ブログの文章は長い方がSEOで有利かについて考えてみる。



SEOを意識し過ぎたブログで魅力的な記事は書けません。Web-STYLE(ウェブスタイル)

■発信したい情報もないまま、SEOのためだけにブログの記事を書こうとしても、決して長続きはしないものなのです。

 例えば”美容”に関するポータルサイトを制作するよりも、具体的にテーマを絞って”美肌”のWEBサイトを作った方がずっとSEOも楽に仕掛けていくコトが出来るものです。

 ここには”1テーマ1サイト“の原理が働いていて、このタイプのWEBサイトは指定されたキーワードに有効な情報が詰まっているといった判断がしやすいというのもあるかも知れません。

 まぁ、この話は単なる前振りなのですが、今回はこのコトを踏まえつつブログ文章の長さについて考えてみましょう。

 このコトも何度か切り口を変えながら当サイトにおいてもブログ記事のテーマに取り上げていますが、ご相談をされる企業様に共通している思いは常に”SEO“ありきであり、”効果を狙った“場合にどうなのかという疑問であるという点です。

 まずは、ここで先に述べた”1サイト1テーマ”の強みを考えてみたいと思いますので、次の情景を自分だったらどうするだろうか想像してみて下さい。

 本屋さんで辞書を買うとして同じ値段の場合、皆さんは薄い辞書と一般的な厚い辞書とどちらを購入されますか?

 まぁ、答えは聞かずとも素直に考えれば”厚い辞書”の方を購入されるコトでしょう。

 おそらくその理由は、厚い辞書の方が詳しい解説や例文までがしっかりと紹介されているかも知れないので薄い辞書よりも”役に立ちそう”といったところが考えられます。

 これが調べる項目が決まっている場合はどうでしょうか?

 例えば”美味しいケーキ“の作り方を調べているとして、上記の辞典に相当する”厚いレシピ集”の本とそれよりは薄い”ケーキ作りの専門書”を目の前に皆さんはどちらを手に取られるコトでしょう。

 他の場面でも使えるからと言う理由でレシピ集を購入される方、事細かなケーキ作りのテクニックが紹介されている専門書、もしかしたら両方を購入されるかも知れません。

 つまり、そういうコトです。

 WEBサイトを全て1テーマに絞ると、そこには”強み“が生まれ”競争力“が発生するというというコトになります。

 ブログ文章の長さを気にするのは目的がSEOだからでしょう。Web-STYLE(ウェブスタイル)

 では、やはりホントにブログの文章は長い方が良いのか?

 近年ではSNSやニュース記事も検索されるようになり、Googleもアナウンスしている様にSEOに”文字数は関係ない“という話ですが、当然ながら、普通に考えてもしっかりとした解説や事例を紹介しようとすると必然的に文章は長くなるコトでしょう。

 しかし、1テーマ1記事に絞って長期にブログの更新を続けているとサイト全体の”発信力“が高まってくるらしく短い記事でも検索されているようです。

 そう考えると、長い方が良いとか短い方が良いという話では無く、その記事のテーマを発信していく上で適切な情報量というものがあり、大切なコトは話がアチコチにぶれたり、無理に引き延ばして必要以上に長くしたりしないコトが大切だと分かります。

ブログでSEOより、記事の質でサイトの評価を高める。Web-STYLE(ウェブスタイル)

 昔は、キーワードの出現率と言って”こそあど言葉”を使った主語よりも、文章の中に何回”キーワード”を埋め込んだかと言うテクニックで検索上位を狙ったWEBサイトを多く見かけましたが、日本語を理解してきた検索順位を決めるアルゴリズムではむしろ出現率がある程度低い方がSEOの効果は大きいと言われています。

 ちなみに、タイトルタグにはまだSEOに対して大きく影響をしているようですが、それはまた別の機会に記事するとして今回は話を先に進めていきましょう。

 SEOというと巷に出回っている話からアルゴリズムという検索順位を判断するプログラムに対する手立てだと思われがちですが、実は違います…というか、それだけではありません。

 最近では、訪問者の動向に関する評価も検索順位に反映されるようにプログラムのカスタマイズをされている様なのですが、この点については別の機会にテーマに取り上げてまとめないとちょっと説明が難しいですね。

 ただ、簡単にまとめると”有益な情報”を”簡潔”に”継続”して発信し続けるコトが訪問者にもSEOにも良さそうです。

 まぁ、いわゆる顧客満足度が”WEBサイト利用満足度“に置き換えられて導入されつつあるといったところでしょうか。

 しかし、こんな感じで検索エンジンも発展していけば、確かにGoogleの目指す利用者との対話型検索エンジンの実現も夢では無いのかも知れません。

 その時は、テクニック的な評価での優劣が無くなり横一列で無数にある情報データから”有効なデータ“が提供される仕組みとなる訳ですから、今のうちに発信している情報の質の向上には企業一丸となって取り組んでいただきたいものです・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。