相手の立場になってホームページ構成を考えてみる。



ターゲットと企業の目的を理解した上でサイト構成を考える。Web-STYLE(ウェブスタイル) 

■サイトのデザインや構成が提供側の自己満足になっては“良いホームページ”は出来ない?

 いきなりですが、皆さんが舞台に上がるアーティストやエンターテナーの方々において“プロフェッショナル”として選ばれる所以となる条件は何だと思われますか?

 もちろん、100回の舞台で100回とも失敗しないというコトは素晴しいと思いますが、僕が考える第一の条件は“100回の舞台で100回楽しませる”というコトです。

 コンサートやショーにおいては、マイナーでプロ受けしそうなものでも“自分がやりたいもの”を演奏、実演する方とお客様にとって“興味もってもらえそうなもの”や“広く知られているもの”をプログラムに入れる方がいますが、それぞれのスタンスと評価の関係はとても興味深いものです。

 案外、上記の例は講演会やITセミナーで狙いにより演題を変える状況によく似ています。

 また、プロが認める演奏家は“自信家”や“変わった人”が多いという話を聞くコトがありますが、実は有名になっていくかどうかにそういった類の条件はあまり関係なく、全力で“俺の歌を聴けぇ~っ!”というステージを行うか“どうせ今日の客は分からないだろうから”と手を抜いて行うかが適正または過小評価となり本人に跳ね返っていくのではないでしょうか?

 まぁ、“コネ”とか“家柄”、“華”があるとかの付加的要素は別の話として考えていますが(笑)。

 あらら、ここまで全くホームページの話と関係ないと思われるかも知れませんが、クライアント企業様に適した“良いホームページ”を制作し、提供するという点においては、これらが大切な考え方だと思います。

 サービスを提供するWEB企業の都合ではなく、相手の立場になって考えるコトが強いては選ばれ“生き残れるWEB企業”への成長にきっと繋がるのでしょう。

 ここで歩行者と自転車、自動車を例に考えてみます。

 事故が起きそうになった場面、“自分に非があるコトを認める”よりも先に思わず、それぞれ立場で相手の何処が危なかったというコトを述べる方が多いと言います。

 これは、条件反射的な心理なのでしょう。

 事故でなくとも、歩行者が横断歩道でないところを横切って危ない、バイクが車の間からすり抜けてくる、車が夜間に無灯火運転している・・・。

 しかし、これらの問題って考え方によっては、各ターゲット別の商品やサービスを開発するコトで、新しいビジネスモデルが作れそうでもあり、チャンスが転がっているような気配がします。

 今回のテーマである“相手の立場”になってホームページを考えるというコトは、クライアントの目的を企業の立場になって考える、ターゲット層の立場になってナビゲーションやデザイン、サイトの内容を考えるというコトです。

  未だに新規WEB企業・・・特にホームページ制作会社として独立起業する方は多いです。

 競争が激しくなるWEB企業では、一方的な都合でテンプレート等による大量生産をしていては新規企業との受注開拓を続けていくコトは難しいでしょうし、ビジネスモデル自体が古く、“後発の不利”は拭い切れません。

 アイデアがあれば今回の話はあまり重要ではないと思われる方もいらっしゃるかも知れません。

 しかし、これらの考え方は目立つ企業としての付加価値にはならないにしろ、口コミで選ばれる条件としては“重要”だと考えておいた方が良い点なのです。

 WEB企業というものは、受注する際の営業のアピールにおいて自社のノウハウを元に“現時点のホームページや企業の問題点”を指摘しがちになると言われています。

 そのため“実は意味が分からない(説明不足)”、“最初のイメージ画信用できない(過度な自社アピール)”という悪い印象を持たれている企業様も多いとも聞きます。

 まぁ、若い会社が多い業種という点では仕方ないのかも知れません。

 ですが、業界全体の発展を考えるならば是非、高品質のホームページ制作というサービスの提供ができる企業が少しずつ増え、後発のWEB会社にに良い影響を与えていって欲しいものですね・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。