ホームページ運営に手間と費用は抑えたいという思いに悩む。



ホームページの運営はしたいが、手間や費用は掛けたくないというジレンマ。Web-STYLE(ウェブスタイル)

■”抑えたい”という気持ちはOKでも”結果が出なくても良い”という考えはNGだと思うのですが、皆様はどうでしょうか?

 初めて制作するホームページにあまり手間と費用を掛けたくない。

 まぁ、企業様がそう思われるのも分からなくはない気持ちですね。

 よっぽど予算に恵まれているのであれば別ですが、起業する場合なんは特に出来る限り”初期投資“は抑えておきたいものでしょうし、何かと起業の準備に忙しくてホームページ制作の資料集めや公開後の更新に割く時間も最小限にしておきたいという気持ちも理解できます。

 しかしながら、競合と成る既存の企業ホームページの数や後発のための認知度の不利を考えると”簡易なホームページで結果を出す”というコトが、いかに厳しいというものなのかお分かりとなるコトでしょう。

 十分な状況で企業ホームページの公開が出来なかった、また、公開したばかりで期待もしていないと口にされていても”結果が出れば力を入れよう”という気持ちになるのも人の心理であり、例え誰しも”成功したくない“という理由で企業ホームページを制作したなんてコトは考えられません。

 そこで、今回は逆に考えて”手間”と”費用”を最小限(後回し)にしても成功する可能性の高い企業ホームページについて考えてみようと思います。

1)結果を求めない

 …という訳にはいきませんね(笑)。

 ここで述べているのは、公開後すぐに結果が出なくともビジネスが成り立つというコトです。

 事業計画を初めとする融資の運用や助成金の関係で、プレオープンサイト等の本格的にホームページを運営していく前の土台となる役割を目的とした公開の場合、”結果が出るまで時間を掛けられる“という条件は、強みの一つと考えられそうです。

2)新規顧客の開拓は望まない

 そもそも、SEOの各種手法を駆使して検索エンジンで1番を狙ったり、ネット広告を活用したりするのは”新規顧客”の開拓を目的とするためです。

 基本的に制作していればどんなホームページであってもペナルティを科せられない限り”社名“での検索は可能でしょう。

 ただし、同名の…しかも同業他社の企業様が数多く存在する場合は、これも逃げ道が無くなってくる訳で、ある程度は”手間”をかけてホームページの運営をしなければ、存在していても全く”ビジネスに繋がらない“ものとなってしまうかも知れません。

 正に、ホームページ公開の時から既に”競争しなければならない”という課題が発生しているという訳です。

 これに対する手立てについては”社名で検索させたい”というブログテーマのリクエストがありましたので、そちらの記事を書く際に述べさせて頂くコトとして、今日は話を先に進めていきたいと思います。

 まず、これら”社名(商品名)”や社長様や社員様の名前で検索されたというコトは、下記のような間接的に企業様と接する機会があったのだと考えられます。

 ・口コミ

・営業先

・チラシやメディア等の別媒体の活用

・会社や商品を見かけた

・企業様のファン etc

 ちょっと挙げただけでもこの程度ありますが、社名や商品名で件されている方はそもそもの購買意欲が高く、成約率(受注率)も新規顧客様のそれの比ではありません。

 少しのアクセス数で企業収益の大部分を補えるのであれば、そんなにホームページ運営に力を入れる必要もないでしょう。

3)顧客単価(粗利)が大きい

 これもWEBを活用したビジネスに反して、アクセス数が”少なくても良い“条件の一つです。

 住宅や機械、資格を得るための学校等、高額な金額が得られるビジネスモデルの場合、こういったWEBサイトの活用方法であっても十分な結果だと思われます。

 ただ、商品点数や定員数の余裕があるのであれば、予算をご準備して既存顧客様へ紹介促しのアプローチやネットを初めとする新規顧客の開拓を行うための広告を導入されるコトをお勧めします。

4)IR活動、企業情報発信が中心の目的で、来店誘導以外のフィードバックを求めない

 既にご紹介などでビジネスが成り立っており、これ以上にアクセスや問い合わせが増えても”対応できない“状況で、社内体制も整っていないというのがこれに当たります。

 中には”お客様窓口“といった企業イメージを高めるためにWEBサイトを活用しているケースも多く存在しているようです。

 さて、こんな感じで簡単に例を述べてきましたが、考え出したら別に”手間を掛けなくて良いWEBサイト”の条件がまだまだありそうで驚きました。

 まぁ、長くなるので話はこの辺にしておきますが(笑)。

 けれど、予算を掛けなくても良いという訳にはいきませんので、どれだけ無駄を絞ってどこに優先するかを考えられるかが”費用を抑える“ポイントとなりそうです。

 これらの話を例にご自身で考えられても良いですが、制作を依頼されるWEB業者さんがいらっしゃるでしょうから、そちらにご相談されると良いかも知れません・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。