ホームページに掲載する画像について考えてみる。再び



しかし、全てにこだわり出したらモノの完成は成し得ない?Web-STYLE(ウェブスタイル) 

■今回は、笑顔の写真とかプロの撮影といった話ではなく、単に表示しているサイズを考えようという話なのです(笑)。

 今までのブログ記事においても、ホームページにはどんな画像を掲載するのが効果的か、GIFアニメなど視覚的に目を引くには・・・というテーマで定期的にですが考えてきました。

 もちろん、今後もこのテーマは話題に取り上げるとは思いますが、WEB業界でのデザインの主流時代の仕様によって、こうした方が良いという考えは変化しているコトだと思います。

 いつも述べてますが、ネットで配信されているものに、ある程度の割合で間違っている情報が存在するというのは、意図的でなくとも時間を経て変化するコトで結果的に“今は間違い”となっている場合があからで、その辺はご了承の上でご覧下さい。

 では、なるべく前とは内容が被らないように話を進めていきます・・・って、何を書いたか覚えてないかな(笑)。

 さて、素直にホームページの画像というと商品画像や施工画像などが思い浮かびます。

 よくあるのが“下記の画像をクリックすると拡大したものをご覧いただけます”といったコメント共に“Lightbox2”等のプログラムによる演出を用いた表現の仕方でしょうか。

 ただ、すべてのOSやブラウザ、またそれらのバージョンの違いにおいて同じ演出で見せるというのは不可能なものです。その多くには推奨するシステムがあり、今は良くとも時代の流れにより、いずれ不具合が生じてしまうものなのかも知れません。

 ちなみに、この画像の拡大についての演出ですが、全ての業種において有効な演出かというと実はそうではなく、業種によっては、だんだんと使われなくなってきているという状況でもあります。

 ホームページの数が飽和してくれば、企業の目的を達成するWEBサイトにするためデザインや演出は試行錯誤されながら改善されていくものです。

 最近では、ランディングページという広告のためのインパクト重視だったり、商品やサービスの魅力や要点をまとめたページも多くなってきており、1ページにおいて効果的に情報を詰め込み、分かりやすく表現するかが購買意欲を高めるポイントだとも言われています。

 そのため、通販目的でない企業ホームページにおいて掲載する商品や施工の画像サイズが大きくなっていくという変化が最近多くみられるようになってきました。

 そもそも拡大しなければ魅力が伝わらないなら、最初から大きな画像を表示した方が良いに決まってます。

 ホームページに掲載する画像を小さくしているメリットは商品一覧のように“数を並べられる”という点で、むしろ魅力や強みが伝わりにくいという点ではデメリットの方が大きいとも考えられていました。

 確かに、商品点数や施工実績が多く画像で並べられているというのは圧巻であり、企業の信頼性を高めるといった効果は見込めるようです。

 しかし、今や並んだ画像をクリックして大きい画面を表示されただけではエンドユーザーの“買いたい”、“体験したい”とった気持ちの欲求を盛り上げていく手立てとして十分ではないのでしょう。

 例えば通販サイトにおいては、今までの様にサムネイルの小さな商品画像が並んでいる一覧表示で企業のイメージを高めつつ、クリックした時にはそれぞれ対象となる商品の大きな画像を効果的に用いた特集ページが開き購買意欲を高める・・・そんなページ構成が良いようです。

 こう考えると別にクリックして拡大画像を開く意味合いは極端に弱まります。

 これからの検索エンジンでは、過度なSEOが逆に不利になると言われていますし、自然言語による検索エンジンへの有効なアプローチ方法として、また、ターゲット層のお一人お一人と繋がるために“事例集”のページを制作が重要になってくるかも知れません。

 企業様がWEBサイトを企業利益に繋げるためには、どうしても訪問者の興味関心を惹かなければならない訳ですが、そのために“視覚的アプローチ”の手段は外せません。

 少し前までは、画像よりも動画を埋め込んだ方が効果的だと考えられていたようですが、ストリーミングサーバーの利用料が安価になり、動画サービスが充実し、アチコチで簡単に設置できるようになり飽和すると目新しさだけを狙ったサイトでは効果が見られなくなってきました。

 当然、動画を無理やりに設置する企業サイトは減ってきたようです・・・もちろん、絶対数ではなく割合の話ですが。

 それでも有効に動画を設置しているサイトは今もまだ多く存在しています。

 やはり、画像ではなく効果を考えて動画であるべき表現は強いようです。

 同様に画像にも効果的な活用方法が存在しており、今はページ毎の目的に最も適した画像サイズを追求するコトが大切なようで、検索エンジンのアルゴリズムによるホームページの評価は考えないとしても、テンプレートなホームページはエンドユーザーへ投げかける魅力に欠け、結果の出にくいものになってしまうのかも知れません。

 もしかしたら、画像のサイズを変えただけで結果を出せるのにといったポテンシャルのある企業ホームページがたくさん眠っているのかもと考えると勿体ない気がしてならないですね・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。