WEBのエイプリルフールネタについて何となく考えてみる。



エイプリルフールに企業参加する際にリスクは無いのか?Web-STYLE(ウェブスタイル) 

 

■弊社がエイプリルフールネタに参加が出来ない理由・・・別に、忙しいからじゃ無いのです。

 4月1日エイプリルフール、この日だけ限定となるホームページのトップ(インデックス)を制作して公開している企業サイトも少なくないようです。

 そうは言っても、全体の数%にしか満たない企業サイトにおいてのイベントであり、一時期ほどの話題性は無くなってきているという印象は否めません。

 ただし、エイプリルフール参加企業として恒例となっている場合には、ニュースサイトなどの場で紹介されていたりするようで、“エイプリルフール まとめ”と検索すれば多くのサイト情報を見るコトができます。

 また、弊社においても“今年は参加しようかなぁ・・・”とも思ったりするのですが、結局は毎年そう思うだけで終わっています(笑)。

 ビジネスにならない?

 今年は特に“いつやるの? 今でしょ!”絡みのネタが凄く多かったようですが、こういうのって時代の流行にのるコトと自身の持つセンスが必要なんだと思います・・・不思議なコトに真似しても笑えないものが多いみたいですね。

 僕なんかも弾けるのが苦手なので、精々4月1日にネタ記事を公開しようかと思う程度なのですが、他社のネタの中にも“ほう”とセンスを感じさせられるものから、見ていて恥ずかしくなるものまであり・・・敷居が高いのかも知れません。

 こういうイベントの参加も企業である以上、イメージを高めるや前段階として認知度を高めるといった目的が必要です。

 イベント会社や配信するコンテンツを持って企業であれば別なのでしょうが、多くの場合は直接的にビジネスに繋がるケースは稀なはずなのですから。

 さて、弊社が参加しない・・・というか参加しにくい原因となっている理由が幾つかあります。

 皆様においても同じように考えられている企業様もあるかと思いますが、何も考えずにやりたい放題できるほどネットの世界は自由ではないコトを忘れてはいけません。

 つまり、遊びもルールを守って真剣に、リスクヘッジもしなければならないというコトです。

 ・・・両方やらないといけないのが企業のつらいトコだな(笑)。

 特定の企業だから出来るコトがあります・・・例えば、アニメの銀魂の劇場公式サイトですが、4月1日は“ドラゴンボール劇場版ネタ”になっているそうです。

 このような遊びを他の企業が真似しても大丈夫なのでしょうか?

 肖像権や著作権、強いては個人情報など様々な法規ルールでネット世界は成り立っています。4月1日だからと言って、薬事法を無視して良いという訳でもありません。

 いや、そんなコトは十分理解している・・・という方も多いと思います。

 しかし、世界規模で考えたときに“時差”もあります・・・普段は地域をしぼって営業エリアに濃く運営をしているという印象の企業ホームページも、当然ながら世界に向けた発信が前提であるはずです。

 では、キャッシュはどうでしょう・・・その日だけでネタを完全に削除できるのか、サイトから削除しておけば責任は無いのか、今は様々な場所にデータが残されていて不安も少し感じます。

 企業として事件に巻き込まれた際に、ニュースサイトや事例紹介したページのリンクを削除したいという相談を受けたコトもありますが、基本的に一度発信した情報を無しにするコトは不可能です。

 そう考えると明確に、この記事はエイプリルフールネタですと表示しておかなくては、日本でも民事訴訟が増えてきたなと思える昨今、遊び心が企業に大きな不利益を生じさせる可能性は無いと誰が言えるでしょうか? 

 ただし、あまり明確に“エイプリルフールネタです”と表記すると今度は逆に面白みが無くなります。何だか色々と考えると分からなくなってきますが、僕が考え過ぎなのでしょうか?

 どちらにしても弊社は、エイプリルフールサイト(記事)に今年も乗り遅れてしまいました・・・って感じなのですが、こんなコトを毎年繰り返している暇があるのなら、もっと仕事に集中しろって言われそうですね・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。