ホームページを所有する企業様の思いについて考えてみる。



そもそもホームページの運営だけに全身全霊をかける場面もないものです。Web-STYLE(ウェブスタイル)

■いろんな企業の経営者様や担当様の話をお聞きしますが、自社サイトを有効活用したいという思いは共通しているものなのです。

 企業様にとって今やホームページを所有するコトはビジネスを行う上で必須であり、所有する以上はどうやって企業の利益に繋げるかというのが一つの課題となっています。

 ただ、自社ホームページを初めて制作する、何度も試行錯誤しながらリニューアルしているといった状況の違いや世代格差によってパソコンについての可能性、もしくはインターネットについての“理解”や“期待”の度合いは異なってくるようです。

 この認識のずれが企業様の“過度な期待”とホームページ制作企業側の“無茶な要求”という立場の違いからの衝突となり、先々でトラブルに発展していくというケースも少なくないようです。

 ただ、共通認識が出来ていない上でのトラブルというものは、どちらの立場になって考えたとしてもWEBに関する知識の認識や理解レベルの幅が大きく、それがまたトラブルの原因における根源となっている場合も多く“百種百様”とさえ思える行き違いは、簡単に解消できる問題ではないのでしょう。

 そこで、今回はWEB運営サポートを行う上でヒアリングして感じた企業様の思いを幾つか例に挙げてみたいと思います。

1)自社ホームページのアクセス数について“多くなくても良い”と“多い方が良い”

 これは経験を積んでのリニューアルや新規起業の方とインターネット普及時期にホームページを制作されて運営を続けられている方(もしくは公開したままであまり更新されない方)で大きく意識が異なるようです。

 前者の方は“単にアクセス数が多いよりもビジネスに繋がる割合”について意識される方が多く、後者では“アクセス数が多いほど良い”という意見の方が目立つように思います。

 もちろん、アクセスも購入率のどちらも多い方が良いのでしょうが、ここでは“どちらに重点をおいているか”の話だとご理解下さい。

 当サイトではいつもの如くどちらが正しいという話はしませんが、飽和しているホームページの数に広告予算や運転費用を掛けずアクセス数と購入率の両立をさせていくコトは難しく、前者である自社に合ったWEBサイトの運営を考えられる方が増えてきています。

 逆に、後者の方は何よりホームページへの誘導の手立てとして“SEO”を重視する傾向にあるという共通点があるのも面白い点です。

 しかし、だからと言ってアクセス数が増えていくコトのみに対していつまでも満足される訳では無く、結果が伴うアクセス数のアップを求められる企業様が増えてきており、最終的な目的は“企業利益への貢献”と本当は同じなのかも知れません。

 これらの企業様の割合はまだ3:7といったところでしょうが、今後は徐々に“費用対効果”や“適材適所”といった企業ポジションに合わせたWEBサイトの活用を考える企業様が増えていくのではないでしょうか。

2)ホームページへの期待で“リアルと同じ程度の収益を上げたい”と“期待してないのであれば良い”

 企業でホームページを所有する以上、閉鎖的に検索エンジンへの反映を制限して結果を出したくないというコトは皆無です。

 もちろん検索エンジンに反映させたくない、アクセス制限を掛けたい、問い合わせには対応できないので一方的な情報発信に止めたいといった一つ一つの手立てを別々に考えれば、これらは全て企業戦略のための手立てなのでしょう。

 これらは決して“結果を出したくない”という意味ではありません。

 まぁ、大抵の場合は言い回しが違っていたり、本音を濁していたりであり、意味合いは次の様なものだと考えられます。

・ホームページを公開して直ぐに結果が出ないコトは理解している。

・本格的な活用では無く、まずはWEBサイトの運営を初めて社内体制を整えたい。

・現在は、口コミなどで受注は潤っているので、WEBからは問い合わせに止めたい。

・既存顧客や口コミの方への情報発信が目的なので、WEBサイトからの受注はしない。

 う~ん、他にもいろいろと思いつきますし、細かく考え出したら理由には限が無いですね。

 しかしまぁ、とりあえずの理由はこんなところでしょう。

 要するに現時点で企業ホームページからの“収益は求めていない”けれど“企業貢献”には期待をしているという訳です。

 他にも“検索順位へのこだわり”や“予算や手間をどの程度までなら取り組みたいか”等、企業様がどんな話をされているかをまとめて書きたいと思いテーマはありますが、ここまででも文章が長くなってきましたので続きはいつかまた取り上げたいと思います・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。