ホームページ制作会社や保守について考えてみる。
- 2013年07月30日
- ホームページ有効活用
■制作会社と運営サポート会社の敷居が無くなり、いずれは統一されていく・・・というコトはない?
夏は苦手なんであんまり文章を考えるのはちょっとなぁ、って思いつつ今回はホームページ制作会社の“更新保守”や“事業内容”について記事にしてみようと思います。
・・・と、何となく昨日の記事の続きみたいな感じもしますが、弊社のような“運営サポート会社”と業務内容が統一されていくのかどうかを僕なりに考えてみるので少しお付き合いください。
そもそもホームページ運営会社のランディング契約は制作会社のそれと比較して高額です。
もちろん専属契約の社員を雇ったり、“経営コンサルティング”等の契約にかかる費用と比べればそうでもないのですが、これらとの比較は今回のテーマとは外れてしまいますので別の機会に記事にしようと思います。
では、ここから本題に入りましょう。
弊社のようなWEB運営サポート会社へ企業様が問い合わせをされるきっかけというものは幾つもあり、多い意見には次の様なものが上げられます。
・ホームページの更新保守契約はあるが担当が短期間にころころ代わり有効活用できてない
・電話だけの遠隔対応で何をして良いか分からない
・ホームページの新規制作やリニューアルをしたい
よくよく考えると上記の内容は別に“WEB運営会社”でなくとも可能な要望が多く、依頼する企業側からすれば“制作会社”と“運営会社”の住み分けは出来ておらずビジネスを行う上で“競合”になっていると言わざるを得ません。
もちろん、弊社では口コミによる新規契約であるため、事業内容をご理解の上で“ご紹介”頂いてますが、一般的なケースでは他にも“月額の保守料金を下げて経費削減をしたい”という意見もあります。
しかし、中には“あえて”運営会社の話を聞きたいという方もいらっしゃいます。
それは“WEBの運営を行う上でいろいろな提案をして欲しい”という企業様の要望です。
別に、制作会社が提案できないというコトではなく“提案に強い企業”も多いと思います。
ですが、制作と更新サポートをビジネスの柱としていては、安価で提供している月額保守の中で人まで割くコトは利益を追求する企業としても難しいというのが実情だと思われます。
また、ここでいう“提案”とはサイトの“作り”に関する技術的な強みではありません。
ホームページを運営をしていく上で、企業へ貢献させるためにどう活用したら良いかという要望に対するアイデアと手立てが欲しいというもので、単独での契約ばかりでなく制作会社とクライアント企業様の間に入ってディレクションして欲しいという契約も多いです。
更に、WEB運営会社は“更新”も運営サポートの一つであるため、それに対応できる社内体制は整っており、費用対効果に満足し保守契約いただければ、提案から更新まで全ての対応が可能という企業が多いのも特徴だと思います。
では、制作をメインとしたWEB会社は、企業の存続が難しくなっていくのでしょうか?
そうではありません。
もし、厳しくなっていくとすれば制作会社や運営サポート会社に関係なく、求められる“サービスの品質”に対する飽和した“企業の淘汰”だと思います。
例えば、CMS(自動更新プログラム)やブログ等のツールにより自身での更新ができる環境が整ってきていて、自社運営を希望しホームページの制作だけを相談されるケースも多いと聞きます。
“WEB運営会社”なら制作だけという依頼は断るだろうから共存できるという話ではありません。
運営会社は、お客様に対し“運営サポートの必要性”を一緒に提案するものだからです。では、やはり制作だけのWEB会社は存続が厳しいという結論になるんじゃないか・・・と思われるかも知れませんがそれは違います。
まず、多額の費用をかけて最新のシステムを導入し、ホームページの更新も自由に出来たとしても“更新しない人”はしないものです。
現に、大手ショップモールへの商品の追加や削除、管理一式を業者に丸投げしている企業様も数多く、その割合は皆さんが予想される以上だと思います。
次に、インターネット業界の特徴なのですが、技術の発展や新システムの導入や入れ替わりが激しいため自社で対応し続けるというのは、本業である業務に支障をきたすというリスクも伴います。
最近では、大手企業に限らず自社でホームページ運営チームによる活用のノウハウ蓄積を行い、作業だけを外部に受注する企業様も増加しているようです。
これは何となく営業をフリーランスで行い制作は外部に振るというビジネスモデルに似ている気がして、こちらの方がもっと大変じゃないかとも思うのですが・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?
いやはや。。