然なんだと考えておいた方が良いのでしょう。

 インターネットが普及し始めていた頃、ホームページからのお客様はページを印刷して持って来たり、競合の商品やサービスと比較してこられるため“変な人が多い”という意見を多く聞いていました。

 しかし、根本にあるのはエンドユーザーの方が“納得”した上で購入(利用、問い合わせ)を望む気持ちからの行動であり、その多くは企業姿勢を問うているのだと思います。

 確かに、企業発信の情報の中には公開を躊躇う情報や企業秘密のアピールポイント、問い合わせの敷居を高めてしまう情報もあるコトでしょう。

 だからと言って“~(から)営業”で追加料金が必ず発生する宣伝広告を消費者は良しとしません。

 例えば、訪問販売においてドアを開けるまで本題を濁すなんてコトを続けていれば、いくら商品やサービスが良くても消費者の反発が高まっていくコトは目に見えています。

 経営者様より社員一人一人が“会社の顔(営業)”という話をよくお聞きしますが、個人による情報発信の手段が確立された現在、ホームページもまた会社の顔なんだと発信する情報に誠実に向き合うコトもまた大切なのかも知れません・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。

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