ガラケー出荷台数がスマホを上回ったというニュースに思う。



スマホとガラケーの両方に対応してこそWEBビジネスなのです。Web-STYLE(ウェブスタイル)

■確かに以前から運営している従来型の携帯(ガラケー)サイトのアクセス数が“0”になるコトは未だに無いですが…。

 このニュースは、国内メーカー(iPhoneやGALAXY等の海外メーカーを除く)による2014年1月の携帯電話の出荷台数について、ガラケーの方がスマホの出荷台数を上回ったというものでした。※ニュースの詳細はアチコチで見つかるので省略します。

 理由として料金プランが複雑だったり、月額の使用料金が高額だったりする関係からも、スマホをガラケーへ戻す流れも出てきつつある…と文末を占められているのですが、先入観無しに考えるならば“そりゃ、そうだろうなぁ。”というのが僕の正直な感想です。

 データはあくまでデータでしか無く、それが文章となり発信されるとなると、そのまま鵜呑みにせず読み取る側として、ここにはどの様な思惑があるのかを考えずにはいられません。

 例えば、読者にこういうイメージ(先入観)を持たせたい等これに当たりますが、僕なりにも考えてみましょう。

 追加データとして、月間のアクセス数が3,000~5,000あるサイトのログを幾つか参考にして平均値を出してみますが、なるべくは客観的に進めていきたいと思います。

 さて、最初に気になるポイントは“国内メーカー”に限って集計をしているという点です。

 ここで記者の意味する事柄は誰にでもお分かりになる点だと思うので割愛するとして、先にピックアップした各サイトのパソコンとスマホによる閲覧等の集計をしてみます。

・企業ホームページ閲覧比率 ⇒ パソコン:スマホ=42.1%:57.9%

・(iPhone+GALAXY):(Xperia等の国内スマホ)=65.7%:34.3%

・iPhone:GALAXY=7:3

 また注意点として、次の点を忘れてはなりません。

・都合上、ガラケーからのアクセスと“(not set)”は除いて集計している。

・月間のアクセス数が少ないWEBサイトほど反比例して“iPhone”と“GALAXY”の割合が少なくなる。

 こう見ると全体のスマホ出荷台数の1/3程度の数とガラケー全体の出荷台数を比較している可能性も十分に考えられる気がしてきました。

 まぁ、僕自身がこんな仕事をしていながら、アプリの数は最小限に抑えて電話とメール、それに更新する企業ホームページの表示確認にしか使わないくらいです。

 どちらかと言えば“ガラケー”と言われる従来型の携帯の方が好きですし…都合上、ガラケーに戻したいが出来ないのでスマホと“2台持ち”の方も周りには増えてきている様に思います。

 そもそも“ガラケー”に戻す理由なんて“電話とメールだけ出来ればよい”という考えが殆どでしょうから、ビジネスの対象となるかは疑問です。

 その証拠にガラケー用の携帯サイトのログ集計も行っていますが、相変わらず“減少”は止まるコトがありません。

 ただ、企業サービスとして携帯へ向けた情報発信を行っている以上、アクセス数が“0”という状況が続かない限り、サイトを閉鎖してPCサイトとスマホサイトに専念するわけにはいかなさそうです。

 とは言え新規で企業ホームページを制作する場合には、“スマホ対応サイト”はPCサイトと同時に制作をしても携帯サイトは制作しないというケースばかりになってしまいましたが・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。