ネット内にチャージされたままの残金について考えてみる。



僕が入金して使い切れなかった残金は今どうなっているやら。Web-STYLE(ウェブスタイル)

■ネット内にチャージされたお金の残金や副業報酬で振り込みにまで至らない少額のお金を有効活用できないものか?

 子どもの頃に誰もが考えるであろう”日本中の人から1円ずつ集めたらお金持ちになれるぞっ!“というアイデア、冷静になってみれば何らかの”ビジネスモデル”としてあちこちで取り入れられている手法では無いかと思われます。

 例えばビジネスではありませんが、1円と言わず項目に応じて国で実施しているのが”税金”だとも考えられます。

 まぁ、遣り繰りが出来なくなったら安易に増税なんてコトは困りますから、収益と支出についての改善を進めて国民へ還元されているとして今よりも実感できるようになれば良いと思います。

 さて、話を本題へと進めますが、ネット上にチャージ(プール)されているお金はどの程度あるのでしょうか?

 これらの条件に当てはまると考えられるものには次のようなものがあると考えられます。

(1)入金されたものの使用されずに残っているお金

(2)アフィリエイト等のネットを介した副業の報酬で振り込みに至っていない少額のお金

 まず、(1)の例としてギフト券やクーポン券と称される金券でネットにチャージしておくタイプが思い浮かぶはずです。

 最近では、クレジットカードに成り代わってこれらの金券を利用される方の割合が伸びていると聞きますが、消費税や送料などにより発生する端数の金額を失くすコトは難しく、ちょうど数千円ぴったりを使い切れるコトの方が稀じゃないかと思います。

 それは、例えゲームやアプリといったデータ(ソフト)購入であっても、余程計算して利用するか欲しくないものを一緒に購入して帳尻を合わせなければ、どうしても残金が出てしまうというのも当然のコトでしょう。

 今やネットだけでなく、これらはコンビニやファーストフード店、ガソリンスタンド等でも導入されているプリペイドカードサービス(ビジネスモデル)ですが、チャージを繰り返す際も利用しなくなった場合にも残金は気にしていないという意見の割合は皆さんが思っている以上に多いようです。

 想像するに10万人のプリペイド利用者を囲い込む企業様にて約1割の方が平均70円の残金を残したままサービスの利用を停止したとすると”70万円”が再び使われるか、規約や法律に定められた有効期限が過ぎる日を待っているというコトになります。

 次に、記事や動画を発信して広告収入を得るというような(2)の場合ですが、その中に”一定金額”になるまで振り込まれないというネットを活用した副業でも同じように行き場を失くして宙ぶらりんとなるお金が発生しているようです。

 せっかく1ヶ月間がんばって広告ページや情報ページを運営してきて、順調にアクセス数は伸び企業ホームページへの誘導や売上に貢献できていたとしても、その企業様より提示された報酬額が数十~数百円で衝撃を受ける…意外に多いと言います。

 例えば、報酬が振り込まれるのが企業様の規定により1,000円を超えた時点でまとめて振り込まれるなんてコトになるともう…。

 もちろん、その後も孤軍奮闘して結果を伸ばしつつ安定した報酬を毎月得られるようになるまで続けられる方も多いのですが、すっかりやる気が無くなって直ぐに止めてしまう方もまた多いものなのです。

 しかし、これは報酬に対するモチベーションの問題なので誰にも責められるものではありません。

 ただ、こんな形で宙ぶらりんとなった報酬がどのくらいネットの中で眠っているのやら。

 景気が良くなるためにはこういったお金も再び市場に出られるように有効活用できるシステムを考えなければならないのでしょうが、現実問題としては各企業様による管理にて完結しているケースが殆どみたいです。

 ここで思ったのですが、中小企業様においてもこれらのビジネスモデルを導入する上で何か問題があるのでしょうか。

 もちろん、顧客の囲い込み前払金としての対応によるサービス向上に関する話で、ここに他意はありません。

 オープンソースのプログラムを使って顧客管理を行えばシステム構築に問題は無さそうですし、費用も案外と安価でサービス開始のための環境は整えられそうで、競争が激しく安定しないポータルサイトの運営よりもよっぽど手軽に始められそうです。

 まぁ、各企業様が独自でこのサービスを導入するならば、初期段階での売り上げ予測が可能な固定ファンの囲い込みとサービスを利用したくなる実績が必要となるので、そちらの方が大変なのでしょうが。

 ただ、残金目当てで見切り発車のままこのサービスを初めてしまうとあっさりと破たんする可能性も高いでしょうし、資格や法的な問題もあるかも知れませんのでそちらも調べておく必要があります。

 そんなこんなで実際に行おうと思えばしっかりした下調べが必要になるコトでしょう。

 これは僕個人の意見なのですが、某プリペイドカードサービスでは絶対に残金が100円残る仕組みになっているので、これは止めて欲しいと思っています…結局、別の競合系列のサービスを利用するコトにしちゃいましたし(笑)。

 さて、今回は思いつくままに書き連ねてきましたが、複数の副業で得た報酬を”合算“して振り込むサービス(笑)とか、しっかりと考えればニッチなビジネスモデルも思いつきそうですが、それはそれで話が長くなりそうなのでまた別の機会にでも記事にしたいと思います・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。