初期費用を抑えたホームページ公開までの準備期間を問う?
- 2013年05月27日
- ホームページ有効活用
■2~3ヶ月後に新規ホームページを公開したいのなら、追加費用は考えておくべきなのです。
“時は金なり”という言葉は、時はお金と同じように大切なので無駄にしてはいけないという意味らしいですが、WEBにおいては時間と費用の“等価交換”という意味合いが強いようです。
カテゴリ登録など、サイト運営において有効だと思える手立ては、早めに実施して長く利用する・・・これは、もっともホームページを企業貢献させるためのポイントだと言われています。
ただし、同時に費用対効果が見込めない、先々発展が見込めないサービスだと判断すれば、企業に不利益が生じる前に撤退する判断も大切になってくるというコトを忘れてはいけません。
“WEB”は先行投資という一面を持ち、これが一人歩きして“ホームページは何かと追加費用がかかる”といった印象を強めているようです。
このように新規アドレスでホームページ制作をする場合、“制作予算”やその後の“運営費用”は企業様にとってイメージをしやすいと思います。
しかし、ホームページのボリュームとは関係なく発生する予算もあります。
それは依頼から公開までに残された期日がどのくらいなのかによって金額が左右される費用であり、怠るとホームページ公開後に“企業名”でも検索できない期間が続きます。
一般的にホームページ制作の問い合わせは、店舗の出店や起業の期日が決まっているものの“そろそろかな”という曖昧なタイミングか“直前になって”ご相談いただく機会が多いと聞きます。
弊社のように運営サポートの企業では、ご提案の中で新規ホームページの制作が決まり、計画的に進めて参りますので、あくまで新規で制作会社へ依頼をしているというケースで考えましょう。
お店のオープン時に公開したホームページの検索ができず、何とかならないかと相談いただく企業間トラブルもあるという点については先の記事に述べた通りですが、今回は各企業の問題は無いものとします。
つまり、制作企業は説明責任を果たしており、スケジュール通りにホームページ公開できているという訳です。
制作会社は納品によりその義務を完了し、その後の運営を企業側に委ねているものとして、ホームページがヤフーやグーグルで検索できないからといって制作会社に責任があるとは言い切れません。
もちろん、どこまでが制作企業のサービスと考えるか、ホームページが公開目的やその後の運営も考えて作られているのか・・・各企業によって品質の差はあるでしょう。
また、受注と同時に更新保守などのランディング契約があれば取り組む姿勢も違ってくると思います。
ここでは、そういった契約も無いものとしますが、できるだけ初期費用を抑えてホームページの制作を行いたいと考えた場合は、少なくとも半年以上の期間が欲しいと思います。
・・・と言っても、ホームページの制作期間として半年欲しいという訳ではありません。
企業様で判断される場合、店舗の画像や商品、その他の資料が準備できたタイミングでホームページ制作を依頼するというケースが半数にも上ると言われています。
そんな中で、半年以上前から新規にホームページ制作を行う企業を探すというコトは考えにくいですし、3~4ヶ月前にご相談いただいたとしても早い方じゃないでしょうか?
場合によっては、簡単なもので良いから来月までにという依頼も少なくないようです。
そういった意味では、看板やユニフォーム、名刺などの製作を終えてから、ホームページの制作もそろそろかな・・・といったところなのでしょうか(笑)。
確かに、ホームページ制作そのものは、その内容にもよりますが1~2ヶ月程度で可能です。
しかし、最低限のロボット巡回の設定を行ったとしてもカテゴリ登録などの予算を全くかけずに、オーガニック検索(一般的なキーワード検索)できるようになるまでは、多くの時間がかかります。
リニューアルでも最近では4ヶ月程度は検索順位が落ちたり、検索できなくなったりするのに、新規取得ドメインでのホームページ制作なら尚更です。
エイジングフィルター等のクリアしなければならない“時間”があり、最近では新規公開後の1年近くは検索において不利だと考えておいた方が良いとも言われています。
ホームページ制作を依頼される企業様は、専門家でないのですから仕方が無いのでしょうが、ホームページは看板や店舗と違い、リアルな世界には実在しないものです。
看板等も“その場所”を通らないと見てもらえないという条件はありますが、ホームページは検索可能にするための“手立て”が必要なのです。
そして、選択した手立てによっても有効になるまでに“時間”が異なります。
つまり、アドレスの取得からホームページ公開まで半年以上の期間を持って計画的に取り組むコトが出来ないのであれば、“費用”をかけて“時間”の短縮をしなければならないという訳です。
それこそ、ホームページに関する初期投資を“最低限”にまで抑えたければ、1年以上前からスケジュールを立てなければならないというコトになるのですが・・・。
なかなか起業や店舗の拡大が、1年以上前から計画的に実施できる企業様も少ないというのが現実な訳で・・・そう考えると、そもそも“ホームページ制作費用”だけで公開するコト自体が難しいと言えそうです。
ほとんどの企業様は“ちゃんと説明してもらえれば必要な費用は出した。”とお聞きします。
そう考えると、必要な予算を説明して企業判断の材料をきちんと提案できるWEB企業こそが、信頼して紹介できる企業だと言えるのかも知れませんね・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?
いやはや。。