ホームページのデザインを考えるコトについて考えてみる。



外的要素によるWEBデザインの仕様ではなく考えるポイントの話。Web-STYLE(ウェブスタイル)

■ホームページのデザインと言っても仕様では無く“公開デザイン”前の状況について考えてみたという話なのです。

 1月は“行く”、2月は“逃げる”、そして3月は“去る”なんてコトを申しますが営業稼働日数が少ない上に、3月が年度末の企業様、更に今年はWindowsXPサポート終了や消費増税の問題があって、いつも以上にご相談が立て込んで忙しくしております。

 そんな訳で今日はちょっと時間が無いのですが、既にいつもの更新時間は過ぎていますし“さらっ”と頑張ってみましょう。

 さて、パソコンやスマートフォンのデバイスに関わらず、最近やたらとホームページデザインラフを作成する機会が多い僕なのですが、自分で作っていて今までと“デザインの傾向や雰囲気が違ってきたな”と実感する時期があり、今はちょうどそんな頃合いに着ています。

 もちろん仕上がりの出来はデザイナーには敵いませんので、どちらかと言うと“レイアウト”や“色使い”等の画像の選択やバナーのサイズや配置、テキストや画像それに余白が占める割合を決めているという方が正しいかも知れません。

 以前、ずいぶん昔にGoogleの方と“バナーは1ピクセル単位での配置がイメージを左右するコトもある”とお話を伺った経験もありますが、そんな専門的なものでは無く今回は“見た目の印象”や“ファーストビュー”という話に近い気がします。

 しかし、サイトの見た目は相変わらず“泥臭く親しみ易い”や“奇抜なインパクトあるもの”を希望される企業様は多いです。

 けれど、泥臭くとはいってもここ最近では“手作り感”のあるデザインがイコール泥臭いではないようです。

 やはりある程度の見易いスタイリッシュなデザインを整えなければ、目の肥えたエンドユーザー様に受け入れてもらえず企業様の期待する結果には結び付かないとさえ言われています。

 それは企業ホームページが飽和する現在、ファーストセッションである企業サービスの利用や商品の購入をしても良いかを判断する材料として、WEBサイトのデザインにより最低ラインの“安心”と“信用”が持てるか判断するところが大きいからです。

 そう言えば、初めて会う人の印象も“見た目が八割”というデータが有ったような…。

 それだけ世に出ているホームページの“デザイン”の質が高くなってきており底上げされ、デザインの素晴らしいものが増えてきたというコトなのでしょう。

 ただ、あくまでWEBサイトの制作においてデザインを重視するかの優先順位は、依頼をする企業様の判断によるところが大きく、各WEB企業によって自社の強みからデザインを売りにしているかどうかとは別の問題になってしまったとも言えるようです。

 しかしながら、デザインはレイアウトやソース、コンバーションレートやSEO等の多くに広く関わっており、無視できるポイントではありません。

 もっと細かく追及していけばデザインを無視したホームページ制作はあり得ないという極論の話にもなってしまうのです。

 まぁ、企業様によってはデザインでまとめずに細分化して提案した方が良いですし、デザインと一括りにして話を進めた方が良い場合もあるので、ここでは深く考えずざっくりと話を先に進めていきましょう。

 なお、奇抜なデザインのサイトについてですが、なぜか“ブランディング力”と“信頼度”が比例しているというデータもありますので注意が必要です。

 こういった依頼の場合には、“奇抜”と言っても“度合い”がありますし、WEBサイトを制作する企業側としてもすんなりとお客様の要望を受け入れるのではなく、企業様の地域密着度等を考慮して判断材料と共にデザイン案を提供したいものです。

 簡単に言うと“ブランド企業様”が奇抜なコトをすると“格好いい”って話題になるのに、一企業様が奇抜なデザインをホームページを持っても“怪しい”と思われる方の割合が多いという話なのですが、中には話題性を持ってその企業様のサービスや商品がブームになるコトもあるので悩みどころだと思います。

 この辺の選択は“博打”に近いものがあるかも知れません。

 もちろん、これらの話はユーザビリティ(使い勝手の良さ)は考えた上という前提で話をしていますのでご注意を。

 最後に僕の場合ですが、企業様の目的や制作サイドの強み等いろいろ考える点はありますが、次の様なポイントを意識しながらレイアウトを考えるように最近は気を付けています…あくまで軽い気持ちでご覧ください。

・画像の大きさ

 見ている方への効果を予測して、大きく表現した方がイメージし易ければ大きく、数を並べた方が実績を効果的にアピールできるならばサムネイルを並べるといった具合です。

 また、“専門的”な画像を中心に使っているWEBサイトも数多くありますが、ターゲット層によっては逆効果だと言われている点も気を付けておきたいものです。

 専門的な機器と解説よりも、利用する際の“雰囲気”を伝えるためにスタッフの方や利用者の方の楽しそうな画像を前面に押した方が結果に繋がるコトもあります。

 伝えるのが設備や商品(サービス)なのか、企業様やスタッフ、利用された方の喜ばれているものなのか…そのどちらも掲載するとしても順番によってイメージは大きく異なるものです。

 そう言えば、よく言いますよね“懸賞ハガキの当選ポイント”は、最初に褒めて次に注文、そして最後にまた褒める…結局、ターゲットは人なのですから心があり、印象に強く残して貰いたい部分は情報発信側で気を付けねばなりません。

・色数

 昔はメインカラーとサブカラーで制作するというのが一般的だと言われていましたが、今は先入観を持たずにケースバイケースで考えるコトが大切です。ただし、企業カラーがあるのであればそれが伝わるコトは大切だと思います。

・余白

 この余白についてが全体のイメージを左右するというコトもあって一番意識しているところでしょうか。窮屈なデザインは企業様やその提供するサービスや商品まで窮屈な印象を与えるようです。

 パソコンで開いて見れる範囲を1ページとしてテキスト重視のページを大きな画像で文字の集まっている部分を分散させます。

 その結果、余白や行間も相まって同じ内容のままであってもページが元の3倍の長さにまでなるコトさえあるのですが、その方が一気に見てもらえるようになるみたいです。もちろんSEOについての心配も1ページ1テーマであれば問題ありません。

 こういった考えは、チラシデザインの作り方に近くなってきた気がします。

 おそらく、パソコンやスマートフォン等のデバイスが増えてホームページの閲覧が身近になったコトで、他のメディアとのデザインの平均化ランディングページの発展が原因の一因になっているかも知れません。

 まぁ、詳しくは別の機会にテーマに取り上げるとして今日はこの程度の話で流します(笑)。

・ファーストビュー

 このポイントは今も昔も重要視されていますが、特に最近ではスマホサイトにおけるファーストビューがより重要です。最初の画面で何を見せ、数秒で目的を伝える…限られた画面だからこそデザインによる差は大きく出てきます。

 この辺りもいずれテーマにしたいものですね。

 さて、今回は作業の合間に考えをまとめる意味合いもあって予定していたテーマを変更して“当たり前”の話を記事に書きましたが、詳しく書こうと思えば数回に分けないと難しそうです。

 ですが、偶にはこんな風にデザインについて軽く考えるのも“あり”というコトで、明日からはまたテーマを絞って記事を書いていこうと思います・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。

 …しかし、毎度のコトながら丁寧に書こうとすると文章が長げぇ。