企業ネットショップの課題を少しだけ考えてみる。前編



ネットショップはブランド力や商品力に比例した成長をする。Web-STYLE(ウェブスタイル)

■ネットショップを運営する方法は数あれど、だんだん企業独自のサイトでの販売は不利な現状になりつつある?

 まず、何かしらのデータも見るコトなくWEB運営サポートにたずさわる者同士で“ざっくばらん”に、このテーマについて話してみると独自ドメインによる自社サイトでの通信販売が難しくなってきているという結論にぶつかります。

 その理由を考えるに、ネットショップ…いわゆるオンラインショッピングを行う企業様の数は年々増加しているのが一番の理由で大小様々なショッピングモール(ポータルサイト)を加えれば飽和しているジャンルが幾つも有るだろうというコトは、皆様にも容易に想像できると思います。

 また、エンドユーザーも大手ショップモール利用する方と企業サイト利用を好まれる方との二極化している上に、“購入者”という絶対数は大きく増加しないまま、利用する企業運営のショップサイトを渡り歩き(エンドユーザーの浮気)、一企業様のネットを介した収益が分散しているというのも大きいようです。

 今や資本力の有無によってオンラインショップに新規参入する難しさが異なると言っても良いでしょう。

 サービスを提供する側であるはずのポータルサイトですら日々の中で参入と撤退が繰り返されており、小規模の内であれば撤退できたもののそれも叶わずに、収益が出ないままに運営しているだけになってしまっているという問題もWEB業界ではよく耳にします。

 そもそも“オンラインショップを運営する上での成功事例”はどれを聞いても同じだと皆さんからもお聞きするように、多少の順番が違っていてもすべきコト、利用すべきサービスは売り上げ状況やその時折によって決まっているものです。

 もちろん、これは前提として商品やサービスに魅力や独自性があっての話ですが…今や商品(サービス)の“魅力”無しにオンラインショップ成功への道はスタートできないと言っても過言ではありません。

 同様に僕たちの仕事でもサイトを育てるための提案する上で、ステップアップのタイミングを計るために売上別にグループ分けをして、現状の強みと今後の改善点をチェックしているのですが、それだって“商品力(ポテンシャル)”がどのくらいあるのかが重要となります。

 アクセス数を伸ばすなんてコトは広告やSNS、リアルでのネット誘導といった手立てが幾らでもあるのですが、商品(サービス)力だけは小手先による効果的に見せる手立ての導入やキャッチフレーズよりも、独自性や魅力、または積み重ねてきたブランド力に大きく左右されるというのが現状なのです。

 まぁ、これ以上この話をしていても今回のテーマからは反れてしまいますので、ここからは簡単にまとめて述べますがネットショップ運営で成功するためのポイントを大きく分類するならば次の3点に絞られるでしょう。

1)WEBサイトでの取り組み(集客演出)

 いわゆる集客(アクセス数)とリピートに繋げる演出の充実度を言います。まず、サイト構成を整えてナビゲーションの向上と画像やテキストによって賑わいを出すなんてポイントはよく言われている話です。

 また、ここでは新規顧客を取り込むための“集客”を第一に述べていますので、ネットへ繋げるための自社の取り組みとして考えられるDMやポスティング、ポイントカードなどリアルで行われる様々な手立ても対象となります。

2)社内での取り組み(顧客対応)

 問い合わせに対するレスポンスから商品発送に対する社内体制までの全てを含みます。リピーターを獲得したいのであれば、自社サイトで掲載されている以上のサービスを実感していただく演出が大切です。

 また、商品の包装やお礼状、他商品の案内や口コミを狙った情報など“顧客満足度”に繋がる点も競合のショップと差をつける比較ポイントとなるかも知れません。

3)他社WEBサービスへの取り組み(外的要素の有効活用)

 ネット広告やモニター募集、各ポータルサイト、中には“ランディングページ”といった他社サービスと連携して相乗効果を狙った手立ても多くありますが、ほとんどの場合は“使いこなせていない”というのが現状です。

 折角、費用を掛けて導入する手立てなのですから余す所なく使いこなすコトが大切なはず。

 何だかんだ言ってもWEBサイトの有効活用というものは、細分化していけば“失敗しない7つの手立て”とか“成功するための10のポイント”とか掘り下げていくコトは可能ですので、いずれまた別の機会にこの点は記事にまとめたいと思います。

 しかしながら、最近のブログ記事は文章が簡潔になるどころか逆にどんどん長くなっている気がしますね(笑)。

 書き終えてみたら今回も長文の記事になっていたの半分辺りになるここらで一旦区切って残りは後半へ続けるコトにしましょう・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。

 後編を公開しました。ブログ記事はこちらから。